『Real Sound』紅白記事炎上事件に思うこと

January 06 [Mon], 2014, 22:45
 あけましておめでとうございます。…といっても、私自身は1日から稼働していたので、がっつり休んだ感はないのだけれど。まぁインフラ関係とか飲食チェーンとかサービス産業とかと同様、メディアでお仕事をする以上は仕方ないね。
 そんなわけで、年末年始はNHKの『タイムスクープハンター』と『歴史にドキリ』くらいしか見ておらず、『あまちゃん』の話題で持ちきりだった『紅白歌合戦』すらちゃんと観れなかった。話題に乗れないで歯噛みしていたところ、『サイゾー』系の音楽メディア『Real Sound』に掲載された記事が炎上・削除という事案があった。

 【お知らせ】1月1日掲載の紅白に関する記事について - Real Sound|リアルサウンド

 ちなみに、未だにGoogle先生のキャッシュが残っているあたり、ネットの残酷さが鮮明になる。

 記事の内容については特に感想はない。何より『紅白』も『あまちゃん』も語れるほどちゃんと視聴していないし、「あなたはそう感じたんだね」という情報しかないように思えるからだ。逆にいえば、これだけ内容がないものに対していろいろ語るなんて、(私を含めて)もの好きだなぁ、といえるかもしれない。

 それよりも、記事を削除してお詫びを掲載するということは、メディアとしての覚悟や責任の処し方としては拙すぎるだろう、と強く感じざるをえなかった。
 今回の記事は、いちライターの私見が記されているにすぎず、「誤報」ではない。にもかかわらず、批判が集まったから消します、というカジュアルな方針のサイトだと示してしまったわけだ。個人的には、編集者って書き手を「守る」のが最低限の役割だと考えているのだけど。そういうサイトで、忌憚のないタブーなしの「レビュー」なんて不安だし怖いしとても書けない。
 というわけで、クオリティーに疑念のある記事を掲載したことよりも、その後の対応の方を問題視すべき事案。『Real Sound』に限らず、たまに新聞社のサイトやポータルサイトでも記事がしれっと削除されることもあって、そういうことが続くとネットのメディア全体における信頼を損ねているのではないか、と思う。私自身も他人事ではないから気をつけます。

 一方で、媒体の名前で全てのコンテンツを同一視するような見方はリテラシーに不足するのではないか、ということも同時に感じた。
 『Real Sound』はこれまでも「?」という内容の記事や連載が載ることがあったけれど、中には他の音楽メディアとは違った視点を提供するようなものも少なくない。それを今回の一件で全て切ってしまうのは惜しい。例えば朝日新聞だって全部「左翼」な内容の記事ばかりでないわけだし、メディアのカラーよりも個別の記事や書き手、あるいは編集者ごとに取捨選択や評価することが大事なのでは?
 だいたい、今や各サイトのトップからよりもソーシャルメディア経由で読む記事の方が多く、記事単体とメディアが必ずしも紐付いていないことも多いわけだし。「質」をメディアの名前で判断するというのは、ぶっちゃけ情報弱者の方法で時代にそぐわなくなっていると思う。
 逆にいうと、コンテンツのクオリティーや方向性でしかメディアや編集の存在意義を示せないということだと、かなり脆弱であるから別の付加価値を探す必要があるなぁ、とも強い危機感を個人的には覚えています。
 
 そんなこんなで、いろいろ書いてきたけれど。私自身も『ガジェット通信』に多少なりとも関わっている身として、『ナタリー』の大山卓也氏がこんなことをツイート(参照)していることにはちょっと「イラッ☆」とした。い、いまにみてろよっ!!

 今年も拙ブログをよろしくお願い申し上げます。

はふぽ日本版が編集の問題以前だった件

May 09 [Thu], 2013, 7:20
 2013年5月7日にオープンしたはふぽことハフィントン・ポスト日本版。Parsleyも前回のエントリーで批判というか雑感というか感想を記した。その中では燃える可能性はあまり高くない、としたのだけど…ちょっと想像とは違うところから出火の気配がするので、ざざっとメモしておく。

 まず、『POLAR BEAR BLOG』様が、はふぽに原稿を送ったのだけど何の音沙汰もなかったのでYahoo!ニュース個人にアップしたった、とのこと。

 POLAR BEAR BLOG ハフィントンポスト日本版に参入失敗した件
 POLAR BEAR BLOG ハフィントンポスト日本版に対する懸念というか不安。

 小林氏の場合、このように実力行使に至って、はふぽ側も反応して掲載に至っているわけだけど(参照)。
 彼だけでなく、西田亮介氏なども同じように放置されていたらしく、それに対する不満がtwitter上に散見されるようになってきた。

「思いもよらず大量にコンテンツが集まってしまったので公開してません。不満かもしれませんが公開までお待ちください」とかいうすっげー上から目線のメールにびっくり。なんなの、そんなに偉いの、輸入コンテンツサイトさまは。公開していらないし、一生更新しねーよ、とか心のなかで毒づいたなう。

