into the woods いろいろ

December 07 [Tue], 2004, 11:27
 写真はロンドンの公演の模様。これも美術が素敵そうですね。
それからブロードウェイのCDです。

 今年は新国で日本初演(?)がありました。演出の宮本亜門さんは、ラパンの演出をしっかり踏襲されていて、ご自分のテイストもうまーく加えていたので、私としてはとても嬉しかった。宮本さんのこの作品への愛情は、これまで私を支えてくれたものの一つでした。本当に日本語上演ありがとうございます。ご本人に感謝の気持ちを伝えられてよかった。宮本さんも喜んでいました。そして、この日(初日)、ラパンが来ていて、あまりに近くにいたので、声をかけりゃーいいのに、彼は私のミケランジェロなのでもう、無理。その後ずーんと後悔。
http://www.nntt.jac.go.jp/frecord/play/2003%7E2004/woods/woods.html

 曲をここで聴けます。MIDIで聴くのは限界がありますが、私の好きな49:No Moreはなかなかうまく録音されていました。最愛の奥さんが死んでしまって、もうどうでもいい、やめてくれ、というパン屋の主人の切ない曲です。
このミュージカルの音楽はオケじゃないとなかなか演奏が難しそうです。
http://intothw.tripod.com/sounds.htm

DVD ミュージカル into the woods

December 07 [Tue], 2004, 10:34
Stephen Sondheim(Music & Lyrics)
James Lapine(Book & Director)

Brodway Production1988.
1988's tony award for
Best Score, Best Book,Best Actress(Bernandette Peters,Joanna Cleason) 


書くだけでもうどきどきしてしまっていますが・・・これが私のもっとも好きな作品。
オペラ・ミュージカル・演劇・演劇・戯曲・・・すべての中でもっとも好きで、非常に影響を受けている作品。大学の卒論もラヴェルの「子供と魔法」について書いたものの、この作品をヒントに書きました。(この曲自体が「子供と魔法」の和声・オーケストレーションに大きく影響を受けているところがあります。面白いです!)修士論文ももしかして少しそうなるかもしれない。舞台の仕事を職業としてやりたいとしっかり意識したのはこの作品と出会った14歳の時からです。とはいってもただテレビで観ただけなのですが、強烈に惹かれました。物語はシュールな御伽話で、性格の悪い赤ずきんちゃん、頭の弱いラプンツェル、間の抜けたジャック(と豆の木)、どじでよく転ぶシンデレラ、主役のパン屋夫婦に、鋭い魔女、彼らが繰り広げる不思議な世界です。まぁよく出来たストーリーと音楽で、キャストも素晴らしく、舞台美術までも素晴らしいと、ここまで揃うことができるのは、奇跡。そして演出は最高の出来です。ラパン(脚本・演出)は私の生涯のミケランジェロ。ストーリーは普遍的なものですし、その辺に転がってる作品よりずっとよく出来ているのに、どうしてあまり上演されないのでしょうか。長い(2時間半・休憩入れると3時間)から?稽古が大変?(アンサンブルも多い)でももっとたくさんの人に知ってもらいたいです。いつかなんらかの形で関わりたい!赤ずきんちゃんやるのが夢だったんですが、もうだめかしら・・・。
 

アンドレア・シェニエ

December 07 [Tue], 2004, 7:58
シュターツオパー
Regie: Otto Schenk
Buehnenbild: Rolf Glittenberg
Kostueme: Milena Canonero

 パルテレシュテーエで観ました。
もうしわけないのですが、久しぶりにオペラで退屈してしまいました。
なんというか、なにも感じなかった、というか。
演出も芝居も音楽も、ぱっとしなかった、というか。
(でも写真にあるように、1幕の舞台は古典的で衣装や動きなどもなかなか洒落ています)
 しかし周りのお客さんはカーテンコールでブラボー嵐だったので、きっと私の個人的問題のような気がします。今日はクーラがあまり調子よくなかったので、残念。ルカーチとクーラの愛の二重唱は半ば闘いのようだった・・・。ちょっと怖い。ルカーチは華がありますね。

劇場で働くひと 4

December 07 [Tue], 2004, 7:50
 立ち見席で座ってはいけない。そういう決まりがあります。わかりました。しかし、何時間も立ち見で(しかも演出がつまらないから余計疲れる)、場所が十分空いているのなら、舞台転換最中の数分くらいその場に座るのくらい見逃してくれてもいいんじゃないか、と思うのです。そんなに怖い圧迫した剣幕で、目ざとく規則規則と言うのは、柔軟性のないサービスだなぁと思いますし、劇場で働くひとは法律家や警察じゃないんですから。
 シュターツには、他にもちょっとそれはないんじゃないの、っていうことが時々あります。客が客として見られない。特に立ち見客や若い客に対しては、劇場で働くひとの方が偉い、という態度。伝統か、規律か。私はただこのように思うだけで懲りずにまた来ますが、普通の観光客がこのような扱いを受けたら、「オペラってなんていばりくさっているんだろう。もう来るもんか」って思うんじゃないかな。

