其の十四

2008年02月06日(水) 18時23分
「え、依頼?」



あの日から万屋に居座っている諒は、万屋稼業を手伝っていた。



「銀さぁーん、依頼だそうでーすよー」
「わぁったわぁった、じゃー銀さん行ってくるよー!!」



いつも通り銀時はだるそうに「万屋銀ちゃん」を出て行く。
何とも平和だ。



「新八ぃー!!!私の酢昆布どこやったアルカー!!!」
「神楽ちゃんこの前全部食べちゃってたでしょ。」
「マジでか!!」



こちらもこちらで、平和だ。
と、その時。



「新八くーん、お客さん来てるんじゃないかー?」
「だったら諒くんが出てくれればいいじゃないか…」
「俺、今、定春の頭なでるのに忙しくてさ。」
'''「どんな理由だよ!!もう、僕が出るから!!」'''



と、新八はガラっと戸をあけた。
そこには



「え…エリザベス?!」



珍獣…もとい、桂のペットのエリザベスがいた。























'''「………お茶です!!」'''



新八はとりあえず、エリザベスにお茶を出した。
が、エリザベスは反応無し。



「…お茶、嫌いなんじゃねぇの?」
「私もそう思ったネ。お茶出しとしてなってないアル。新八は。」
「何でそんな事分かるの?!」
「え、勘。」
「女の勘はすごいってマミーは言ってたネ。お客さんはきっとコーヒー派アル。」



三人は突然のエリザベスの訪問に手間取っていた。



「というか、あの人…てか人?は飲み物飲めんの?」
「諒くん、それは銀魂の設定に思いっきり進入する事になるからストップね。」
「それより新八、コーヒー持ってくるアル。」



新八はパタパタと台所へ走っていき、コーヒーを持ってきた。



'''「コーヒーです!!」'''
「……」



エリザベスは、無反応。



「ちょっと何だよ!!変わんないじゃん!!」
「何で私に怒るネ?!諒だってコーヒーって言ってたヨ!!」
「いや、俺何も言ってないからぁぁぁ!!」



三人はギャーギャー言い争っている。
が、エリザベスの無反応は変わらず。



「もう、あれしか無いよ。」
「うん。」
「ですね。」



新八はまた台所に走っていった。
そして…



'''「いちご牛乳です!!」'''



テーブルの上に出したのは、イチゴ牛乳。
エリザベスの反応を見守る三人。



'''ポロリ'''



エリザベスは一粒の涙をこぼした。



'''「泣いたァァァァァ!!やったー!!そんなに好きなのか!!」'''
'''「新八グッジョブアル!!」'''
'''「あれ、何かこれ違わないか?」'''























なんとかエリザベスから事の事情を聞いた三人は、事件があったと思われる橋にいた。



「でも、桂さんにそんな事が…」
「最近流行りの辻斬りに、そんな簡単にやられる人じゃないんだろ?」
『でも、もしかしたら…』
「でも、この血染めの所持品があるって事は明白。早く見つけないと大変アル。」



神楽は定春に、血に染まった桂の所持品のにおいを嗅がせた。



「とりあえず、私は定春といろいろ探してみるアル。」



そして、一人と一匹は桂を探しに行った。



『もう、手遅れかも…』
'''「何言ってんだエリザベス!!お前が信じないで誰が桂さんを信じるんだ!!'''
 '''桂さんはお前が捕まった時も諦めなかったぞ!今お前に出来る事は何なんだ!!」'''



新八はエリザベスの首元(?)を掴んでいった。



『いってーな放せよ。ミンチにすんぞ。』
「すいまっせーん…」



何か見てはいけない物を見てしまった気がしてならない諒だった。



「と…とりあえず、俺達は辻斬りを調べようよ。」
「そうだね。」



エリザベスはつばを地面に吐いただけだった。























「エリザベスー…辻斬りってこんな所に来るの?」
『分からない』



額に「打倒辻斬り」のハチマキをつけたエリザベスと諒は、夜の路地に身を潜めていた。



'''「ちゃーっす!!エリザベス先輩!!やきそばパン買って来ました!!」'''
『俺が頼んだのはコロッケパンだ』
'''「コロッケパン売り切れてました!!」'''
「じゃぁ、俺が食べよっと」



新八が二人に近づいていく。



「それよりどうっすか?辻斬り来ましたか?」



'''ブン'''



'''「ギャァァァァァァ!!!何すんですかァァァァ?!ちょっとォォォォ?!」'''
『俺の後ろに立つな』
'''「うるっさいよ!!どっちが前だか後ろだかわからん体してるくせに!!!」'''



突然刀を振り回したエリザベスに絶叫する新八。
諒はと言うと、焼きそばパンを食べている。



「オイ、お前達何やってんだ?怪しい奴らめ。」
「ひや、ふいふぁふぇん。やひそふぁふぁん食べふぇふぇ。」
「焼きそばパン食いながら話すなよ。今ここは……」



'''ズシャァァァァ'''



'''「辻斬りが出るから危ないよ」'''



一瞬。



一瞬で目の前にいた奉行所の人の上半身が消えた。



諒の顔には血が。



新八の顔には恐怖が。



'''「うわぁぁぁぁぁぁああ!!!」'''



エリザベスは新八を蹴り飛ばして、後ろにやった。
諒も刀を抜いて構えた。
そして、エリザベスは辻斬りに向かっていった。



'''「エリザベス!!!」'''



'''キィン'''



「辻斬りさん…桂小太郎って人を知りませんか…?」



諒がエリザベスと辻斬りの間に入って、刀を受け止めていた。



「…ん…?どこかで聞いたことある声だ……そしてこの匂い……」



辻斬りは一瞬考えたようだったが



'''「どっちでもいいか」'''



刹那



辻斬りは諒ではなくエリザベスの方へ切っ先を変えた。



「エリ…」



'''キィン'''



「オイオイオイ。妖刀探してこんな所まで来てみりゃぁどっかで見たことあるツラじゃねーか。」
'''「「銀さん!!」」'''
「おや、本当だ。どっかで嗅いだ事ある匂いだねぇ…」



辻斬りが笠をとった。



「あんたは!!'''人斬り似蔵ォォ!!!!!!'''」



諒は、その顔を見て寒気がした。



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紅桜ー
始まったー
なんか雑だ…orz
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