 Twitter Ryosuke_Nishida


  個人的には、小林氏や西田氏よりも堀潤氏の記事が優先されているというのは、「ないわー」という感じなのだけれど。

 実のところ、松浦茂樹編集長は『WIRED』時代にも、運営会社移行前に人気コラムを連載していたyomoyomo様に対しても似たような感じで憤慨させてしまったという「前科」がある。

 wiredvision.jpドメイン閉鎖と「yomoyomoの「情報共有の未来」」の未来 - YAMDAS現更新履歴

 もちろん、それぞれの事情や優先順位があるので、どちらが悪いという問題ではないとは思うが、編集とかクオリティーコントロール以前に、執筆者とのコミュニケーション齟齬があるというのはどうなのかしら、という感想を持つ。
 投稿型のメディアの場合、コンテンツを書いてくれるひとに、いかに気持ちよく投稿してもらうのか、というのが最大の課題で、逆にいえばここさえクリアされていれば三年は戦えるのだけど。はふぽの場合は、それよりもファクトチェックやクオリティーチェックなどを優先させちゃっているんだろう。なんというかオールドメディア的な発想で、それはそれで実現できれば理想的ではあるけれど、現状の限られた人的リソースで完璧にやろうとするのは無理だし、完璧にできないのなら意味ないじゃん、と思うな。
 中の人達は、コンテンツを作っていく、という意味では優秀な記者であり、編集者であるのだろう。だが、ネットサイトの管理・運営という面では、各ブログサービスのマネジメント担当者の方々などと比べて数枚落ちる、ということが今回浮き彫りになったともいえるかもしれない.
 
 まぁ、Parsleyもお仕事をしている上でコミュニケーションを上手くできないこともあるから、ひとのことをいえる立場ではないのですけれどね。自戒します。




ハフィントン・ポストが「???」ないくつかの点

May 08 [Wed], 2013, 9:15
 2013年5月7日に『はふぽ』ことハフィントン・ポスト日本版が鳴り物入りでオープンした。ざざっと見た限りに置いては、メディア関係者やウォッチャーからの品定め的な言及はあるものの、一般レベルだと「??」といった反応というところっぽい。事前に松浦茂樹編集長のインタビューがあちこちに掲載されていたものの、ネットメディアか新聞ばかりだったし、β版が公開されていたわけでもないので、松浦氏と面識のあるParsleyが一読してもピンとはこなかったから、関心ない層からすればもっと「???」なのでは、と思う。

 それで。既にいろいろな方がエントリーをアップしているものをざざっと拝読する限りは疑問符たくさん、というところ。中でも『ガ島通信』様が爆速でYahoo!ニュース個人に記事をアップしていたのはさすが。

 ハフィントン・ポスト日本版は失敗する(藤代 裕之) - 個人 - Yahoo!ニュース 

 2006年のオーマイニュース日本版ということならば、当時編集委員を務めた佐々木俊尚氏が今回もブロガーとして関わっていらっしゃって(参照)、「今こそそういうポータル的なメディアが必要」と記している時点で失敗確定なのではという思いがよぎるわけだけど(笑)。
 ただ、オマニの初代編集長を務めた鳥越俊太郎氏をはじめとするスタッフの大半が既存メディア出身でネット文化に精通しているとはいえず、初期に実名匿名論によるコメント欄の運用で荒れていき、肝心の市民記者が提供する記事のクオリティーも低く、尻すぼみになって行った。それに対して、松浦氏はBLOGOS⇒WIRED⇒GREEと渡っているし、スタッフにもネットメディア経験者が複数いるから、オマニほど斜め上の展開は期待できないように感じる。当時と比べてソーシャルメディアが普及して実名で発言するひとも徐々に増えているし、炎上リスクは軽減されているのではないだろうか。
 とはいえ、裏を返せば燃えることもなくアクセスが下がっていく、ということでもあるけれど。
 
 アクセスといえば。このエントリーを書き進めている時点では、Google先生で「ハフィントン・ポスト」で検索しても10位以内には入っていない(参照)。



 来ないなー来ないなーとクリックしていったら、5ページめの5番目に登場。なんか松浦編集長のインタビューや事前のリリース記事ばかりがヒットして本末転倒感がパない。
 私は小物なので、担当者ならば四半期でのアクセス流入見込みを想定して「広告とか言っている場合じゃないや…」と、パキシルのお世話になること間違いなしだが、おそらく中の皆様は別のご判断をなさっているということなのだろう。しかし、『ガ島通信』様の記事が上に来るというのは、Yahoo!個人パないなー。

 これはマシンスペックや通信環境にもよるだろうけれど。Parsleyの閲覧環境だとなーんか重くて20分ほどで遊ぶのをやめてしまった。ユーザーのフォローもちゃんと出来ているのか一見では分かりにくいし、「フォロー」「ファン」や「ニュース」「ブログ」といったはふぽ独自の用語があって混乱する。コメントをする際、twitterやFacebook以外のソーシャルメディアに投稿しようとすると、いちいちIDとPASSを入力しないといけないし。いらいらするわー。
 極めつけがユーザーの設定画面からFAQを見ようとすると、「ページが見つかりません」ときた。温厚なParsleyでもさすがにそっとタブを閉じましたよ。Facebookに文句書いたら松浦編集長が「修正します」とおっしゃっているので、すぐに対応されるとは思いますが。(参照



