ビックリマンの箱買い

September 08 [Sat], 2018, 0:33
ビックリマンの箱買いには愛がないと思う。

特に最近の復刻版には愛がない。
もう、十何年も前のコンテンツを引っ張り出してきて、懐かしいでしょ?と大人になったあの時の少年たちに売りつけている。
お前本当にそのカードメチャクチャ欲しいでしょ?
このピア・サンマルコお助けバージョンなんですよ。興奮するでしょ?みたいな(実はこれは復刻版で実際にあって、この時ばかりは売ってる人の愛を感じたけど)
そういう、愛が感じられない。
特に工夫しなくても売れるコンテンツという感じが見え見えだと思う。
『儲けたいけど工夫はしたくない』な感じがさらに受け付けない。

買う方は愛があるかもしれないけど、買う方も昔懐かしのビックリマンだから、とりあえず、買ってみよ感があるし、
なんか良いのが出れば良いなぁ位の気持ちで大人買いをする。

なんだか、淋しい。

最近、舞台でも2.5次元ものにも感じる。

おそらく、このジャンルが出てきたときは憧れのキャラクターが実際に現れて目の前でドラマを見せてくれるコンセプトに感動したのだと思う。

しかし、少なくとも今は
あのキャラに似ていないから似せろとか
とりあえず、好きな漫画の舞台化だし、観に行くという感が強い。
舞台を見たこともない人たち、マンガの世界しか知らない人たちの意見として、それは仕方がないと思う。


しかし、作っている人間からしたら悔しい。
少なくとも私は悔しい。
さらに悔しいのは、その観客のリクエストに舞台制作サイドが応えてしまっていることが何より悔しい。

応えてしまうのは理解はできる。
お金を払ってわざわざ観に来てくれるお客さんの意見は聞きたくなる。

でも、わざわざ舞台でする必要なんてないじゃないかと思う。

私なら、『大人気の漫画を舞台化、じゃあ俺の舞台ではこう表現してやるよ』といった気概で臨む。

その上で、〜はそんなキャラじゃないとか言ってくれるととても嬉しい。

舞台を観に来てくれたと実感する。
舞台を楽しもうとしてくれた。楽しもうとさせられたからだ。

確かに興行である以上、お客さんが満足してくれることが一番であるかもしれないが、
中身のない舞台でお客さんを満足させて、払ってもらったお金で食う飯が私には旨いとは思えない。

他人は知らない。
私の話だ。

愛のない舞台はビックリマンの大人買いと同じだ。

売る方も買う方も愛がない。
なんとなく消費しているだけ。
それは役者と役者のファンにも言える。

お芝居の物語や演出のファンでなく、役者のファンの方からしたら推しの役者さんが出たら、それだけで幸せだ。それは良いことだと思う。幸せなのだから。
しかし、役者はどうか?
ファンの人が自分を見て喜んでくれている事で満足していないか。
そこで終わるのではなく、必ずお芝居全対を観て感動させなくてはならない。
そうでなければ、稽古などせず、その日一日集まってエチュード大会でもしていればいいのだ。

完全に自分への戒めである
努めて行かなくてはいけないと思う。
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