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15:30頃
事務所で仕事をしていたら、オロオロした表情の社長のお母さんがやってきた。
玄関軒下のツバメの巣に向かって、大きな蛇が壁をよじ登っているらしい。
蛇が鳥を食べるのは自然の摂理とはいえ、やはり放置するのも後味が悪い。
事務所を駆け出し、玄関に走りこむ!
ところが!
踏み出した右足が乗った玄関マット、昨日の雨で濡れておりズルッとすべり、私も転倒。
うー、恥ずかしいと思いつつ座ってみたら、右足が変な方向を向いていたのだ。
幸い傷みは感じない。

とりあえず安静な感じに座りなおし、貰った板と布で軽く固定。

「あーー、やっちまったな。こりゃ足首脱臼かな。」
と思いつつも脇をみると壁を登る蛇が!
足は治せばいいが、このままではツバメの雛の命が奪われる!
青い顔で私を眺める社長の家族(お母さん、奥さん、娘)と、来客の母娘。
「痛みはないし大丈夫」と言いつつ、社長を呼ぶ。
私 : すいません、ちょっと立てなくなったので代わりに
蛇を取り除いて下さい。
さて、鳥の命は救ったのし、今度は自分の番だ。
人生初めての救急車を呼んでもらい、近くの整形外科に。
救急隊員の担架に座りながら救急入り口を経由してレントゲン室に。
ここで救急隊員さんは帰所。
情けない理由で呼んでしまいすいません。
その後看護婦さんの押す移動ベッドで待合室を経由し診療室に運ばれる。
特に強い痛みはない。
でも途中、待合室の患者さんたちが私の足首を見て驚いていたなぁ。
診療室にてレントゲンを見たお医者さん、
「あらまぁ〜」
足首の骨2本(太いほうと細いほう)が捩り折れていた。
うぉ!関節が外れていただけじゃないのか。
救急車に引き続き、骨折も初めての経験だ。
椅子に座ってだらりと垂らした足を医者は引っ張ったり角度を変えたりして骨の位置を治す。2本とも斜めに折れているので難しいらしい。
ここで暫定のギブスを巻くことに。
医者が湿った包帯らしきものを巻いていったら、そのままソレが固まった。
ギブスって布の上に石膏を塗るのかと思っていたんだけど違うんだね。
その状態でレントゲンを取り直す。
骨の位置がずれている。2本とも斜めに折れているので微調整が必要らしい。
レントゲン室前には心配顔の社長&娘さんが。
痛みはないので大丈夫と伝える。
急なことだったので財布を持ってきていないことに気づき、5,000円をお借りする。
社長が忙しいのはわかっているので、こっちは大丈夫と帰ってもらう。
レントゲン室に入りベッドに寝る。
医者は足首のあたりのギブスを電動丸のこぎりで切り、レントゲンを見ながら足首をひねくり回した。
5分ほどで骨が正常な位置に落ち着いた。
改めてギブスが巻かれなおす。
2重に巻かれたギブスで結構足が太く見えるようになった。
それに重い。
医者 : えーと歩けるまでに一ヶ月。
今週土曜日に様子を見せに来て。
幸い傷みは少ないようですが、
重傷ですよ。
そうか、このレベルが重傷というのか。
痛み少ないので実感が少ないや。
ま、今日の治療は終了に。
−−−
今日は嫁は休みのはず。
TELをしてみる。
嫁 : あー? 今買い物中。
わかったよぉー
・・・一切私を心配する言葉なし。
さすが(?)わが嫁
でも、
以前の腰痛の時はともかく、今回くらいは....。
うぅぅ
−−−
清算となったが財布なし。
まず松葉杖を借りる。
貸し出し代5,000円を払ったが、これは松葉杖返却時に丸々返金してくれるらしい。
社長にお金を借りておいて良かった。
つぎに医療費
なんと 11,570円
そこに嫁が到着。
しかし買い物後の嫁は財布が軽かった。
嫁運転の車で会社に送ってもらう。
財布や鞄を回収。
社長一家にお騒がせした旨をお詫びするとともに、生活不便ではあっても痛みはそれほどないと報告。
再度病院に行き清算を完了。
むー、
車運転できないなぁ。
困ったもんだ。
======2007/5/20 追記========
5/19の検診にて経過順調
ギブスが外れる予定日も決まった。
そこであえて詳細までは書かなかった骨折箇所についての説明を
5/20の骨折日記にてイラスト付で掲載した。
======2007/10/16 追記========
どうみても足首の形がおかしいし、一向に稼動範囲が広がらないので、
10/15に千葉の医者に診断してもらった。
どうやら私の足は、一定以上は回復しないらしい。
むしろ、悪化させないように注意深く生活しなさいと言われた。
======2011/04/22 追記========
亀田病院で見てもらった。
4年間の間に、軟骨の変形&消耗は進んでいるようだ。
やはり悪化させない生活をするしかないらしい。
======2012/11/21 追記========
数日前のギックリ腰もあり、ささき整形リハビリテーションクリニックで診てもらった。
「毎月通院すれば今より楽になる」との診察が。
自分の足が外側を向いたのを見ても、うずく程度の痛みしか感じなかったので、
「ブログにどう掲載しようかな?」
などと考えていた私がいます。