星になった少年 Shining Boy & Little Randy

2006年01月23日(月) 11時23分
動物プロダクションを営む一家の息子、哲夢は象の魅力にとりつかれ、象使いになるために単身タイへと渡る。象と共に生きたいと願った少年の物語。実話の映画化。

***
まずは…哲夢役の柳楽くんの演技が本当によかったです。
彼は台詞で表現するというよりも、身体(存在自体)で表現をする感じです。

『象はヒトには聞こえない低周波を出して、遠くの仲間ともうまく交信しているんだよ。象たちはそうやってたくさんたくさんコミュニケーションをとって、仲間に自分のことを伝えられるけれど、ヒトである僕たちは自分のことをうまく伝えられない。』
哲夢がこんなようなことを言っていたけれど、このことが彼にとってとても重要な部分(トラウマ?)であり、だからこそ象という動物への憧れや尊敬の念が強く感じられたのだと思います。

ヒトの感情は複雑になりすぎているのかもしれません。

最後のシーンがとても印象的でした(この映画の一番の見所であったような気がします)。
ところどころに流れる坂本龍一の音楽もエキゾチックで、映画の雰囲気ととてもよく合っていました。
映画音楽には感動を増幅させるものがありますね。

余談ですが、なんとなく、イルカと象は似ているような気がします。


→星になった少年をさがす

あらしのよるに

2006年01月06日(金) 9時37分
きむらゆういちさんの書いた児童書が映画化された作品。
あらしのよるに出会った、おおかみのガブとやぎのメイが「食うもの」と「食われるもの」という葛藤を乗り越えて、友情(恋愛)を育む物語。

***
彼らは周囲の反対を押し切って、他と同じであること(一般的な常識)よりも「大事なもの」を守り通そうとします。
他とは違うことをするのだから、苦労も他とは違うもの。
でも、もしも他と同じことをしていたら、彼らはきっとそれなりに(おおかみならおおかみとして、やぎならやぎとして)穏やかな日々を送ることができていたんだと思います。
その日々を捨ててまで自分たちの信じる道を行くことを選び、かすかな希望に向かって進もうとする彼らの姿にはとても勇気付けられました。

映画には描かれなかった原作のラストはもの悲しいような、せつないような、静かな情景。
けれど、「ああ、よかったね」と彼らに思わず声をかけたくなってしまうような思いも生まれるし、とても複雑な感情が後味として残ります。

彼らの生き方に学ぶべきことはたくさんありそうです。

『恋愛の醍醐味は愛されることではない。
誰かを愛したことで自分が変わっていくのを楽しむことだ』
<きむらゆういち著 あらしのよるに恋愛論>

→「あらしのよるに 恋愛論」をさがす

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