ドライヴ

April 29 [Sun], 2012, 0:42
Drive

昼と夜、天才的なテクニックを駆使してふたつの顔をもつ寡黙な「ドライバー」。隣人の人妻に恋したことを発端に、犯罪に巻き込まれる。

ミステリアスな主人公のクールな佇まいとバイオレンスが交錯する、新世代のフィルム・ノワール?

冒頭、真夜中のカーチェイス場面から、何のこっちゃな感じで始まり最後までいまいち乗り切れないまま終わってしまいました。爆
そんな自分が間違っているかもしれない、何とカンヌ映画祭で絶賛され、監督賞を受賞したという本作。その監督とはニコラス・ウィンディング・レフン。またしても覚えにくい名前。
これはその、『パルプ・フィクション』の時みたいな感じなのでしょうか?
クールでイケてるスタイリッシュなバイオレンス?でも遊び心はない、負の連鎖を描くストーリー。『ドライブ』じゃなくてあくまでも『ドライヴ』なのだから。(?)

ここのところよく見かけるライアン・ゴスリングが寡黙でクール、しかし爆発すると・・・という主人公を演じ、その徹底したクールガイ振りに何となく違和感を覚えてしまう。
だって役名が「ドライバー」ですからね。それなら他の登場人物も「女」とかなのかと思いきやそうではないという。
過去も家族も、すべてが謎に包まれた「ドライバー」。そんな彼が出会った隣人のシングルマザー・・・かと思わせて夫は服役中という人妻・アイリーン。やっとドライバーにも台詞が登場。
二人の会話の間、長っ!しかしひとめでアイリーンに好意を抱いたドライバーは、彼女が勤め先の車工場に現れるとにやけ顔を隠せない。

アイリーン役はこれまた最近活躍のキャリー・マリガン。
こう見ると子持ちでも違和感ない、むしろ老け顔にも見えるのが不思議なカメレオン女優。彼女の夫が出所して戻ってきたことから、エンドレス・バイオレンスの幕開けである。
アイリーンへの純粋な思いから、夫のスタンダード(って・・・)を助ける為に事件に巻き込まれる、というか進んで巻き込まれ型の犯罪もの。ここからが怖いところで、残虐なシーンも次々と出てくるし、ドライバーのバイオレンスに対する別の顔が見えてくるのだ。つまり、前半の寡黙さから一変して、内に秘めた激しさが露出して生き返ったかのような行動を見せる。
ここで彼の背後にあるものを映画の中で一切語らず、想像に委ねているのがミステリアス度(不気味さとも言えるかも)を高める要素でもあり同時に消化不良にも感じるところ。

これはドライヴの疾走感と同じように、語らずに感覚に委ねる映画なのかもしれない。暴力の連鎖、そして救われない結末。主人公のドライヴは、陽の下ではなく夜の闇にまぎれる。
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