 なんというか、全体的にはふぽむずい、という印象を持たざるをえない。サイト構成やUIについては、津田大介氏が「システム的な部分はよくできてる」とおっしゃっているけれど(参照)。もしかしてParsleyとは別のサイトをご覧なのかもしれないなー。
 まぁ、中身の記事に新味がないのならば、どんなにシステムが優秀でもヤバいと思いますが。

 あと、コメント欄の運用についてもざっくりというならば。日本のネット空間は良くも悪くも2ちゃんねるの影響が強く、敵視したネットメディアの成功例はほとんどない。
 『WIRED』インタビューで、松浦編集長が「向こうも、日本の"匿名掲示板文化"のようなものには辟易しているんですね。アメリカでいうと4chanですが、そういうものに手を貸すようなものにはするな、と言われています」とおっしゃっているのを拝読した時には「それ負けパターンや」と頭抱えましたよ…。
 2chは誹謗中傷が横行しているし、真偽が不確かな情報が渦巻いているなど、問題をたくさん抱えているのはいうまでもない。が、一方で良質な議論が進む板やスレもあり、「嘘を嘘と見抜けないと難しい」という西村博之氏の名言に象徴されるようにリテラシーを養うことにも役立っている。
 それに。松浦編集長ははふぽの主力読者を団塊ジュニア世代に置くようなご発言をされているけれど。清濁を全て飲み込んで喜怒哀楽を誰でも自由に書き込める2chこそが、団塊ジュニア世代が「ホーム」といえるメディアなのではないだろうか。いずれにしても方向性としては真逆なので、「良質の議論」が受け入れられる勝算をどのように描いていらっしゃるのか純粋に興味は沸くけれど、現状を見る限りは「???」という感じかしら。

 ここまでいろいろ記してきたけれど。Parsleyにとっては既に名声がある「オピニオンリーダー」を起用し、無名の論者のことをオーソライズしようとしないネットメディアは存在意義がないとさえ考えているので、ネットメディアウォッチャーの遊び場がまたひとつ増えたくらいの認識だったりします。
 そうは言っても、万に一つオファーを頂いた際には恥も外聞も節操もないので書きますけれどね!
 これから「???」が「!?」に変化することを、心から願っております。

『SmartNews』転載問題は感情論

December 24 [Mon], 2012, 15:40
 Parsleyにしては珍しくイケダハヤト氏のご意見に賛成だったので。

 SmartNews問題、転載されているブロガーとして思うこと(ihayato.news)

 ネットにおける全文引用に関しては、各新聞社がそれを禁止する条項をサイトのポリシーにして、ネットユーザーから時代にそぐわないと批判もされてきたけれど、今回メディアの中のひとが「悲しい」とか表明するのも、全く同じ構造なので、正直にいえば「くだらないなぁ」と思ってしまう。

 それまで、ネットでの引用転載でもリンクが張られていればトラフィックが流入してアクセス増が見込めたから表向き黙認していたけれど、アプリだとそれがないからNGというのは、メディアの中のひとの理屈で読者の利便性をまったく考慮されていないご意見ですよね、と言わざるをえないし。

 また、このような「タダ乗りが報道機関を弱くする」、とツイートされていた方も見かけたけれど。「ジャーナリズム」を支えるために各新聞社がどのような販売をしたり、押し紙問題に代表されるような発行部数の水増しを行なってまで広告費で稼ごうとしているのかという黒い側面を新聞奨学生の立場から見ていたParsleyとしては、ノスタルジックなご発言ですね、と言いたくなるし。

 それよりも、なぜ『SmartNews』のようなサービスが登場してユーザーからの支持が集まったのか、ということをメディアの中のひとはもっと真剣に考えた方がいいと思う。
 例えば、ページビュー数を増やすために、一つの記事をいくつもページ分割したり文章中に広告を挟むのは、読み手の側からすると非常に見づらい構成になっている。また、スマートフォンやタブレットに読む際にストレスのあるページになっているサイトも多い。
 もちろん、広告収益モデルにしている上は、PVやUUがダイレクトに響いてくるという事情があるにしても、それはメディア企業のビジネスの問題であって、読者は預かり知らないところ。
 メディアもサービスなのだから、ユーザー目線に立ったサイトやアプリを用意するなど、リソース割けるところはいくつもある。例えば長文で読む利便性を考えてePubに準拠したデータを提供してみたり、ニコニコ動画が運営しているブロマガに似たサービスを立ち上げるとか、個々でリリース出来ることはたくさんあるのではないだろうか。

 まぁ、『SmartNews』の転載・引用に関して問題にしたいならば、それは各社の法務部のお仕事だし、そこでしかるべき手打ちがそのうちある可能性はあるだろう。トラフィックが流れたり、一定のフィーが各メディアに入ればそれでOKということになるかもしれないけれど、それって書き手がいくら考えても何の解決にもならないしね。

 ブログや各メディアで記事を書かせて貰っている立場からすれば、とにかくよいコンテンツを一本でも多く出すことが自分のためでもありひとのためでもあるわけだから、『SmartNews』に転載されようがされまいが、書いて書いて書いて書く以外のことに構っている余裕なんかありません。

 そんなこんなで。いろいろ作業が溜まっているのでこれにて。よいクリスマスを!!

