HPの贈賄容疑の捜査に米当局も参加

April 16 [Fri], 2010, 22:44
 関係筋が明らかにしたところによると、米ヒューレット・パッカード(HP)の幹部がロシアでの契約獲得に数百万ドルのわいろを使った容疑でのドイツ、ロシア当局の捜査に米政府も加わった。

 同筋によれば、HPの活動への捜査拡大の一環として、同社による米外国腐敗行為防止法(FCPA)違反容疑で捜査を始めたのは証券取引委員会(SEC)と司法省。SECにはFCPAの民事面、司法省には刑事面での司法権がある。同法は世界のいかなる場所でも米企業が外国政府当局者にわいろを贈ることを禁じている。

 HPの広報担当者は、同社が15日にドイツでの捜査に関してSECと協議したとし、同社は米独当局に全面的に協力していると述べた。

 ドイツでの裁判所記録や関係筋の話によると、同国の検察当局は、HPの現職幹部1人と元幹部2人に重点を置いた捜査をしている。3人のうちの1人は旧ソ連時代と現在のロシアで販売事業のトップを務めていた人物。

 ドイツ当局は昨年12月初め、外国の当局者への贈賄、脱税、背任の容疑で3人の逮捕を命じた。逮捕された3人はその後保釈され、起訴はされていない。検察の広報担当者は、容疑はあるが、3人が私腹を肥やした証拠が見つかっていないと述べた。

 この捜査は米国企業が絡んだロシアでの贈賄容疑での捜査としてはここ数年で最も重要なものだ。HPは刑事訴追や女性会長の辞任につながった2006年の取締役会室スパイ事件のスキャンダルの後、イメージ修復に力を入れているところだ。

 ロシア捜査当局は14日、ドイツの贈賄捜査に関連してHPのモスクワ・オフィスを家宅捜索した。

 ドイツ検察はHPの幹部らが3500万ユーロ(約44億円)のコンピューター供給契約を獲得するために800万ユーロをわいろとして使ったのかどうか捜査している。検察はまた、HP幹部らがロシアにカネを送るのに、ドイツ内での仲介者や米ワイオミング州からニュージーランドに至る架空会社、それにモスクワのコンピューター供給会社を包含する複雑な国際ネットワークを作り上げたとみている。

 HPの独子会社ヒューレット・パッカード・インターナショナル・セールズ・ヨーロッパは、ロシアから代金の3500万ユーロを受け取った後、800万ユーロをロシアの当局者に送った容疑が持たれている。

【4月16日10時3分配信 ウォール・ストリート・ジャーナル
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100416-00000005-wsj-bus_all
  • URL:https://yaplog.jp/qsbqebnbroaiel/archive/23
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