[ローテ]ガブジバコファイヤー

May 28 [Tue], 2013, 17:59
ガブジバコファイヤー


・構成
ガブリアス@こだわりハチマキ さめはだ
183-182(252)-116(4)-*-105-169(252)
ダブルチョップ/げきりん/じしん/ストーンエッジ

ジバコイル@こだわりメガネ がんじょう
145-*-135-198(236)-113(20)-112(252)
かみなり/10まんボルト/めざめるパワー(氷)/ラスターカノン
 雷で無振りラティオスを高乱数2発
 C182ラティオスの眼鏡竜の波動を確定2耐え


ファイヤー@きあいのタスキ プレッシャー
165-*-111(4)-177(252)-105-156(252)
だいもんじ/ぼうふう/おいかぜ/まもる

ニョロトノ@くろいてっきゅう あめふらし
197(252)-*-125(148)-114(28)-130(76)-67
なみのり/さいみんじゅつ/ほろびのうた/まもる
 波乗りで無振りガブリアスを高乱数2発
 A189バシャーモのジュエルとびひざげりを確定耐え、C182ラティオスの眼鏡流星群を確定耐え


カイリュー@こだわりスカーフ マルチスケイル
166-183(100)-115-140(156)-108-132(252)
げきりん/ドラゴンクロー/ぼうふう/おいかぜ
 h4キングドラをドラゴンクローで高乱数1発
 暴風で無振りガブリアスを高乱数2発


ハッサム@いのちのたま テクニシャン
145-200(252)-121(4)-*-100-117(252)
バレットパンチ/むしくい/つばめがえし/つるぎのまい

・概要
 鉢巻きガブリアス+眼鏡ジバコイルを襷ファイヤーの追い風から動かす筋に加え、スカーフカイリューや珠ハッサムなど単体の殴り性能が高いポケモンを添えた構築です。トリックルームを始めとしたSギミックへの対策として鉄球催眠守るニョロトノ、襷追い風守るファイヤーという型を採用しています

・構築の経緯
 カシスさんから「ジバファイ考えよ」という提案を受けたのをきっかけとして、リア友であるきゅんと色々相談しながら組みました。
 個人的にジバコイルの一番好きな使い方は雨+追い風というギミックと合わせた使い方なので、すぐに襷追い風ファイヤー及びニョロトノと合わせた形が浮かび、その方向で組むことを決めました。
 ジバコイル・ファイヤー・ニョロトノの3匹だと特殊打点は豊富なものの物理打点に乏しく、また霊獣ボルトロスを始めとした電気ポケモンの重さもぬぐいきれません。そこでガブリアスの採用を考えたわけですが、ここで浮かんだのがサンガーさんのガブジバコスイクンの形。これをガブジバコファイヤーという形であてはめてみるのは面白いのではないかと考えました。

 この4匹で気になるのが
@積み要素の不在(高耐久ポケモン・壁展開に対してもたついてしまう)
A対ドラゴン要素の少なさ(ジバコイルはドラゴンに対して有利ではない)
B足の遅さ(全てのポケモンがラティオス・カイリキーなどより遅い)
CSギミック耐性の薄さ
 です。
 @・Aの解決として、まずハッサムを採用しました。ハッサムは先制技や鋼タイプの耐性を有しており、相手のSギミックに対する対応も多少は期待できますね。
 次にBの解決としてスカーフカイリューを採用しました。この枠がスカーフカイリューであることで気になる対カイリキーやラティオス、あるいはキングドラなどに対して対応ができます。また、スカーフドラゴンの採用は立ち回り・選出の柔軟性を自然に上げてくれますね。
 最後にCの解決ですが、ここまでのところで特に気になるのはトリル耐性の低さだと思います。ここは以前にハンゾーさんの構築で見たことがある鉄球催眠ニョロトノの採用で解決を図りました。ニョロトノおよびファイヤーが守るを持っていることで単純にターン経過によるSギミック切らしも狙えますね。