「ペンには訴訟」が論壇を破壊する

November 26 [Mon], 2012, 16:30
 上杉隆氏が読売新聞の記事を盗用したという疑惑をブログで紹介した池田信夫先生と、転載先の『BLOGOS』を運営するNHN Japanを名誉毀損で訴訟したという件(参照)。

 詳細については、Togetterのまとめに網羅されているので、そちらを参照して頂くとして。

 【上杉隆氏盗用疑惑】上杉氏からの訴状が池田信夫氏に到着(Togetter)

 Parsleyのような木っ端ブロガーにとって他人事ではないのは、ある相手と論争になった際、「言論」というフラットな場ではなく、裁判所という場での訴訟というシステムを使った非対称戦を仕掛けられることが、「当たり前」になる事例になってしまうのではないかなぁ、ということ。
 つまり、誰か気に入らない相手の言論があった場合、非論理的でもとにかく訴訟に持ち込んで、指摘した事に対してさらなる言及をすることへの圧力をかける、ということが横行するようになるのではないか、と強く懸念するわけですよ。

 上杉氏の場合、池田先生がご指摘の読売新聞のコピペでないという論拠をご自身のサイトで明らかにすればことが済む問題。実際に100ページに渡る「報告書」を上杉氏自身が出すと言及しているし、それが明確にコピペでないと万人が納得させる論拠があればいいだけの話なのに、「報告書」はまだ公開されずに訴訟で圧力をかけるなんて、端的に言ってむちゃくちゃとしか言いようがない。

 ちなみに。吹けば飛ぶ程度の存在でしかないParsleyでも、過去に数度、書いた記事がポータルサイトに転載された際に「抗議」によって削除される、という事に出くわしている。どれも事実に反していることはまったくなかったのですけれどね。
 紙媒体だと「お詫びと訂正」という形になるので記事そのものが消されることはないのだけれど、ネットメディアやポータルサイトの場合、カジュアルに記事自体を説明もなく消されてしまう場合が多いので、多くの読者にとっては記事が突然消えてしまうことになり、理由も明かされない。
 上杉氏の提訴の場合、池田先生も言論人としては「大物」だし、何よりも「勝てる」からNHN Japanも共同で争う気があるのだろうけれど。これが無名のブロガー・ライターだったなら事を荒立てないでサクッと記事を消すことで「なかったこと」にされる可能性は低くないように思える。
 つまり、書きたいことを「訴訟」もしくは「抗議」という「圧力」をかけることによって封殺するという手法は既に起こっているし、今後それは読者の見えないところでの暗闘が増えるのではないかしら、と強く危惧している。

 少なくとも言論をお仕事にしている方は、批判には言論で対するのが筋だと思うし、メディアにおけるヒエラルキーを利用して既成事実化しようとした上で訴訟という手段を取った上杉氏の行動をParsleyとしては到底支持出来ないし、表現の自由に対する挑戦とすら感じる次第です。

 あと、個人的には上杉氏が代表を務める自由報道協会が公益社団法人と認められた件についてに関心を持っている。もっというと、公益認定にあたっては、「社員、評議員、理事、監事、使用人その他の政令で定める当該法人の関係者に対し特別の利益を与えないものであること」という定めがあるのだけど(第五条の3)、ほんとうに利益を享受していないのか、少なくともサイトを見る限りにおいてはどうなんだろうという印象を受ける。
 そもそも、公益社団法人として「国」より認可を受けることにより、メディアとしての独立性という面で危ういようにも感じるし、理事のさじ加減いかんによっては特定の政治家や団体に対して利する動きをするのでは、という疑問も残る。
 この件、元切込隊長氏ではないけれど、微々たる力しかない木っ端ブロガーとして各方面に聞いて回ろうかなぁと思っています。



『アゴラ』がマズい3つの理由

November 15 [Thu], 2012, 12:20
 先日、音楽ビジネス界隈では、言論プラットフォーム『アゴラ』編集部の石田雅彦氏の『音楽自体がもうオワコン』という記事について相当な反発があった。
 メディアウォッチャーとしてのParsleyからしてみれば、『アゴラ』って今は亡き『オーマイニュース』の「言論人」版という評価なので、特に編集部発の記事は実際の現場からはかけ離れた、分析にもならない放言が目立つこともあり、「ああまたか」という感じなのだけれど、今回の記事は『アゴラ』編集部がマズい点が凝縮されているので、せっかくだから3つほど列挙してみようと思う。

