追悼・ジャマール

December 05 [Sat], 2009, 20:34
 本命エドワード・ファトゥー。WWE時代にはウマガ。だが、私はやはり、全日本プロレスで「ROD」の大黒柱として活躍していた時のリングネームで、彼のことを呼びたい。12月4日にジャマールが、心臓発作で亡くなった。36歳。

 WWEのリリース
 「ジャマールよ、安らかに…」(小佐野景浩氏のブログ)
 「ジャマール」(TAKAみちのくのブログ)

 我が家には、2005年9月11日にディファ有明で開催された、RODプロデュース興行のポスターが張ってある。当時の私は、全日本プロレス、特にジャマールを中心としたRODを観に行っていた。
 「動けるデブ、身軽なデブ、かっこいいデブ、みんなのデブ!」とはTAKAみちのくのMCでの前口上だが、その通りの動きを、いつもリング上で見せていた。トップロープからのフライングソーセージ。もう見れないなんて。

 ジャマール。さようなら。そしてありがとう。ポスターは、あなたのことを忘れないよう、ずっとこれからも張り続けます。

追悼・三沢光晴

June 13 [Sat], 2009, 23:50
 ノア、いや、レスラーはガチというのを、こういう形で証明するのであれば、ヤオと言われている方が百倍よかった。

 実近で観た三沢さんの試合で、衝撃を受けたのは、2006年12月の武道館でのGHCヘビーの丸藤正道戦(参考)だったか。丸藤がウラカンラナで切り替えして場外に落ち、カウント16でリングに戻ってからの彼は、「ゾンビ」の二つ名に相応しい闘いを見せた。対戦相手の技を全て受けると、むっくりと起き上がり、タイガードライバー85をコーナーから発射し、最後は有無を言わさぬ雪崩式エメラルドフロウジョン。丸藤からベルトを奪取し、「世代の壁」の厚さをこれでもかと示した。あの時の戦慄と鳥肌を、私は昨日のことのように思い出す。
 思えば、「ゾンビ三沢」が降臨したのは、あの試合が最後、ということになるな。

 地方興行を行うプロレス団体において、社長兼レスラーは激務を強いられる。三沢さんもそうだが、全日本の武藤敬司社長や、DDTの高木三四郎大社長、TAKAみちのくK-DOJO代表などは、プロモーターとの接待などリング外での営業に奔走し、その上でリングではメイン級のタフな試合をこなさなければならない。あまりこのような言い方はしたくないが、地方巡業の、レスラーの"名"に頼るカード編成が、必要以上にトップレスラー達を蝕んでいる現状は見逃せないところだろう。
 ノアは、選手層が厚くなったこともあり、去年の秋ごろより巡業のメンバーを選抜してベテランを休ませるようにしてきた。それでも、トップである三沢さんや、小橋、秋山といったところは、プロモーターの要望や集客面を考えると、休めない。

 「客は衰えている俺を観に来ている」とは武藤の言葉だが、これはほんとうに至言だ。全盛期に比べてお腹に明らかに肉がついて、セントーンなんかを相手に見舞う三沢さんの姿に若干失望をしつつも、変わらないエルボーの威力に酔いしれる。
 仮にもプロレスファンなら、その衰えているところも含めて、彼らがリングで闘う様を見続ける義務がある、と思っていた。そして、その姿を受け止めるべきだと。 いつか、彼がリングからいなくなる日が来るとは思っていた。その日までは見届ける必要があると考えていた。
 それが、このような結末になるなんて。
 だがしかし。闘って、闘って、闘い続けて、リングの中で倒れるというのは、実に三沢さんらしい、とも思う。

 簡単には癒えることのない傷を受けた斉藤彰俊のことを思う。当日、新日本の会場にいたであろう、菊池毅のことを思う。柱を失った、箱舟の選手たちの顔を思い浮かべる。心中、察するに余りあるが、どうか、闘いをやめないでもらいたい。私も、プロレスを観ることをやめないし、ずっとあなたたちを応援しています。

 最後に。三沢さん。これまでほんとうにありがとうございました。ゆっくり休んでください。



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三沢 光晴
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ロスジェネプロレス