・個別解説
ガブリアス
 対ボルトロスなどを厚く見て採用した枠なので陽気で採用。襷キノガッサを処理する性能を見込んで意地っ張りにするのも選択肢。

ジバコイル
 基本的なメガネ型。使うときはファイヤーとセットで選出。

ファイヤー
 耐久に振る必要性が低いと考えたので臆病CS。甘えたボルトロスを抜いたり、追い風下で臆病キングドラを抜いたりできます。追い風役としての性能を重視しての採用なので持ち物は襷。追い風役がファイヤーであることでのメリットは、スイクンに比べてキノガッサの前でも安定して追い風をうつことができ、トルネロスやエルフーンに比べ対鋼の打点を自然に確保できるため選出幅が広がりやすいことなど。

ニョロトノ
 鉄球は天候を取りに行くためというよりは対トリルを重く見てのこと。相手のトリルを受けてからのアタッカーの行動を、あるいはトリル起動自体を催眠術+守るによって妨害します。水技はカイリューの暴風と合わせてガブリアスを2発で仕留められる波乗り。熱湯は催眠とのアンシナジーも気にかかります。滅びの歌は雨乞いなども選択肢になりますが、滅びの歌のブルンゲルの重さを解消できる点が大事なようにも思います。

カイリュー
 スカーフカイリューの基本型、やんちゃACS。スカガブを採用した場合は対カイリキーが、スカーフキッスを採用した場合は対キングドラやラティオスがきつくなると思います。追い風は別の技でも良いですが、持ってると立ち回りの幅が広がると思います。

ハッサム
 追い風の恩恵を受けやすく、非追い風下でもバンギラスに有利をとりやすいAS型。また、ジバコイルの雷とバレットパンチで合わせてラティオスを処理できることなども見込んで珠型で採用しました。ニョロトノで対応できないトリルナットなどへの性能を意識してツバメ返しを羽休めにして採用するのも選択肢だと思います。

・その他
 ここまで色々書いてきましたが、自分はファイヤーなどの個体を持っていなかったこともあり実はこの構築を実際に回してたのはきゅんです( きゅんに色々相談しながら組んだのもあって半ばきゅんの構築って感じですねw
 スカーフのカイリューと非スカーフのガブリアスという、一般的な構成とは持ち物が逆になった形でこの二匹を採用した構築を組みたいねってことを以前からきゅんと話していたので、今回形になってわりと満足しています。

 組み上がった時点ではバランス良く組めたと満足していたものの、あまり見ない構成の構築だったため多少不安がありました。しかし、きゅんが回したところレートで8割の勝率を出して1720に行くところまではやったとのことで、それなりによく組めているのではないかなと思います。トリル耐性を始めとして多少気になる点がいくつかあるものの、きゅん曰く「なんとかなった」とのことなのでなんとかなる範囲なんでしょう多分← 選出について個別に論じることはしませんが、かなり選出パターンが多く用意できた構築になってるかなと思います。

 スカーフカイリューは用意が面倒ですが、マルチスケイルを持ったスカーフドラゴンはやはり強力なので是非一度おためしあれ。上から打つ必中タイプ一致暴風は最強クラスの技だと思います。あと襷追い風ファイヤーもだいぶ汎用性がある型かなーと思うので、今後構築を考える時の引き出しに入れておこうと思っています。

・参考
[きゅんきゅーんするね(*’∀’人)♥*+](きゅんのブログ)
[俺的回顧録](カシスさんのブログ)
[ローテパーティ解説(ガブリアスカイリュースイクンシャンデラハッサムジバコイル)その1](サンガーさんのブログ)
[雨ハッサム](ハンゾーさんのブログ)
[空竜スタン(紅白戦使用構築)]

