ドン・カルロス2

October 31 [Sun], 2004, 13:15
それから休憩になりましたが、休憩中、マスコミによる騒ぎが起きます。(もちろん演技)休憩しているロビーに登場人物、囚人、警察、マスコミが押しかけ、それを見ている私たち観客をカメラで写します。ステージを見れば、合唱、登場人物が集合していて、3幕の広場での見世物の場面は、まさにリアルな見世物として演じられるわけです。もちろん客電はついたままですし、観客の多くは席にはつくことができず、立ったまま、まさに傍観者のひとりとしてこの見世物に参加することになります。私は観客として参加して、楽しみました。なかなかよかったのは、助演のウェイター数十人(?)が、客席の4・5階からチラシをぶわーっと振りまくところで、オペラハウス全体にチラシが舞い上がりました。音楽と絶妙のタイミングでお見事。エンターテイメントとしては成功してました。この後の休憩で20%くらいの客は帰ってしまったかな・・。
でも全体として、装置を使わずに演技と衣装だけで見せるのは素晴らしい。なによりも、ドラマを体当たりでみせてくれたので、そこに感動しました。
 4幕のエボリと王の場面のなんと悲しいことか。

またじっくりとプログラムなど読んで書いてみようと思います。

ドン・カルロス!!!コンビチュニー!

October 31 [Sun], 2004, 12:58
Dirigent: Bertrand de Billy
Inszenierung: Peter Konwitschny
Inszenierung Autodaphe und Video-Regie: Vera Nemirova
Buehnenbild, Kostueme: Johannes Leiacker
Lightdesign: Hans Toelstede
Dramaturgie: Werner Hintze
Philippe II.: Alastair Miles
Don Carlos: Ramon Vargas
Rodrigue: Bo Skovhus
Grand Inquisiteur: Simon Yang
Moench: Dan Paul Dumitrescu
Elisabeth: Iano Tamar
Eboli: Nadja Michael
Thibault: Cornelia Salje

コンヴィチュニーのドン・カルロスを見ました!楽しかった〜。
演出が、というより、劇場体験そのものが。ブーイングとブラヴォーの入り乱れ、戸惑い、生きた上演で噂どおりの刺激的な舞台でした。
最初はかなり普通のミニマム風演出かな(装置・美術が壁とドアのみ)、と思いましたが、3幕前半のバレエの場面で、相当どたばたコメディー(アメリカのホームドラマ風?)をやり、ものすごいブーイングが出ました。私としては、このバレエの笑わせ方がチャップリンの映画のごとく音楽によく合っていて爆笑だったのですが(こんなにおかしいオペラははじめて)、、、お客さんもみんな爆笑してました。この笑わせ方はモダンダンスなどでよくやる手のような気もしますが、歌手が大健闘していて、よくできてます。思えば、この場面は歌手はまったく歌わず無言劇、多あ少のセリフ(くしゃみ、「Pizza!」とか叫ぶ)のみなので、歌手が歌にストレスを感じず演技に集中でき、しかもそれがよく機能していたという印象です。
まぁこの低俗な場面でのブーイングは本当にすごかったです。ウィーンは保守的なんだと改めて思いました。ブラヴォーは少なかった。

映画 畏れ慄いて

October 28 [Thu], 2004, 12:48
ザビーネと、シネマ・ドゥ・フランスで「畏れ慄いて」(邦題)というフランスへんてこ映画を観る。B級映画久しぶりだ!お客さんは5人!

この映画、ベルギー人が日本の企業に就職して日本式いじめを受ける、というフランス映画だが、日本らしさ、美しさも描かれているが、日本についての誤解もはなはだしく、まったくおもしろい、おかしな視点だった。最後には便所掃除させられてるし・・・カタストローフェになっている場面も沢山ありました。全裸で会社で暴れる、ごみをかぶる、など可愛らしいといえば可愛いです。でもまあ、あまりおすすめの映画ではないです。でも、日本てなんなんだろう、と思いながらも、日本社会にこのような陰湿ないじめがあるのも事実だし、いろいろ思い出してみたりもした。しかし、杭を打たれることを怖れてはいけない。打たれても打たれても明るく自分らしくありたいものです。ぴりっとからしのかかった社会もおいしいものでしょう。

フィデリオ プローベ

October 27 [Wed], 2004, 12:35
ホレンダーの授業の一環で、初日の3日前のプローベを観る。わくわく。
Dirigent: Seiji Ozawa
nach einer Inszenierung von: Otto Schenk
Buehnenbild nach Entwuerfen von: Guenther Schneider-Siemssen
Kostueme: Leo Bei
Chorleitung: Ernst Dunshirn
Florestan: Johan Botha
Leonore: Waltraud Meier*
Don Fernando: Peter Weber
Don Pizarro: Falk Struckmann
Rocco: Kurt Rydl
Marzelline: Genia Kuehmeier*
Jaquino: Cosmin Ifrim*

