天然コケッコー

August 23 [Thu], 2007, 22:35
くらもちふさこの同名コミックの映画化。どこまでも広がる素朴な自然、ゆるやかな時の流れにほんのりマイナスイオン&癒し効果アリ。

中学生・そよの小さな世界は、少しずつ外の世界へ広がっていく。その前のきらめく一瞬が清々しい、ノスタルジックでかわいい青春物語。
田舎の生活って、どこかテンポが違うよね。ゆったりとしていて、誰も急がない。のどかな自然に囲まれた村では、人々の交流ものんびりしていて微笑ましい。
そんな光景が淡々と繰り広げられるこの映画は、何もドラマチックなことなんて起こらない。でも、そんなゆっくりとしたリズムに身を委ねたくなる、とっても愛おしい映画。
このキラキラ感は春に観た『檸檬のころ』に通じるものがあるなー。あの作品は非常に地味ーーに公開されてたけど(ガラガラだったし・・・)、こちらはなかなか盛況のようですね。なんで?

緑が眩しい豊かな自然の中で、すくすく育つ子供たち。
ああいう光景って、私自身も見慣れてるっていうか・・・あの田んぼの合間にぽつーんと道路がある感じね。
でもその数は小中校合わせて5人・・・その中で年長の美少女・そよ(夏帆)に初めての同級生が出来た。それが東京からの転校生・大沢広海(岡田将生)。
最初だけちょびっとイヤなヤツに見えた大沢くん、特にスカしてるわけでもなく、都会育ちの割りにはすぐ田舎生活に馴染んでます。ちゃんと割烹着も着てるし♪
そよと彼の淡い初恋のお話が、一応メインとしてあくまでワンテンポずれたような天然路線で描かれる。

この二人の感じが、もう可愛くって♪
「ふたりきりになれると思ったから」・・・だとよ!この天然のたらしめー。
「予告ちゅー」の話のくだりとか、そのために代官山で買った(笑)パーカをあげちゃうところとか、しかも予告どおりちゃんと神社に移動してるし!
そよの天然っぷりに若干振り回され気味の大沢くん、っていう構図が基本なんだけど、不器用ながらも少しずつ距離を縮めていくふたりが微笑ましいです。
ベタに笑わせるんじゃなくて、ちょっとした間合いや表情でくすってさせられるんだよね。そんなところも奥ゆかしくて独特の味わい。

生徒たちの交流や、親世代の事情(笑)なんかも絡めつつ、決してイヤな方向にいかないのがいいよね。年頃の女の子同士ではやっぱりお互いへの気まずい感情とか芽生えたりもするんだけど、湿っぽい話にはならないから、安心して見ていられるっていうか。みんな仲間のことが大好きなんだねーって素直に思える。こんな世の中だからこそそんな姿に心がすーっと癒されるじゃありませんか。

夏帆ちゃんは、たぶん今回が初見なんだけど、とってもナチュラルで透明感がありますね。面倒見がよくて、皆に愛される田舎村で評判のキレイな娘、という役どころにぴったり。
そして大沢くんに説得力がないとこのお話は成り立たないと思うんだけど、にゃろめ、じゃなかった岡田くんは可愛いねー。そういえば彼、『アヒルと鴨のコインロッカー』にもちょっと出てたっけ。やっぱ今よりちょっと幼い感じに見えるね。あの癒される笑顔がいいな。スタイルが良いし、今後ももっと映画に出て欲しいです。
そうそう、何気にそよの両親は佐藤浩市&夏川結以という組み合わせです。

初めての上京、進路をめぐるすれ違い。そして失う時に気がつく、大切なものへの想い。
誰の心にも明かりを灯すエピソードが綴られていく中で、いつのまにか心がほっこり暖かくなる。ちょっと時を止めて、耳を澄ましてみたら、ほんとは誰にでも聴こえてくる「音」があるのかもね。
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