[ローテ]脳内環境

May 16 [Thu], 2013, 11:21
脳内環境

自分の脳内では大体この辺が普通の環境かなってイメージです。実際のレート・大会のKPとは異なる場合がございます。
大体これくらいの割合で構築組むときだったり試合のときだったりに意識振ってます。自分が使ってる構築にとってきついかどうかで変わったりしますけど。

ドラゴン
・ガブリアス 40%前後
スカーフ:鉢巻き:珠:その他=6:2:1:1
スイクンやエルフーン・トルネロスなど追い風を使えるポケモンと組んでいたら鉢巻き・珠を警戒する。バンギラスと組んでいたら身代り搭載型を警戒する。追い風等のギミックに乏しく、あまり速いポケモンがいない構築ではまずスカーフを警戒する。

・ラティオス 30%前後
眼鏡:珠:その他=5:3:2
ライコウなど壁を貼れるポケモンと組んでいる場合は瞑想型を警戒する。鈍速ポケモンなど壁サポートを受けそうなポケモンがいたら壁貼り型を警戒する。

・カイリュー 20%前後
ドラゴンジュエル:珠:その他=6:3:1
ニョロトノと組んでいる場合はスカーフ暴風型を警戒する。基本は舞い型を警戒する。

・ラティアス 5%〜10%
ハバン:ジュエル:眼鏡:その他=5:3:1:1
他に強力なアタッカーが目立つ場合はハバンを、そうでない場合はジュエルを警戒する。


・ハッサム 30%前後
飛行ジュエル:珠:オボン:その他=5:3:1:1
Sギミックに乏しい構築の場合珠型を警戒

・ヒードラン 20%〜30%
ヨプ:眼鏡:風船:その他=3:2:2:3
自分の構築にとって怖い型警戒。エルフーンとかクレセリア組んでたら眼鏡警戒。横のポケモンが日本晴れしてきたら眼鏡警戒。

・ナットレイ 20%前後
食べ残し:ラム:ヨプ:鉢巻き:その他=3:2:2:1:1
鈍い型に詰まないように警戒。鉢巻きにワンキルされるのに警戒。ガッサ使ってるときとかはラムに警戒。

・コバルオン 10%前後
鉢巻き:その他=8:2

・ドリュウズ 5%〜10%
(型破り)スカーフ:鉢巻き:ジュエル:その他=4:3:2:1
(砂かき)?
(バンギ同居時)砂かき:型破り=6:4
(ピン)型破り:砂かき=10:0
追い風と組んでるときは鉢巻き警戒。

