【舞台】血は立ったまま眠っている

February 15 [Mon], 2010, 18:00
今年初めての観劇です。
寺山修司の処女戯曲を蜷川幸雄氏が舞台化、とか。

シアターコクーンのチケットメイトで取れた座席としては、いちばんハズレでした。涙
何故?やっぱ○ャニーズだから?そっちの名義の方がいい席なんだろーか。
チケットメイトで取ったのに2階席とはちょっとかなひい。ここんとこいつもコクーンでは1階の前方ブロックだったから・・・。
遠いし・・・つか手すりが邪魔。(・・・)

てことで、今年初めての舞台観劇だったわけですが。
寺山さんの名前はもちろん知ってるんだけど、戯曲といえばぱっと『毛皮のマリー』くらいしか思いつかない(すみません)無知な私ですが、このタイトルには惹かれるものがあったなあ。一度耳にするとシュールなんだけど、劇中での使われ方を見ると何となく腑に落ちる、という。(何となくかい)
時代背景とかも少し知っていた方がより理解できるんだろうけど、内容についてはほぼ白紙状態で観劇したため、ちょっと分からないところも多々・・・(逃)
しかも底辺で暮らす若者たちをリアルに描写しながらもまるで詩を読んでいるかのような台詞の数々は、奇妙なエネルギーが渦巻いた混沌とした空間を作り出す。とにかく、言葉が登場人物のものというよりは劇全体に溢れ出しているような感じ。

てゆーか、セットもすごい独特なの。
鏡を使ってるところはマンネリ・・・っていうかいつもの、って感じなんだけど、冒頭とラストの、街頭の光景を映し出すぽっかり空いた空間がね、あれは実際現実のシブヤなんですか???最初はそうと信じて疑わなかったんだけど、そこから人が流れ込んできた時には???となってしまって。どーゆう構造なんだろう。誰かおせーて。

根本となっているのは、行き場のない状況での怒り(焦燥感?)が狂気にも似た激しさで暴走してゆくその末路・・・ってことなのかなあ。革命を試み、そして崩壊に至る。
物語は大きく二つのパートに分かれていて、テロリストとして活動する二人の若者と、床屋にたむろするチンピラの集団が、時には重なり合いながら、交互に映し出されてゆく。
一方は信念を保ち、一方は暇をもてあましながら、内に収まりきらずに爆発する火種のようなものを抱えてる。
同じ信念で結ばれているからこそ、断ちがたいつながりがあるはずだった二人の間も、他の人間が介入することで脆く崩れる。しかもその相手が愛する姉だったら・・・。

純粋に見えるからこそ、張りつめた糸は切れやすい。そんな良を自然に演じる森田剛くん、18歳はいくらなんでも少々無理がないか?というツッコミも忘れさせてくれる夏美役の寺島しのぶさん。
そして良が慕うテロリストの灰男役の窪塚洋介くんは、とても魅力のある人だな、と思いました。初舞台ということらしいけど、独特のちょっと人を見下したような話し方が舞台ではどうなんだろう?と思っていたものの、灰男のキャラクターのせいか違和感なかったし。それより何より、存在感そのものに雰囲気があるというか、絵になるんですよね。カーテンコールでのお茶目な面も含めて、惹きつける人だなーと思ったよ。

タイトルは寺山氏ご本人のこの印象的な詩の一句から。
「一本の樹の中にも流れている血がある、そこでは血は立ったまま眠っている。」

@シアターコクーン
1月30日(ソワレ)
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