 1.文法より「釣り」を優先している

 タイトルの『音楽自体がもうオワコン』というけれど、そもそも「Music」って「表現」であって「Contents」(創作物)じゃないから、終ったコンテンツ=オワコンというのは冷静に考えれば日本語としておかしい。あと個人的な感覚だけど石田氏の文章は「している」を「してる」といった話し言葉書きをしてあって読みにくい。Google音声変換を使っているんじゃないか、と疑うほどだ。
 結局のところ、日本語の文法を無視して、その時にキャッチーなフレーズを用いた方がアクセスが稼げる、という判断が働いているのだろう。音楽業界の方々の目に留まったということで、炎上マーケティングに成功したともとれるけれど、仮にも「言論」という名を冠しているにも関わらず、日本語下手ですというのは、いかがなものかと思うなぁ。

 2.稚拙すぎる分析

 「芸能音楽ビジネスは、基本的にレコードやCDの売上げで成り立ってます」と断言しちゃっているこの記事だけど、ライブでの収入へと移行しつつあるというのがここ数年のショービスのトレンド。チケット収入やグッズ収入など、CDなどのコンテンツ自体もライブやイベントへの導線として機能させるような方向になっている。また、音楽配信に関してもレコチョクや着うたなどからカラオケ・有線放送というように多角的に行われているのは、業界関係者ならずとも周知のこと。それをCDと原盤権ビジネスのみで全てを語ろうとするのは無理がある。

 3.センスのないピックアップ

 同記事の他のピックアップでも、『DV妻に苦しむ男が急増中!?』という記事に「急増してるのかどうかちょっとわからないんだが、人間関係がうまく構築できない人は男女問わずいつの時代にも一定数います」とコメントしていたり、『原因不明の「突発性難聴」が引き起こす超危険な症状5つ』という記事の紹介の結びが「とにかく睡眠不足は大敵のようです」とあったり、毒にも薬にもならない内容。というか、そもそも『美レンジャー』とか『痛いニュース(ノ∀`)』がソースって…。


 端的な印象を述べると、『アゴラ』編集部は「編集」の機能をなしていないように感じる。各ブロガーからの寄稿に手を入れている様子はないし(もしくは改悪されているのかも)。編集なら、エビデンスに基づいた情報を付加したり、関連文献へのリンクなどの情報を加えてはじめてコンテンツとして読むに値する内容を読者に提供できているといえるのだけど、そういったところも著者まかせ。だから、週刊誌以下で『オーマイニュース』など市民メディアに毛がはえた程度の記事しか配信できていないのだろう。

 とはいっても『アゴラ』というメディア自体はYahooニュースに雑誌として配信しているし(参照)、BLOGOSでもアクセスを稼ぐ記事を配信していたりするんだよねぇ…。
 しかし、肝心の内容が読み飛ばし程度のものしか出せないのであれば、市民メディア以上週刊誌以下といった程度なので、もうちょっと読めるコンテンツにして欲しいなぁ、と一読者として願う次第です。

 それにしても。どこかのタイミングでブログ黎明期からのネットメディアの変遷はまとめる必要があるかもしれないなー。




 

 

『ケイクス』に見る有料コンテンツの現在地

September 12 [Wed], 2012, 15:15
 『スタバではグランデを買え!』『もしドラ』など、ダイヤモンド社で数々のベストセラーを手がけた加藤貞顕氏が立ち上げた『cakes(ケイクス)』が9月11日についにオープンした。
 『ケイクス』は週150円でコンテンツが読み放題になるという有料配信プラットフォーム。個人の有料メルマガではなく、サイト自体を有料課金にして多くの書き手の記事が読めるというモデルは、これまでありそうでなかった。そこに目をつけたあたり、単純にスゴイなぁと思う。
 
 執筆陣は、下記の通り。

 青木理音、青山裕企、安全ちゃん、飯田和敏、家入一真、いしたにまさき、磯崎哲也、伊藤聡、宇都宮徹壱、海猫沢めろん、大崎善生、大槻ケンヂ、大山くまお、岡田育、岡田斗司夫、久保内信行、小田嶋隆、陰山英男、加藤レイズナ、金子平民、川上慎市郎、黒田勇樹、古賀史健、ココロ社、近藤正高、西條剛央、坂上秋成、坂口孝則、坂之上洋子、真実一郎、橘玲、田端信太郎、塚越健司、津田大介、ツレヅレハナコ、仲田晃司、西内啓、二村ヒトシ、古川健介、能町みね子、馬田草織、ハマザキカク、速水健朗、美少女図鑑、pha、finalvent、フェルディナント・ヤマグチ、深町秋生、藤沢数希、藤田大輔、藤野英人、本田透、枡野浩一、真魚八重子、三田紀房、峰なゆか、May_Roma、茂木健一郎、山形浩生、山本一郎、yomoyomo