・メタグロス 5%前後
鉢巻き:シュカ:ラム:その他=4:3:2:1

・ジバコイル 5%前後
眼鏡:磁石:ジュエル:その他=5:2:2:1

・エンペルト 0〜5%
眼鏡:その他=8:2

・シュバルゴ 0〜5%
虫ジュエル:鉢巻き:その他=5:4:1

天候
・バンギラス 25%前後
襷:鉢巻き:鉄球=4:4:2
裏から出てくるバンギはAS警戒

・ニョロトノ 15%前後
ソクノ:眼鏡:その他=6:2:2

・キングドラ 10%前後
珠:眼鏡=7:3

・ガマゲロゲ 0〜5%
眼鏡:珠=9:1

・ユキノオー 10%前後
襷:珠:その他=5:4:1

・キュウコン 0〜5%
そもそもキュウコンいないし…

トリル
・クレセリア 30%前後
オボン:ゴツメ:ラム:その他=5:2:2:1
キュウコンと組んでたら瞑想型と決めつける。

・ブルンゲル 25%前後
ソクノ:食べ残し:オボン:その他=5:3:1:1
溶ける奴が7割

・シャンデラ 15%前後
襷:珠:風船:その他=6:2:1:1

・サマヨール 5〜10%
輝石=1

・ポリゴン2 0〜5%
輝石=1

追い風
・スイクン 20%前後
ソクノ:オボン:その他=5:4:1
耐久ぶっぱ:冷凍ビームでガブリアス倒す=7:3

・化身トルネロス 5%前後
飛行のジュエル:眼鏡:その他=8:1:1

・エルフーン 0〜5%

電気
・ボルトロス(霊獣フォルム) 25%前後
オボン:珠:眼鏡:その他=4:3:2:1

・ボルトロス(化身フォルム) 15%前後
食べ残し:ゴツメ:眼鏡:その他=3:3:2:2
3〜4割は威張ってくるブタ野郎

・サンダー 10%前後
ゴツメ:珠:ラム:その他=3:2:2:3

・ライコウ 5〜10%
襷:風船・シュカ:粘土:珠:その他=3:3:2:1:1

・ロトム(ウォッシュフォルム) 5%前後
眼鏡:オボン:その他=5:3:2

格闘
・キノガッサ 30%前後
襷:珠:スカーフ:その他=5:2:1:2

・バシャーモ 15%前後
珠:ジュエル:襷=7:2:1

・カイリキー 10%前後
スカーフ:鉢巻き=7:3
クレセとかサマヨと組んでたら鉢巻き警戒 選出時に鈍速+カイリキー+トリルで出して来たらさらに警戒

・テラキオン 5〜10%
襷:ジュエル:鉢巻き:その他=6:2:1:1

・ローブシン 5〜10%
オボン:鉢巻き:火炎玉=6:2:2

・ビリジオン 0〜5%
鉢巻き:珠:その他=6:3:1

飛行
・ファイヤー 10%前後
眼鏡:スカーフ:その他=5:4:1
霊獣ボルトロス使ってるときは眼鏡文字に気を付ける。

・ランドロス(霊獣フォルム) 5%前後
スカーフ:鉢巻き:その他=6:3:1

害悪
・パルシェン 5〜10%
襷:スカーフ:その他=7:2:1

・トゲキッス 5〜10%
スカーフ=1

・モロバレル 0〜5%
ラム:黒いヘドロ:オボン:その他=3:3:2:2

・ココドラ 0〜5%
貝殻の鈴:木の実ジュース:その他=6:3:1

[ローテ]ラティカイリキーライコウ

May 15 [Wed], 2013, 18:11
ラティカイリキーライコウ


・構成
ラティオス@こだわりメガネ
155-*-101(4)-182(252)-130-178(252)
りゅうせいぐん/りゅうのはどう/サイコキネシス/なみのり

カイリキー@こだわりスカーフ
165-182(252)-101(4)-*-105-117(252)
ばくれつパンチ/ストーンエッジ/れいとうパンチ/ほのおのパンチ

ライコウ@きあいのタスキ
165-*-95-167(252)-121(4)-167(252)
10まんボルト/めざめるパワー(氷)/リフレクタ―/ひかりのかべ

ナットレイ@ラムのみ
178(228)-146(252)-166-*-140(28)-22
ジャイロボール/パワーウィップ/のろい/ねむる
 鉄のトゲ+ジャイロボールでb4ガブリアスを最低乱数以外一発、A+1ジャイロボールでh4トゲキッスを最低乱数以外一発
 A200ハッサムのA+2ジュエルアクロバットを確定耐え、C161キングドラの雨珠ハイドロポンプを高乱数2耐え


ブルンゲル@ソクノのみ
207(252)-*-134(252)-105-126(4)-80
ねっとう/とける/じこさいせい/トリックルーム

バンギラス@こだわりハチマキ
175-186(252)-131(4)-*-120-113(252)
ストーンエッジ/いわなだれ/かみくだく/れいとうパンチ

・解説
 ラティオス+カイリキー+ライコウという並びが非常に強力だと思ったためこの3匹から構築をスタート。ラティオス・カイリキーという速攻型で4倍弱点をもたないポケモンは壁との相性がよく、さらに壁という展開に対してメタとして用意される積みをカイリキーが自然に妨害している。最近は意識的に速攻・積み・展開という3要素からローテの戦術を分析している。

