テイク・ディス・ワルツ

September 22 [Sat], 2012, 22:39
Take This Waltz

幸せな結婚生活を送りながら、久々に感じるときめきに惑わされる。

人生は永遠に続くワルツの繰り返し。ポップな映像と音楽に彩られる、ビターなラヴストーリー。
ユマ・サーマン似の女優、サラ・ポーリーの監督作品。
繊細なラヴストーリーのように装いつつ、人妻の浮気願望(?)と人生の皮肉をちょっとお洒落な感じで綴ってみせた、若手の女性監督に相応しいタイプの作品である。
・・・私的にはけっこう観ていて突っ込みどころ満載のシーンが多かったのだけれど、全体としては女性好みのセンスにまとまっている印象。しかし特には可もなく不可もなく。
夏の物語なのでファッション含め全編映像のトーンが明るく、ポップなキュートさは感じられます。舞台はどこなのか?と思ったら、カナダのトロントだそうで。どことなくノスタルジックな雰囲気も漂う街の佇まいが素敵。

良く映画観ていて思うんだけど、女性の主人公は結構な割合でクリエイティヴな職業につけていますよね。笑
ライターなんてそんな存在するか?しかもやっぱし「本当は作家になりたい」とか・・・。しかもこの夫婦、夫はいつも家にいるし何してんのか?と思いきや、彼もレシピ本のライターだそうで・・・。それもチキン料理の、って風貌にぴったりですがな。
インディーズ映画で安定した活躍を見せるようになったミシェル・ウィリアムスのぽっちゃりあまり美人じゃない感も役柄にフィットしてリアルな雰囲気。

段々と飽きてくる夫婦の異常なまでのじゃれ合いの繰り返しをよそに、実はご近所のアーティストに日々惹かれている妻のマーゴ。実は彼とは飛行機で出会い、そのまま帰宅したらすぐ近所に彼が引っ越してきたばかりだった…というあまりにもな設定。
その他いろいろと、気恥ずかしくなるようなシーンが多かったのは気のせい?(たぶん)
アーティスト気質な男女が交わす意味深な会話にイラっとくるようになってきたのは歳をとってきたせいなのかな。爆

そこから始まる、胸キュン(死語)な出会いの新鮮な高まりと、安定はしているけどときめきはなくなってきた現状との、よくある普遍の葛藤が始まる。
ただこの映画で描かれているのは、人はいつになっても同じことを繰り返す、ということ。新しさもやがては惰性へと変化していく、誰にも止められない。だから冒頭のシーンで、マーゴの隣にいる男性が誰なのか、というその答えが、意外なようでいてでもそれがリアルな人生。同じリズムを刻み続けるワルツの流れのように、人生も流れていく。
永遠に新鮮な気持ちでいられたら、それは奇跡のようなことかもしれないけど。
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