March 21 [Fri], 2008, 10:08
 使い古された言葉ではあるけれど、プロレスほど世間の様相を反映するコンテンツは、そうはお目にかかれない。

 月曜日の記事なので、出遅れ感満載ではありますが。

 平成の生き方は、プロレスラーに学べ〜『平成人(フラット・アダルト)』酒井信著(評:近藤正高) (毎日1冊!日刊新書レビュー):NBonline

 例に挙げられているのはNOAHの三沢光晴なのだけど、先日の武道館で彼がGHCヘビーシングルのベルトを森嶋猛(78年生まれ)に落としている、このタイミングでですかぁと、ちょっとおかしかった。(参照
 『平成人』は未読なのでなんともなのだけど、著者の酒井信氏は間違いなく、評者の近藤正高氏もおそらくは、90年代全日本プロレスの「四天王」(三沢・小橋健太・田上明・川田利明)ファンなのだろう。
 現在のNOAHでは、主力は森嶋や丸藤正道(79年生まれ)ら、ちょうどロストジェネレーション世代と一緒の年代のレスラーたちに移っている。で、彼らはベルトを奪うということだけではなく、「四天王プロレス」という「存在」やそれを支持するファンの雰囲気との戦いも強いられている。
 もっとも、全日本〜NOAHの系譜は「世代交代」というのがメインテーマに据えるのが常套手段ではあるのだけど。上の世代を抑えられつつもがく様子は、ロスジェネ世代の状況ともかぶっていることは言うまでもないだろう。

 ロスジェネ世代が主力を担うようになっているのは何もNOAHに限らない。
 新日本プロレスでは、中邑真輔(80年生まれ)・棚橋弘至(76年生まれ)・後藤洋央紀(79年生まれ)の戦いが軸になりつつある。
 中邑は「プロレスが一番すげーんだよ!」という言葉に象徴されるように、対総合格闘技という色合いが強い。後藤は新日本伝統の「闘魂」にこだわりを見せている。
 逆に棚橋は、「俺に闘魂はないよ」とあっさりと言ってのけ、「新しい新日本プロレス」を構築するというテーマを提示している。
 このように同世代のイデオロギーが見事に分かれていて、試合のテーマが明確になったことが、新日本が一時の苦境を脱しつつある理由の一つのように思われる。
 が、個人的には、イデオロギーが分断されていてなかなか糾合できない状況って、ロスジェネ世代と同じなんじゃないか、とレジェンド軍(長州力・蝶野正洋・獣神サンダーライガーら)の入場が盛り上がるたびに思ってしまうんだよなぁ…。

 77年生まれのマッスル坂井ら、登場人物のほとんどがロスジェネ世代のマッスルは、DDTの下部組織、いわば社内ベンチャーだ。
 彼らのスタイルについては、以前に駄文を書き散らしているのお時間のある方はこちらをご覧頂くとして。
 マンネリ化したプロレスというジャンルの、メタ化⇒再構築を企図し、そして「すべてをさらけ出すこと」が、私なりのマッスルの解釈なのだけど、これって他のジャンルでも直面している問題なんじゃないか?

 そんな私ことParsleyが、ずっと注目しているのが新興団体エルドラド所属の、77年生まれ双子レスラー、バラモン兄弟。どれくらい注目しているといえば、昨年の12月2日に武道館で癌から生還した小橋健太の復帰戦があったにもかかわらず、バラモン兄弟の自主興行を観に新木場に行ったくらい。家に帰ってから録画した小橋の勇姿を拝んで号泣したけどさ。
 この興行は、休憩時間にオウムソングを流したり、メインイベントでは公認凶器であるゴキブリやミミズといった虫が飛び交うというまぁひどい内容で、『週刊プロレス』で「命を粗末にしている」という批判記事が掲載されたほどだった。
 でもさー、私も同世代だから分かるのだけど、ガキの頃はケイブンシャの『怪獣大図鑑』とか読んで、高校・大学くらいで『週刊マーダー・ケースブック』(ブログなんてもろその影響)とかオウム真理教をサブカルとして消費して(上祐が修行するインベーダーもどきのフリーソフトとかあったな)、1999年に世界が終わることに"なっていた"ことを、咀嚼しきれていないひとから見れば、あの興行は全て腑に落ちるのではないのだろうか。
 そのあたりは二人も自覚的で、Allabutのインタビュー『伝わらない"表現者"のメッセージ』で明確に言語化している。(このあたり参照
 実際、彼らはプロレス専門チャンネルに出演すると、「ロストジェネレーション」「就職氷河期」とかいうワードをちりばめてくる。自分たちが失われた世代だということに、たぶん、全日本人レスラーで一番敏感なのは間違いないところだろう。これからも彼らの言動、そして試合は注目して追い続けたい。