 この3匹が苦手とするような相手は、クレセリア・サマヨールなどの耐久系積みポケモン、相手のトリックルーム・追い風等の展開、スカーフポケモンなどである。こうした戦術に対策となる戦術として、鈍いナットレイ+トリックルームの形を採用した。ブルンゲルの持ち物はオボンでもよいが、ソクノだとボルトロスを含んだ並びにトリル鈍いナット展開をしかけられるのが強力だと感じた。ただしオボンだとキノガッサのタネマシンガンを乱数しだいで耐える場面などもあるので、トリルの成功と言う観点からはどちらにも理由はありうる。

 最後にこれまでのところでシャンデラ絡みの並び、ユキノオー絡みの並びが辛いように感じたのでバンギラスを採用した。

・その他
 レート10戦くらいしかしてないですけどまぁ負けてません。とりあえず久しぶりにブログ更新しとこうと思って書きました。

[ローテ]北斗杯結果考察

March 03 [Sun], 2013, 23:40
北斗杯結果考察

Heitoさん主催の北斗杯の結果のデータをまとめたので、公開も兼ねて簡単な考察を。
[ローテリーグ戦 北斗杯 結果] 元のデータはこちら。

大会参加者は36人、9人4ブロックの予選リーグ、各ブロック上位2人による決勝トーナメントという形式です。

・勝率の計算には予選リーグのもののみを用いています。総試合数は144試合。
・選出の記録はないので、勝率の計算はそのポケモンを採用したパーティに勝敗によって計算しています。
・データからは途中辞退のゆゆユさんを省いています。

データをこちらからダウンロードできるようにしておきました。
http://www1.axfc.net/uploader/so/2808925.xls

個体数順一覧


 1月にきゅんさんが開催された紅白戦がちょうど北斗杯と同人数なので、比較してみると面白いかもしれません。リーグでなく一人当たり一試合などルールの違いなどがあるので、そこは踏まえないといけませんが。
[「各パーティーとKPと講評」(きゅんのブログ)]

勝率順一覧


 ※当然、ミラーが多いポケモンほど勝率が50%に近づく傾向があります。ミラーを除外して考えると、勝率が高いポケモンはさらに高くなり、勝率が低いポケモンはさらに低くなるということです。

 以下では各視点別に1月紅白戦と比較しながら簡単な考察をしていきたいと思います。
 紅白戦との比較で採用率だけを比較し勝率を比較しないのは、紅白戦の試合数が多くないためデータとしての信頼性に不安をもったためです。決して面倒だからではありません!

・全体

北斗杯KPトップ10
1位 クレセリア・FCボルトロス 13/36 36%
3位 ラティオス 12/36 33%
4位 ガブリアス・キノガッサ 11/36 31%
6位 バンギラス・ブルンゲル 10/36 28%
8位 カイリュー・ナットレイ・ニョロトノ 9/36 25%

1月紅白戦KPトップ10
1位 ガブリアス 16/36 44%
2位 ブルンゲル 15/36 42%
3位 バンギラス・ヒードラン 14/36 39%
5位 クレセリア・ハッサム 10/36 28%
7位 FCボルトロス・キノガッサ 9/36 25%
9位 ラティオス・化身ボルトロス 8/36 22%

 今回の北斗杯のデータを見て受けた印象は、キノガッサが強く意識されてきたのかなということでした。BW2環境になってから遅れて解禁したキノガッサは、多くの場合タスキを盾にキノコの胞子・タネマシンガン・マッハパンチなどを扱い、いずれの技も隙を見せるとパーティが半壊しかねない脅威を持っています。そして、その特質ゆえ他のポケモンとは違った態度で対処を行わないといけないポケモンです。採用数も前回に引き続き高い採用率を誇っており、現環境における要注意ポケモンの一角と言えるでしょう。紅白戦の開かれた時期に比べ、今回の大会ではキノガッサへの警戒が深まったのかなと思います。