 ざっと見たところ、加藤氏が編集者として携わっていた書き手プラス、2005〜2007年くらいにはてなダイアリーを中心としたブロゴスフィアで活躍していた書き手が多い、という印象。ジャンルやカラーは多岐に渡ることは容易に想像がつくし、「文化系トークラジオLife」を欠かさず聴く層や日経ビジネスオンラインを毎日読んでいますという層ならば、週150円/月600円なら払って読む価値があるだろう。
 なかでも唸ったのは川上慎市郎氏の名前があったこと。もう忘れちゃっている方もいるかもしれないけれど、彼はブログ『R30』の中のひと。ビジネス・マーケティング・メディアに関する鋭い論考と見も蓋もないぶっちゃけ内容で一世を風靡した彼は、グロービスでマーケティングを中心に教鞭を取っている。(参照
 しばらくネットとは距離を置いていた『R30』様がどんな記事を送り出すのか。個人的にはこれだけでも150円出して読みたいと思わせる方だ。
 ほかにも、素敵な写真とエッセイをお書きになる『平民新聞』の金子平民氏やサラリーマン本・マンガ評やアイドル評に鋭い『インサイター』の真実一郎氏、海外ウェブの先端に詳しく大手小町のヘビーウォッチャーでもあるyomoyomo氏など、決してメジャーではないかもしれないけれど、実力もありファンも着いている書き手が揃っている。「これは!」と思わせる書き手をこれだけ揃えたあたりが、メディアプランナーとしての加藤氏の力技だろう。

 そんなわけで。先述したように2005〜2007年前後にブロゴスフィアにいて、はてなダイアリーあたりで書いていたひとにもフォーカスされているわけで、彼らのブログをRSSに入れていたという相当数の読者は『ケイクス』に付いてくるだろう。なので、成功は確実というか、まぁ失敗はないよね、という手堅いビジネスをしているあたりも、加藤氏が編集者としてだけでなくメディアプロデューサーとしても鬼才たるゆえんだな、というのが個人的な感想になる。
 サイトのUIはhtml5を駆使してタブレット端末で見られることを想定されていて、ぱっと見新しいようだけどやっぱり押さえるべきところは押さえていて、緻密に考えられたデザインで、こちらも定石は外していない。
 さらに、各提携メディアの記事掲載などで、『ケイクス』ブランドで書き手を送り出すことが出来れば、単なるプラットホームとしてだけでなく、編集プロダクション的な振る舞いも出来る。
 見れば見るほど、加藤氏の凄腕ぶりに唸るしかない。

 だけど。全体として、手堅い故に面白みはないなぁ、とも思ってしまうんだよなぁ。

 何度もいうけれど、『ケイクス』が失敗する可能性はほとんどない。読者層が明確に想定されているからだ。もっというと、ネットリテラシーのある20代後半から40代男性がメインターゲット。仮に5万人有料購読者を獲得したら、単純計算で月三千万円。5万という数字は、コンビニエンスストアに入る雑誌の最低発行部数に近く、バリューとしてはそれほど難しいラインではないのではないだろうか。
 とはいえ。それまでホームラン級のベストセラーを連発していた編集者だった彼にしては、急にセーフティーバントでのヒットを狙ってきたようで、ちょっと小粒な印象を受けてしまう。
 この面白みのなさを簡単に言うと、おじさんのメディアになってしまう可能性が非常に高いこと、なんじゃないかなぁと思う。10代から20代前半の読者がつくイメージが沸かないというか。そもそもオンライン決済はクレジットカード所持が前提になっているので、若い子は読むに読めない。インタビューで加藤氏は「田舎の中学でイジけていた自分」が想定読者とおしゃっているけれど(参照)、現状の『ケイクス』が<彼>に魅力的に見えるのだろうか?
 ある意味、『ケイクス』はブロゴスフィアの書き手にちゃんとした対価を払えるモデルを作ろうという、書き手側の方を向いたモデル。それはとても大事だし応援したいのだけれど、同時に読み手側を見たモデルではないよな、と思わざるをえない。

 実のところ、有料メルマガや最近オープンしたニコニコ動画の『ブロマガ』にしても、若い読者を想定していない、というのがコンテンツビジネス最大の問題だということを浮き彫りにしていると思う。書き手はおっさんばかりだし、ネタは週刊誌っぽいし。そして、先述したようにそもそもとしてクレカ持ってないと読めないという時点で高校生以下はほぼオミットされてしまう。
 単純な話、テキストなんて暇でもてない男性諸君が最大のバリューゾーン。そこを狙えないメディアは、読者の年齢が上がるとともに先細りするだけだ。
 そして、今10代や20代前半はコンテンツの受け手としてだけでなく、ニコ生やpixivなどで送り手としても活躍している。その上で自分が何かを出す、という快楽は求めても、「お金をもらう」ということを必ずしも求めていない、というあたりがポイントなのではないか。
 ここのあたり、コンテンツビジネスの現状の難しさと、今後の可能性が潜んでいるように、個人的には感じているのだけど。話が逸れすぎたので別の機会に考えることにする。
 