 あと、もう一人。「自分は派遣労働者」と語り、自分探しの末に先ごろエルドラドからドラゴンゲートに主戦場を戻した谷嵜なおきにも目が離せないのだが…。

 なんだか長くなり過ぎたのでまた別の機会に。

『マッスル牧場classic』を観た。

October 05 [Fri], 2007, 23:11
 テレ玉で10月3日より放映開始された『マッスル牧場classic』。某所で観ました。 
 新番組紹介には、次のような記述が。

 低迷が叫ばれるプロレス界で、一部から熱い注目を集める興行がある。その名は「マッスル」。 時にはリング上でレスラーが突如スローモーションになったり、時には他ジャンルの興行に会場を奪われ、 時に会場ぐるみでドッキリを仕掛ける。演劇をはじめ、 様々な手法をリングに持ち込み、その新しさで観客の大爆笑を誘ってきた「マッスル」が放つ全く新しい形のプロレスバラエティ番組、 それが「マッスル牧場classic」

 うん。プロレス道場の練習風景の映像を作るという楽屋オチだったので、「プロレスバラエティ」で合っている‥よね?
 しかし、前回の北沢大会での本当に切羽詰った雰囲気のマッスル坂井を見た後だと、あの編集のグダグダ感はリアリティ満載。ある意味「ディス編集」と言えるかも。
 
 個人的にウケたのが、「本編」での次のフレーズ。

 小劇場俳優。元大学院生。ゲイ。マジシャン。元特撮俳優。童貞。
 価値観が多様化し、年々深刻になる格差社会が象徴する、このプロレス業界。


 そっか、「マッスル」は日本の社会問題の縮図だったんだ!!

 あと。どうでもいいんだけど。
 スタッフロール、「不良レスラー」として迷演技を披露していた726の名前が抜けてた。

これからのレスラーに必要なスキルは「映像発信力」

June 09 [Sat], 2007, 23:31
 と、ちょっと煽ってみたくなった。関係者各位におかれましては、外野の与太話として捉えて頂きたく存じます。

 数日経て振り返ってみても、新北京プロレスの初来日興行は秀逸だった。(スポナビの詳細を参照)
 何しろ、出場メンバーが凄かった。NWA・UNヘビー級王者の関本大介に匹敵するパワーを誇る関羽大介や、KO-D無差別級を奪取したKoo様に勝るとも劣らない体格のジャイアント馬謖、そして、IWGPジュニアタッグを巻くディック東郷にも比肩するテクニックと威厳を保持する老師トウ・ゴーが参戦していたのだ。
 しかし、彼ら以上に会場を沸かしていたのは、この大会の「制作総指揮」の重責を担った趙雲子龍だったということを付け加えなければならないだろう。
 ま、私が四の五のいうよりも、映像を見てもらった方が早いでしょう。幸いにも、YouTubeに6月7日にサムライTV『S-ARENA』で放映されたダイジェストがアップされています。



 しかし、この映像がはてなブックマークで10以上のブックマークを集めているのには軽く驚く(そのうちの一つは自分ですが)。ダイアリー使っているレスラー、矢郷さんくらいしか思いつかないし、はてなはプロレスに遠いという印象があるのだけど。
 確かに、「新北京」というネーミングのキャッチーさは、普段プロレスを視ない人たちにも通用し得る要素はある。それを生かすには、メディアの伝播力というのがやはり大きい。
 とはいえ、雑誌媒体は一誌になってしまったし、情報発信は携帯キャリアの公式コンテンツが主。TVも新日本とNOAHの一部試合以外はスカパーに入らないと観れない。無料で観れるまとまったコンテンツは、スポナビくらいしかない。
 インディー系の団体や選手の場合は特に、情報がクローズされているが故に顧客獲得の機会損失が大きいように思えてならない。

 それで、個人的には、団体でも選手でもさっさと動画を撮ってYoutubeに上げちゃいなよと思うわけですよ。で、その動画をblogにアップすればいい。そんなキレイな絵でなくても、携帯で撮ったものでも充分だから。
 昨年からDDTに参戦しているアメリカン・バルーン(拙エントリー参照)も、自分のサイトで動画を公開していなかったなら、日本に呼ばれていなかっただろう。
 なんでも、女子プロレス界では雑誌を立ち上げる動きがあるみたいだけれど、自分を良く書いてもらう努力をするならば、自分で自分の思うとおりに発信した方が早いし効率もいいんじゃないかなぁと感じる。メディアは使うもので、使われるものではないよ、と。