 全体のKPを見て、目立つのはクレセリア・FCボルトロス・ラティオスの3匹の台頭でしょうか。この3匹に共通した特徴は、いずれもキノガッサに対する耐性が高めであることです。こうしたキノガッサに対する耐性が高めのポケモンを採用し、キノガッサに対する耐性が低いポケモンの採用を抑えることでパーティ全体からキノガッサに対する圧力をかけようとしたプレイヤーが多かったのかなと思います。

北斗杯勝率トップ10 ※KP1のポケモンを除く
1位 カイリキー 71%
2位 バシャーモ 69%
3位 バンギラス・スイクン 59%
5位 ヒードラン 58%
6位 ハッサム・ドリュウズ・コバルオン・サマヨール 56%
10位 ファイヤー・テラキオン 55%

北斗杯勝率ワースト10 ※KP1のポケモンを除く
1位 メタグロス 35%
2位 ニョロトノ 38%
3位 キノガッサ 41%
4位 キングドラ・ローブシン・シャンデラ・ラティアス・FCランドロス 44%
10位 FCボルトロス 45%

 まず目立つのは、カイリキー・バシャーモ・コバルオン・テラキオンという高速の格闘ポケモンたちが高めの勝率をあげているのに対してローブシン・キノガッサ(・メタグロス)など中〜鈍速の格闘ポケモンの勝率が伸び悩んでいることです。この結果の解釈は難しいところだと思いますが、個人的にはキノガッサ・FCボルトロスの採用率の高さに起因したものではないかと思います。
 たとえばFCボルトロスと格闘タイプは本来的には相性がわるいものの、一度ドラゴンや炎などなんらかの攻撃でFCボルトロスが削れると、半減であろうと高速格闘タイプの範囲に入ってしまい有利不利関係は逆転します。鈍速格闘タイプだと依然としてFCボルトロス優位の展開ですね。また、対キノガッサでは特に顕著で、高速格闘ポケモンであれば襷が削れたキノガッサを上から処理したり反撃の胞子で眠らされようともキノガッサの体力を大幅にけずることで隣のポケモンの一貫性を生むといったプレイングができるのに対して、キノガッサより遅いポケモンだとトリックルーム役やアタッカー自身が常に胞子で眠らされ行動できなくなるリスクにさらされますし、タネマシンガンという高火力な技による縛りも強烈なものです。こうしたS関係による主要ポケモンへの有利不利関係が勝率にあらわれたのではないかと思いました。

 そして注目したいのはキノガッサ・FCボルトロスの勝率の低さです。まず、どちらのポケモンもメタが厳しかったというのがあるでしょう。キノガッサはその耐久の低さとSの速くなさから、襷があるといっても上からプレッシャーを掛けられると2回以上の行動保障が効きにくく、技の通りを悪くされる・天候により襷を無効化されるなどするとより安定性はかなり低くなると思います。FCボルトロスもSが高くなく耐久も薄目なのでドラゴン+高速格闘などに上を取られると、安定性は低くなります。どちらも厄介なポケモンですが、これらのポケモンに対し適切にプレッシャーをかけることのできるパーティを使用したプレイヤーが優位に試合を運ぶことができたのかなと思います。

・主要なドラゴン

ラティオス 採用数8/36→13/36 勝率 54%
ガブリアス 採用数16/36→11/36 勝率 49%
カイリュー 採用数2/36→9/36 勝率 51%
ラティアス 採用数6/36→2/36 勝率 44%