 そんなわけで、『ケイクス』はまぁ成功は確実だし、有料課金コンテンツのビジネスモデルとして一つの形が出来ることによって今後の展望が開けるかもしれないと期待はしたいのだけど、もうちょっと大きなラインを狙ってほしかったなぁ、というのが個人的な感想になる。

 とはいえ、加藤氏が現状で満足しているとはとても思えない。彼のさらなる一手を注視していきたい。
 その一手が、Parsleyを書き手もしくは編集側として入れてくれる、というのだといいのですけれどね(笑)。

 

ニコニコニュースから飛んできた皆様へ

August 31 [Fri], 2012, 1:25
 なんか、こちらからのアクセスが多いようなので。

 この記事は削除されました。(ニコニコニュース)

 こちらの記事は、もともと『ガジェット通信』の姉妹サイト『オタ女』に私Parsleyことふじいりょうが取材して掲載されたものになります。

 私立恵比寿中学が照英とコラボ!? 『NTT Communications presents PROJECT SHOW-A to B』出演独占インタビュー(オタ女)

 『オタ女』での記事は、基本的に後刻に『ガジェット通信』でも掲載、それがニコニコニュースをはじめ各ポータルサイトなどに配信されます。
 それで、今回なぜややこしいことになっているかというと。掲載後に事務所サイドから画像の差し替え依頼があり、一度非表示にして再度配信という対応をしております。
 その際に、各配信サイトの分も削除/再配信という手配になっている(はず)なのですね。
 ニコニコニュースにも、再配信分が掲載されています。

 私立恵比寿中学が照英とコラボ!? 『NTT Communications presents PROJECT SHOW-A to B』出演独占インタビュー(ニコニコニュース)

 それなのに、なぜか画像と私の署名と、サイトへのリンクだけが残り、「この記事は削除されました。」というページだけが残されているというわけなのですね。
 私個人としては、この処置に困惑してます。もっと正直にいうと、ニコニューの中のひとにはちゃんとお給料分のお仕事はこなしてもらいたいです。
 ポータルサイトにとってはたかが一本の記事かもしれないけれど、書き手にとってはリソースを割いて心血注いだ大事な一本です。ただの「ネタ」としてではなく、アクセス=価値を生み出す「コンテンツ」として扱って頂くことを願ってやみません。

 他にもいろいろいいたいことありますが。末端の書き手の身分としては職権以上のことをさせられて非常に不機嫌です。私だって忙しいんですよ。こんなことにリソースを割かせた分のものは取り返しに行きますから、関係各位はお覚悟しておいて下さいませ。

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 <追記 2012/8/31 10:00>

 該当記事、「お探しのページは、すでに削除されたか存在しない可能性があります。」になりました。
 どなたか中のひとにおかれましては、朝からご対応頂いたこと御礼申し上げます。

記者に開放じゃ「オープン」じゃないよ!

March 25 [Thu], 2010, 23:30
 鳩山内閣総理大臣記者会見への参加について(首相官邸)
 鳩山首相の記者会見、ネット・フリー記者も出席可能に(朝日新聞)

 R30様にせかされるまでもなく(参照)、25日8時半過ぎに首相官邸に電話しました。
 すると、書類を送るのでFAX番号を連絡して、それから書類を記入して送付するという手続きが必要だとのこと。うち、FAXないよ…(T_T)
 本当はいろいろ交渉したかったのだけど、所用もあり今回は断念しました。無念なり。

 で、今回の「ネット・フリー記者」なのだけれど、下記のような条件がついている。

 1.(社)日本専門新聞協会会員社に所属する記者 (国会記者記章の保持者)
 2.(社)日本雑誌協会会員社に所属する記者(国会記者記章の保持者)
 3.外務省が発行する外国記者登録証の保持者
 4.日本インターネット報道協会法人会員社に所属する記者で、十分な活動実績・実態を有する者
 5.上記1、2、4の企業又は(社)日本新聞協会会員社が発行する媒体に署名記事等を提供し、十分な活動実績・実態を有する者


 はい、去年9月の外務大臣記者会見の開放の際と全く同じ条件であります。
 ちなみに、「十分な活動実績・実態を有する者」とは、過去三ヶ月以内に該当媒体で記事を書いたことが該当するようだ。
 
 確かに、神保哲生氏や上杉隆氏のような方々からしてみれば、宿願がかなったことになり、またそれまで活動なさってきた経緯も存じているので、よかったと思う。
 思うのだけれど、私のような木っ端ブロガー(時々ライターもどき)からしてみると、これで「オープンになった」みたいな風潮になってもらっては困る。
 何度も拙ブログで指摘しているように、日本インターネット報道協会は実態があるのか、非常に怪しいところがある。代表幹事を務める日本インターネット新聞社竹内謙氏のJANJANは、今月いっぱいで閉鎖になることが決定しており、実質的に同協会に所属するのは、J-CAST、日本ビデオニュース株式会社、ライブドア、ドワンゴということになる。これでは、ネット・フリーの記者といっても相当に門戸は狭い。
 