 あ、上の映像は当然ながら、有料放送役務契約約款第十四条の二に思いっきり抵触しているけれど、一ファンとしては華麗にスルーして頂きたいと勝手に思っている次第です。

    

アングルとブログのびみょーなカンケイ

May 05 [Sat], 2007, 3:53
 5月4日夜。『マッスル・ハウス4』後楽園大会のクライマックス。

『マッスルハウス3』を今更真面目に語る

January 11 [Thu], 2007, 21:52
 1月3日の『マッスルハウス3』が満員盛況だったことは、もう周知のことかと思う。詳細なレポートは『extreme party』様のレポートを参照して下さい。

 しかし、プロレス情報誌の扱いは、だいぶ改善されたとはいえ、会場の盛り上がりに対して充分とは言えないだろう。1月10日発売の『週刊プロレス』で割かれているのはカラー1ページ。ちなみに、同じ誌面で『無我』藤波辰爾インタビューにカラー3ページも使っている。
 そんな現状を考えると、『ハウス3』の冒頭、「プロレスの専門誌の皆さん、ファンの皆さん、プロレスはスポーツじゃないとかマスコミ批判みたいなことを言って本当にすいませんでした」なんてことを言っているのは、あらぬ方向からの圧力を逆手に取ったんじゃないかと邪推してしまう(笑)。

 今回、『笑点』のパクリの『頂点』というネタで全編を纏めた。その上で、マッスル坂井がバッファローマンになるという『キン肉マン』ネタを盛り込んできた。サブカル好きプオタの域に留まらない、一般のファンでも知っているであろうエッセンスを散りばめたあたり、「12月の武道館」への布石とも取れる。

 大日本プロレスとの「対抗戦」は1月4日のレッスルキングダム東京ドーム大会のパロディだが、終了後に坂井の口から意味付けが語られた。

 「自分たちの『マッスル』という興行は行き過ぎたエンタテインメントを追求し、お前らなんかプロレスじゃねえ、と言われます。大日本プロレスさんも10年以上デスマッチ路線でやってきまして、いろんな風当たりがあったけど、ただ来てるお客さんを満足させようと、誠実に興行をやってきて、今では凄い会場人気」

 なるほど。大日本のデスマッチ路線と「マッスル」は一見すると対極にあるが、対世間という視点では似た道を歩もうとしているわけか。

 伊東竜二・ゆうき(李日韓)夫妻が主役のスローモーションは…巡業中のバスで交際を問い詰められるシーンやら、オイタがバレて家に入れてもらえないシーンやらが走馬灯のように去来する名シーンとなった。「デスマッチも結婚も覚悟が必要」と理解させるには十二分に説得力があったのは間違いがないだろう。
 

大晦日と新崎人生とスローモーション

January 02 [Tue], 2007, 21:56
 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

 ひとまず、年越しは後楽園ホールでのインディーサミットで。その後1日はカワサキハウスで寝正月。今日2日は日帰りで実家に戻った。そして明日はいよいよ『マッスル・ハウス』だ。
 あ、拙エントリー「"プロレスの向こう側"武道館への道標」で、次回興行は1月4日で新日本プロレス東京ドーム大会と興行戦争だ、なんて書いちゃったんだけど、すいません。素で勘違いしてました。 

 しかし。大晦日に目撃した光景は、まる2日経った今になっても脳裏から離れない。
 それは、インディーサミット第三試合「100万円争奪プレジデント・ランブル」の中で起こった。

 スポーツナビの速報では、その場面について淡々とした筆致で綴っている。

 なおも人生は小鹿社長にタックルを見舞うと、坂井にもダイビングショルダー。圧倒的な強さを見せつける。坂井は「100万円獲得まであと一歩なのに、この化け物・新崎人生を倒すには、いったいどうやったらいいんだ」と悲痛な叫び。すると、音楽とともに場内が暗転し、リング上の攻撃がすべてスローモーションと化す。
 坂井は人生にチョップを放ったところで腕をつかまれ、人生はそのまま拝み渡りへ。スローモーションでロープを渡り切り、チョップを打ち込むと、さらにノド元へも突き。坂井をそのままOTRで落とすが、人生も勢い余って場外へ転落してしまう。2人がロープを手でつかんだまま、ゆっくりとリングの下へと姿を消していくが、坂井が力尽きてロープから手を離した瞬間、スローモーションが消えたため、人生はそのまま腕と腹筋の力でリングの上にスッと戻る。