 目立つのはガブリアスとラティオスの逆転、カイリューの復権、ラティアスの失速、ラティオスの高めの勝率などでしょうか。

 ラティオスの増加の理由としてはやはりキノガッサ・ボルトロスへの耐性の高さがあげられると思います。格闘・草タイプに耐性を持ち、高速ポケモンでもあるラティオスはドラゴンの中でもキノガッサ耐性はトップクラスと言えるでしょう。また、めざめるパワー氷程度では落ちず、逆鱗のような固定を受けない龍の波動で大幅に削ることができるというボルトロス耐性の高さも大きいのではないかと思います。スカーフガブリアスが多い環境だとラティオスはあまり使いやすいと思いませんが、今回はガブリアスの数が少し落ち着いたことも勝率の高さに寄与したのではないかなと思います。

 ガブリアスが減少した理由は、ガブリアスが減少したというより他のドラゴンが増加したのではないかなという気がします。カイリューの復権はむしろ前回の数の少なさが以上だと思っていたので、今回は特別コメントを言う数ではないかなと思います。ラティアスが減ったのは流行りによる部分がある気がしますね。前回の紅白戦はその前の回の紅白戦でラティアスが大将戦で使われ勝利し、直近のオフである愛知オフでラティアス入り構築が優勝したこともあり、ちょっとした流行りを受けての数だった気がします。しかしそれにしても少し少ない気はするので今後の動向が気になるところですね。

・主要なトリックルーム役

クレセリア 採用数 10/36→13/36 勝率 47%
ブルンゲル 採用数 15/36→10/36 勝率 53%
シャンデラ 採用数 4/36→4/36 勝率 44%

 全体としてはクレセリアが増加し、ブルンゲルが減少。その他は特に変わらずといったところ。

 クレセリアがブルンゲルにとって代わりつつあるのは、やはり対キノガッサが大きいのではないかと思います。トリックルームは優先度が低い関係上、キノガッサに対してトリックルームを試みると常にキノコの胞子を受ける恐れがあるのですが、クレセリアであれば仮に寝かされても起きるまでトリックルームを連打できるような耐久があるのに対し、ブルンゲルはそうしたプレイングをするには耐久が心もとないところです。また、そもそもタネマシンガンのヒット回数によっては即死させられる恐れもあり、キノガッサの数が多い環境に置いてはブルンゲルのトリックルーム役としての信頼性は低いと言わざるを得ません。この採用率の変化は妥当かなと思いました。

 しかし気になるのは、どちらも50%に近いので誤差と言えるのかもしれませんが、クレセリアの勝率が低くブルンゲルの勝率の高かったことです。そこで、ブルンゲル入りで勝率が高かった方の構築とクレセリア入りで勝率が伸び悩んだ方の構築を見比べてみました。すると、前者の方の構築はブルンゲルをスイッチあるいは切り返しとしてのトリル役として採用している傾向があるように見えたのに対して、後者の方の構築はトリックルームの軸を一つの主要な軸として数えているような傾向があるように思われました。
 これは、現環境におけるトリパの不安定性を示唆しているのかなと思いました。トリパが不安定となる理由としてパッと浮かぶのはやはりキノガッサの増加で、鈍速ポケモンで固まるトリパではキノガッサに先制催眠をくらうリスクを一方的に押し付けられる、あるいはそれを避けようとして選出が限定されるなどといったがあります。または、上を取ることを許すトリパという戦術自体、常にタイマンが行われるローテでは不安定なのかもしれません。

 あるいは、打点を持たずサポートに特化したクレセリアに対し、一応水タイプという打点をもち、溶けるという積み技によるタイマン性能をもつブルンゲルが勝率を伸ばしたという結果なのかもしれません。つまり、攻撃役補助役を分離する発想ではなく、それぞれのポケモンに一定程度のタイマン性能を付与する方向性の方が勝率に結びつきやすい、そうした結果という解釈もありえるかと思います。解釈は色々可能ですので、他の解釈の可能性も考えられると面白いのではないでしょうか。


・天候関係ポケモン

バンギラス 14/36→10/36 勝率 59%
ニョロトノ 5/36→9/36 勝率 38%
キングドラ 1/36→4/36 勝率 44%
ユキノオー 4/36 勝率 53%