稽古は、小澤さんによるオケ合わせ舞台稽古で、小澤さんが仕切っている。
舞台は半分程度用意し、衣装はなしだが演技はつけて、止めながらも通してゆく。演出助手は客席でだめだしを取りつつ、多少動きも確認・修正してゆく。ソリスト・合唱も動きを把握していない箇所がいくつかある。その中でタイトルロールのマイヤーはよく動いている。小澤さんは英語を使用していた。ウィーンフィルの音色がこのプローベの段階で素晴らしく研ぎ澄まされたものなので驚く。うーむ、ベートーヴェンのプロの方々だ。すごい。マルチェリーネのクーマイヤー(?)はこないだのパミーナだったが、愛らしい歌手だ。稽古でも非常に賢そうで、音楽に対してのまっすぐな姿勢に好感を持った。リドルはめちゃくちゃかっこよかった。マイヤーもあまりに美しい・・・うっとり。すみません、ミーハーな文章になってしまいました。
 
トツカ先生に1年ぶりにお会いしてお話しする。

ワルキューレ2

October 26 [Tue], 2004, 12:33
演出は、1幕は非常にオーソドックス。動きが少なく、暗い照明でどんよりしていてあまり変化がありません。冒頭は雪が降り続けますが、動きがあって非常にいい。冬の嵐は去り、のところで壁が崩壊しなにもない広い空間になり開放感が溢れます。なかなか美しかった。このように、音楽にまかせ、演出は少しだけそのお手伝いをする、といったカタチが、このような音楽の場合は最適です。ちょっと二人の芝居がわざとらしかったけど。3幕のワルキューレの騎行は、雪吹雪であらわされます。これもとても綺麗。いいアイデアだと思いました。3幕ラストの炎上は、ローゲのモチーフに合わせて赤吹雪(写真にある火の粉)が飛び上がり、素敵なアイデアでした。やはり音楽に合わせての変化をいかに見せるか、だと思います。
しかしこの舞台も、おそらく上の席からはすべての仕掛けが丸見えなんでしょうね・・。

ワルキューレ

October 26 [Tue], 2004, 12:02
Dirigent: Peter Schneider
Inszenierung: Adolf Dresen
Buehnenbild und Kostueme: Herbert Kapplmueller
Siegmund: Christian Franz
Hunding: Matti Salminen
Wotan: Jukka Rasilainen
Sieglinde: Susan Anthony*
Bruennhilde: Linda Watson*
Fricka: Marjana Lipovsek
Helmwige: Irmgard Vilsmaier°
Gerhilde: Ildiko Raimondi
Ortlinde: Simina Ivan
Waltraute: Daniela Denschlag
Siegrune: Janina Baechle°
Rossweisse: Waltraud Winsauer
Grimgerde: Antigone Papoulkas
Schwertleite: Nadia Krasteva

 都合により1・3幕のみ観ましたが(パルテレ)、大変な公演でした。。。オケはいっぱい間違えるし、はらはらしっぱなし。当日アラン・タイタス(ヴォータン)が代役とわかり残念でしたが、その代役が最初はいい歌唱だったものの、3幕のラストで声がでなくなってしまい、声が裏返ったり(はじめての体験でしたが、鳥肌がたちました。こわい。。)、もう歌うのをやめてしまったり、非常に恐ろしい父娘の別れの場面となってしまいました。私はずっと心配で心配で、勝手にスタッフ気分になって心からエールを送ってましたが。。ワトソンもそうだったんでしょうね。また、1幕のスーザン・アンソニーのジークリンデには私は違和感を感じました。私の中で、ジークリンデの声に対する思い込みや偏見があり、そこから離れることができなかったのが原因です。声の専門家でないし単なる趣味の問題なので書くのはやめますが、でもやっぱり納得いかなかったなぁ。ジークムントも同様。ジークフリートには、エルミングとかドミンゴなどのイメージがあり、フランツのジークムントというイメージが私の中でしっくりきませんでした・・・。。また今回のフランツは、バイロイトの時とだいぶ違っていて、バイロイトの集中力は凄いものがあったので、残念に思いました。でもオケもバイロイトの方が全然いいから仕方ないのかも。こういう状況で、素晴らしい指揮だったシュナイダーに思い切り拍手をしました。本当に、素晴らしい指揮でした。非常に感動。サルミネンのフンディングも最高!!!

