それ、せっかちさんだと思います。

December 11 [Mon], 2006, 14:00
 佐々木俊尚氏の『ネットvs.リアルの衝突』に関して、『404 Blog Not Found』様と、『FIFTH EDITION』様がエントリーをUPされている。
 個人的に「あちゃ〜」と思ったのは、お二方ともAmazonに掲載されていない旨を冒頭に記していらっしゃったこと。

 ちなみに本entry現在、Amazonのページはまだ存在せずというのは前回のグーグル Google - 既存のビジネスを破壊すると同じ。とりあえず文春新書のページもリンクしておきますが、もう少しネットの方も見て欲しい>文春新書編集部
404 Blog Not Found:ネットvs.リアルの衝突


 しかし、書評あげようにも相変わらずアマゾンにページがないとはこれいかに。

 弾さんも書いてますが、これは良くないです。発売がすぐそこなのにネット最大の書店アマゾンに無いのは頂けません。
FIFTH EDITION: 書評「ネットvs.リアルの衝突」


 えっと。現状の取次のシステムだと、発売10日前にAmazonにデータを上げようとすると、進行を最低2週間は早くしないといけないのではないかと。そうなると、校正等に皺寄せが起こるように思えるのですが。
 もし、Amazonのことだけを考えればAmazonに特化した進行管理をする必要がある。そして、そこまでする必要があると考えている出版社は多くない。
 それに、ほとんどの新書の場合、「Amazonの注文冊数」よりも「ブックファースト各店に撒かれる冊数」の方が多いのではないか。「実際に売れた冊数」ではなく「書店に卸した冊数」で帳簿が動いている以上、後者を重視するのは当然。
 
 また、Amazon側も発売日にデータがアップすることに必ずしも拘っていないふしがあった。最近はそうでもないけど、彼らの「ロングテール」が時間軸にも及んでいるのは相変わらずだ。爆発的に売れる発売日前後より、細く長く継続的に売ることに視線が向いているのは、彼らの思想からしてみれば当然。

 そんなこんなで。出版物が発売前にアップされないのは取次流通のシステムとAmazonのコンセプトが大きな理由です。構造的な問題なので版元にはいかんともし難いところも多々あります。
 ま、既存の流通体系に組み込まれている限り、Amazonは「巨大な書店・家電店」以上でも以下でもないので。逆に言えば、購買者に対する「見せ方」の変化の影響は流通にまで及んでいない、ということになるのではないか。

 だから、dan様も、どうせなら編集部に「ネットの方を見て欲しい」と言うのでなくて文藝春秋に「さっさとAmazonと直取引汁」と言うべきです。

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