 やはり目立つのはバンギラスの勝率の高さと雨の勝率の低さです。

 まず雨の勝率の低さについては、クレセリア・FCボルトロス・ラティオス・キノガッサなどが高KPであったことが原因として挙げられるのではないでしょうか。クレセリアは雨に対してその耐久から安定して日本晴れ・光の壁といったフィールドコントロールを行うことができ、FCボルトロス・ラティオス・キノガッサなどは単純に雨パのポケモンに対して殴りあい性能が高いですね。
 逆にバンギラスに関して言えば、バンギラス自体はキノガッサに強くないものの襷を潰すことができるので間接的にキノガッサ耐性を上げることができ、クレセリア・FCボルトロス・ラティオスなどの高KPポケモンに対して比較的有利であることなどが勝率に結びついたのでしょう。ガブリアス・キノガッサ以外の格闘ポケモンの採用率が落ち着いたことも間接的にバンギラスの勝率を上げたのではないかなと。
 つまり、キノガッサの増加とそれに対するメタの増加が直接的、あるいは間接的に雨パの勝率を下げ、バンギラスの勝率を上げたのではないかなと思います。



 他にも色々と分析できることはあるでしょうが、疲れたのでこの辺にしたいと思います。皆さんも是非それぞれの視点で分析を行ってくだされば、僕とは違う新たな発見をも得られるのではないでしょうか。

「ポケチェック」からの自衛

February 26 [Tue], 2013, 23:09
皆さんは「ポケチェック」というサイトをご存知でしょうか。平たく言うとポケモンのデータの解析サイトです。Twitterの方で起こった騒動で有名になったこのサイトに関して、ポケモンプレイヤーは自衛のために知っておいた方がいいなと思いこの記事を書きます。
https://www.pokecheck.org/

まずはどのようなものか画像を。




上は「ポケチェック」でのバトルビデオ解析データの一部の画像です。ポケモンの技、個体値、努力値配分、親、親の表ID、裏ID、その他もろもろ、およそ全ての情報を閲覧できます。
バトルビデオ解析以外にもGTSに預けられたポケモンのデータの解析などもできるようです。

「ポケチェック」というサイトで注意すべきことは、PGLにアップされたバトルビデオは全てBVナンバーを入力するだけで解析データが閲覧可能ということです。
そして、ポケチェックへの登録自体もメアドさえあれば簡単に行えるので、その気になれば誰でもBVの解析データを閲覧可能ということです。つまり、配分なり技構成なりを全て知ってしまえるわけですね。

以前にもバトルビデオ解析の問題などはありましたが、それは特殊な外部機器を扱うもので必ずしも容易な方法ではありませんでした。しかし、このように容易にバトルビデオの解析が可能になると、プレイヤーとしては当然それを悪用されないように気を付ける必要があると思います。

具体的には、
・ネット大会においては大会進行中のバトルビデオのアップを禁止
・大会終了後も、BVのアップは対戦相手の許可を必要とする
などといったことは、ポケモンのネット大会を開く上で設定した方がよいルールになるのではないでしょうか。

また、プレイヤー間のいざこざを避けるためにも、Wi-Fi大会、レート・フレ戦限らず、可能な限りバトルビデオのアップは相手の許可を得てからにするなどといったことも必要でしょう。

このようなことに気を付けてもなお避けられない問題は多くあると思います。しかし、こうしたものが存在する以上、プレイヤーサイドとしてはそれを踏まえた行動をしていく必要があるでしょう。
この記事によって「ポケチェック」の存在を知る人は増えてしまうかもしれませんが、その存在を知らない人がこのサイトを悪用する人から自衛できないという状況は問題だと思うのでこの記事を書かせてもらいました。

プレイヤー間でフェアな試合を楽しむためにも、こうしたサイトの存在には注意を払いましょう。
P R
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にわかローテ勢やってます。四世代ではS66やってました。
たまにレートの放送をツイキャスでやってます。
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