ウィーン交響楽団 楽友協会

October 25 [Mon], 2004, 11:44
ウィーンシンフォニカーを聴くのははじめて。

ベートーベンピアノ協奏曲第5番、ブラームス交響曲1番 
指揮:ヤーコブ・クライツベルク
ピアノ:ルドルフ・ブーフビンダー

素晴らしいピアノ!ブーフビンダー、すごかったです。エンジェルタッチの音色。こんなに優しいきらきらしたベートーヴェンがあるのか、と感動しました。いい演奏でした。私ごとですが、五島みどりのベートーヴェンヴァイオリンソナタ8番に感化されて、譜面を買ったのですが、時間がなくて全然さらえていません。。とにかく、ベートーヴェンのイメージが最近の自分の中で、いい意味で変化しつつあります。大変苦手な作曲家の一人ですが、歩み寄ってゆきたいです。
 ブラームス、とてもロマンティックな演奏!このような(熱い)演奏はあまり私好みではありませんでしたが、いろいろと懐かしく思い出しました。私はやっぱり3楽章が異常に好きです。これを聞くとしんでもいい、と思うのは自分でもへんだと思いますが、まじで。いつも高校3年の時の冬を思い出します。

まゆみちゃんのTbの先生が1番を吹いていましたが、めちゃかっこいいじゃないですか!あんな先生にレッスン受けてたら鼻血出てしまいレッスンどころじゃないですね。

ラインの黄金2

October 24 [Sun], 2004, 11:27
ミーメは体格がでっかくてちょっとびっくり。クラークやツェドニクの印象が強くて・・。この場面は、工場の中、まるで劇場の地下みたいに黒い階段などがある殺風景な場所ですが、私の席からは、魔法のすべての仕掛けがみえてしまうので、すごーーーーーーーーくがっかりしました。ここまでトリックが見えていては、興ざめも限界です。それにしても、大蛇や蛙になるのって、お客さんみんなとても楽しんでいます。おばあさんものりのり。魔笛もそうでしたが、そういうお客さんの顔を見ると、なんだかほのぼのしてしまいます。
 ラストのヴァルハルの場面など、うーん懐かしい舞台だ。原色の色合いの下品な虹が登場しました。天井桟敷色?動きもとりたててオリジナリティがなくて、少しがっかり。私はやはりレーンホフ演出が好きみたいです。でもローゲが素敵だったのでよかった。
 全体的に、オケも舞台もコケてたりして、かなり驚きました。装置もしわくちゃだし、照明も。一回公演だからか、間に合わなかったのかしら。バイロイトサウンドを聴いていてよかった。
 
 いけださんと優月でうどん、茶碗蒸しなど食べました。茶碗蒸し、おいしいなぁ。 その後、おみやげに買ってきてもらった漱石と川端を朝までかかって一気に読破!日本語活字にものすごく飢えていたから、とても幸せになりました。

ラインの黄金

October 24 [Sun], 2004, 11:17
Dirigent: Peter Schneider
Inszenierung: Adolf Dresen
Buehnenbild und Kostueme: Herbert Kapplmueller
Wotan: Alan Titus*
Donner: Boaz Daniel*
Froh: John Dickie*
Loge: Michael Roider*
Alberich: Georg Tichy
Mime: Herwig Pecoraro
Fasolt: Janusz Monarcha
Fafner: Ain Anger*
Fricka: Daniela Denschlag*
Freia: Ricarda Merbeth
Erda: Marjana Lipovsek
Woglinde: Ileana Tonca
Wellgunde: Antigone Papoulkas*
Flosshilde: Nadia Krasteva

 ガラリエでよく舞台が見えずちょっと残念。舞台は単純化され線と原色で構成された、ひと昔のドイツっぽい舞台の印象。ラインの乙女はセクシーな風俗嬢といった感じで、トランポリン化された舞台を跳ねながら歌う。なかなかの好演。アルベリヒは黒ずくめの衣装にちょっといかがわしいつばの帽子。ヴォータンとフリッカは、緑の芝生で寝転び(小さな林檎の木!なかなかアリスっぽくて可愛い)、生身の人間夫婦のようにボケたりして、それが結構面白くて笑ってしまった。巨人はまったく見えませんでした・・。Roiderのローゲはおしゃれな黒ずくめの男で、全体的に私はとても気に入りました。 つづく

魔笛 2回目

October 21 [Thu], 2004, 10:57
本日もレジエカルテでロージェから観る。
歌手は前回よりだいぶよい気がした。音楽的によい。と思うのはウィーンに慣れたのか。

演出退屈してしまったところもあったが、コンセプトは明確。
ラストで動物たちも、パパゲーノたちの子供たちも、みんな幸せの大団円。

でも、私はこういうのはあまり好みではない。明確すぎても。
シルク・ド・ソレイユは面白かったのに。
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