 
 私は、おなじみの葉加瀬太郎の曲がかかった瞬間、思わず「マジかよ」と驚愕してしまった。会場の歓声もそんなニュアンスだったように思えた。
 そして、スローでチョップを打つのに新崎人生が「乗って」、スローでガードした刹那に、驚きの歓声が上がった。後でサムライTVのニアライブを見返したけれど、村田アナウンサーと解説の須山浩継氏も異口同音に「あーっ!!」と叫んでいた。
 新崎人生といえば、ザ・グレート・サスケの後を受けてみちのくプロレスの社長に就任し、WWFでも白使のリングネームで活躍した超大物。その彼が、「マッスル」の世界観へと足を踏み入れたのだ。そして、その時間軸でも彼の世界を守り通し、いや、融合させて見せた。
 拝み渡りに入ろうとトップロープに上がり、会場を見回した姿には、思わず見惚れてしまった。いやぁ、カッコよすぎでしょう、あれは。

 高木三四郎DDT社長は、試合後のインタビューで「あの瞬間は時間が止まったように見えましたね」と語り、スローモーションの意味を明かしている。

 みちのくの10年の歴史と何かの歴史がこういろいろ混ざりあって、マッスル坂井は新潟時代にみちのくプロレス新潟フェイス大会をよく観に行ったらしいんで、僕はそういう知識があったんで時間が止まって見えましたね。

 なるほど。1月3日へ向けた品評会的な意味だけではなく、ちゃんと『マッスル』のテーゼ通りの、ストーリーのあるスローモーションだったというわけか。

 しかし、須山氏も思わず口にしていたけれど、よかったのかなぁ3日までとっておかなくって(笑)。
 あれ以上のことやってのけるのは、なかなか難しいように思えるのだけれど、これまで我々のことを何回も驚かせてくれたのも『マッスル』なのだ。

スローモーションの深層学

December 16 [Sat], 2006, 21:42

 12月15日に新宿ロフトプラスワンで開催された、三田佐代子アナウンサーのイベント『サヨコアリーナPULS Vol.8』は、なかなか濃ゆい内容で聞き応えがあった。
 第一部に関しては、スポナビの記事で過不足ない要約なのだけど、「マッスル三銃士」が登場した第二部では一番の核心部が削られてしまっている。

 『マッスル』を語る上で外せないのが、スローモーションである。KAIENTAI-DOJOとの対抗戦という体裁だった『マッスル3』のクライマックスで初めて取り入れられて以来、メインのクライマックスで毎回敢行。葉加瀬太郎のヴァイオリンの旋律が流れたり、紙吹雪が舞ったり、戦っている選手のモノローグが挿入されたりするなど、表現を深化させつつ現在に至っている。
 『サヨコ・アリーナ』でも、イデオロギーの根幹になりおおせた「スローモーション」について、トークのかなりの部分が割かれていた。

仮装大賞の得点板の制作費は30万円

November 28 [Tue], 2006, 23:42
 11月28日発売の『SPA!』の「エッジな人々」で、マッスル坂井のインタビューが掲載されている。
 取材は『kamipro』でも活躍している松澤チョロ氏。

 初耳だったのは、5月の「マッスルハウス2」に登場した仮装大賞の得点板(参照)の制作費に30万円かかった、ということ(笑)。
 他は、『プロレスって何だ!? 血涙山河編』などで既出のことだったが、より刺激的な言葉が並んでいる。

 曰く、「レスラーは2行以上のセリフを覚えられない(笑)」
 曰く、「プロレスをスポーツと思い込んでいるのがおかしい」
 曰く、「3カウント取って何がえらいのか」

 贔屓目に見てるのかもしれないが、彼のレスラーとしての立ち位置からこれまでのマッスルの流れまで、よくまとめられていた。けれど、やっぱり面白さが充分に伝わるには至っていないような…。
 何にせよ、一般紙でこのように取り上げられたのは大きいと思う。

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Name:Parsley
Birthday:1976/4/8
Point:首が長い。つまりエロい
Favorite:エイガにケイバ
タバコ:Davidoff GOLD
ウィスキー:アーリータイムズ
おしごと募集!!
カワサキシティーで布団と同化中
コメントは返したり返さなかったりです。
parsleymood@gmail.com
さらに詳しいことはこちら

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