 そもそも、「記者」という人種に、頑なまでにこだわる姿勢が、各省庁で見られるのは、外野からしてみると非常に残念。今や、ブログ、twitter、USTなどで簡単に配信出来るということを考えれば、既存メディアなどよりもずっと速報性の高いコンテンツを送り届けることが出来る可能性があるというのに。
 また、私も参加できたように、消費者庁は各方面に申請をすれば大臣会見に出席することが可能だ。(参照
 官邸や他の省庁も、消費者庁の会見と同じように、肩書き「記者」にこだわらないようになって、はじめて「オープン化」と胸を張って言ってもよくなる。いち木っ端ブロガー(時々ライターもどき)として、それを願っています。

『JANJAN』休刊に思うプラットフォームメディアの難しさ

March 02 [Tue], 2010, 13:30
 『JANJAN』休刊のお知らせ
 
 急激な広告収入の落ち込みにより社業を支えるだけの収入の見通しが立たなくなったことです。

 周知のように、JANJANは富士ソフトの関連会社に近い位置づけだった。もっと言えば、富士ソフトのイメージ戦略の一環として立ち上げられたサイトがJANJANだった。で、その富士ソフトはずっと業績が下降線を辿っており、2年程前から、サイトの維持が難しい状況だったので、休業自体に驚きはない。むしろ、ここまでよく持ちこたえたのではないか?
 いずれにしても、「急激な広告収入の落ち込み」というよりも、単純にスポンサーに見捨てられました、という方が正確だろう。

 (略)ごく普通の市民が記者になってニュースを書くというインターネット時代にふさわしい市民メディアの創造に挑戦しましたが、このところマスコミ側も市民の投稿やブログとの連携を重視する傾向が顕著になってきました。また、弊社をはじめ既存マスコミに属さない報道関係者が長年主張してきた中央省庁の記者クラブの開放も民主党政権の下で徐々に進んできました。こうした点からみて、弊社の所期の目的はひとまずは達成されたと得心しております。

 えー記者クラブの開放がJANJAN設立の目的だったって、はじめて知りましたよ(笑)。
 結局のところ、記者クラブ問題でも、主だって活動していたのはフリーランスのジャーナリストの皆様で、一般の市民記者の皆様がその方針に賛同・寄与していたようにはみられなかったのだけれど。記者会見がオープンになってもご高説を語られている皆様は誰も参加していなかったじゃん(笑)。
 マスコミの側が市民やブログとの連携を重視しているというのも後付けの理由に過ぎない。というか、素直に「お金がなくなって刀折れ矢尽きましたごめんなさい」でいいのにね。

 まぁ、嫌味ばっかり言っても仕方がない。オーマイニュース、ツカサネット新聞、JANJANとサービス休止し、市民参加メディアはPJニュースが残るのみになった。
 Parsleyとしては、以前にも書いたように(参照)、実名登録ということを信頼の担保として記事のクオリティ維持を図った、ということが最大の設計ミス。そして、その後のコミュニティ運営でも、記事に対するネガティブな意見を締め出すなど、顧客満足とはかけ離れた施策をするなどの失点を重ね、メディア自体の信頼を損なった。これを、開設初期の段階で起こしてしまい、「サヨの巣窟」的なレッテルが張られた時点で、命脈は長くなかったと言わざるを得ない。
 結局のところ、ユーザー個々が良質と見做したコンテンツを検索エンジンで探したり、RSSリーダーに登録したり、iGoogleに登録したりして、自分なりのプラットフォームをカスタマイズ出来る時代に、メディア自体をプラットフォームとして構築すること自体が時代遅れなのだろう。ユーザー側にアプローチするためには、いかに良質なコンテンツを多く抱えているか、ということに注力しなければならない中、クオリティコントロールをまったく念頭に置いてこなかった市民参加メディアをどのようにこれからの反面教師としていくのかがポイントとなっていくのだろう。

 しかし、『JANJAN』本体はともかく、『ザ・選挙』も掲載休止、4月1日以降は閲覧も出来なくなるというのはどうにかならないものだろうか? 地方選挙まで網羅したサイトで、Yahooみんなの政治などよりもよほどサイト設計もしっかりとしている上にコンテンツが充実していたのに。どこか他のポータルサイトが引き継いだりしないものか。最近Webコンテンツの充実を図っているライブドアさんいかがでしょうか? と、無責任に投げてみる。

 もう一つ、気になるのは、日本インターネット報道協会の動向だ。日本インターネット新聞株式会社の竹内謙代表が、同協会の代表幹事を務めており、協会自体の存続を含めて、今後どのようになっていくのか、注目していきたい。



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Birthday:1976/4/8
Point:首が長い。つまりエロい
Favorite:エイガにケイバ
タバコ:Davidoff GOLD
ウィスキー:アーリータイムズ
おしごと募集!!
カワサキシティーで布団と同化中
コメントは返したり返さなかったりです。
parsleymood@gmail.com
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