 あれれ、感動記を書いたつもりが、批判の方が長くなってしまいました。すみません。どちらかというと最初の嬉しかったことが書きたかったのに。でも、どちらも日本とは違うなぁと思うことです。柔軟性があるひとと、伝統と格調を重んじるひとと、混ざって成り立って今の劇場があるのでしょう。いづれにせよ。どちらも劇場をとても愛してるからなのだろう、それは素敵だな、と思います。

劇場で働くひと 3

December 07 [Tue], 2004, 7:35
さて、しかし残念ながらいつもこういうことばかりではありません。特にシュターツの一部の方は、とても厳格です。特に立見席の周りでは、「鞄と上着はクロークに預けなくてはいけない」という規則に大変厳しく、休憩の間にもチェックが入ります。このチェックの仕方は、もう慣れましたが、いくらなんでもちょっとひどいんじゃないか、と思います。私はもともとあまり怒りっぽい方ではありませんが、かなり不愉快を感じたこともあります。そういう時はこころの中で「刑務所みたい」、と思って笑って(セクレタリーを牢屋番に見立てて想像するとけっこうおかしい)むっとする気持ちを忘れることにしています。たとえば、こないだ女性が小さな鞄と小さな上着を足の間に隠していたのですが、運悪く彼にみつかってしまったのです。ゆっくり後ろから気付かれないように忍び寄って「マダーム、足をあげなさい」と言い、無抵抗で従う女性に、「うむ、このバックはいいですよ、小さいから。でも、この上着は、だめです。規則なんです。クロークに行きなさい」とかっこよく大きな声で言い放つ。周囲の人はみんなその事態をみています。女性は恥ずかしさで顔が真っ赤。犯罪者じゃないのに。3、5ユーロ払ってオペラを見に来ているのに、この怖さと客に対する失礼さはないんじゃないのーーー!!と私は思ったけど、ドイツ語でそんなこと言えないし抑えました。似たような光景はなんどか見ましたが、これは中でもひどかった。私自身は、怒られるのいやなので預けるので、こういうことなかったのですが、先日ナブッコの時に立ち見で、舞台転換の音楽の時にやれやれと思って腰を下ろしたら(座って音楽を聴こうと)、突如彼がこっそり来て「立ちなさい」という合図を手と目で示してきました。すごく怖い顔だった。どどーん。(バックにはウィーンフィルの生演奏によるナブッコの演奏・・・)どうして舞台転換の時にまで、これだけガラ空きの立ち見で座るだけで非難されねばならないんだろう、しかも音楽の最中にわざわざ言いに来ることだろうか、と思いました。つづく

劇場で働くひと 2

December 07 [Tue], 2004, 7:29
また、先日はシュターツオパーで、私が平土間席(かなり上等の席)を持っていたにも関わらず、5分遅刻してしまい、もはや休憩までは平土間には入れなくなり、ロージェの余った席に案内されたことがありました。この席もなかなかの上等な席だったので、うーんウィーンのサービスは素晴らしいな、と感激していたのですが、残念なことにその席を買っていたお客が私より10分ほど遅刻して来てしまい、私は舞台がまったく見えない席になりました。困ったので若いセクレタリーに言いに行くと、「ごめんなさい、でも平土間席には休憩が終わるまで客を入れてはいけない規則になっていて・・どうしましょう・・」とのことで、彼らにも規則があるのですね。もちろん遅刻した私が悪いのです。しかし実際はこの日の公演は、大量の遅刻者続出公演で、(愛の妙薬)30人ほどの人々がアリア後にどやどやと平土間席に入っているのを私は見ていました。それは本当は規則違反なのですが、「愛妙だし、まいっか」ということで見逃すセクレタリーがいたのでしょう。私も愛妙なら途中入場ありかと思うのですが、私のセクレタリーは規則を破りたくないようだったので、先輩セクレタリーに相談し、その上で、別のロージェの見晴らしのよい席に案内されたのでした。この先輩セクレタリーは柔軟性があって、接客態度が非常によく、プロだなぁ、という笑顔とサービス。大変好感が持てます。
 つづく

劇場で働くひと

December 07 [Tue], 2004, 6:57
 単なるとりとめもない考えごとです。
フォルクスオパーでは私はいつもパルテレ立ち見席(2ユーロ)を買うのですが、フォルクスは平土間席(とてもよい席)がよく余っているので、なんだかんだいって座ってじっくりと観ることができます。でもこれって本来こっそりやらなくてはいけないこと。なんでも、怖ーい顔のフォルクスのおじさまが働いていて、私なぞいつも申し訳ないけど開演前に飛び込んでチケットを買うので、開演時間を気にする彼をこれ以上怒らせないようびくびくしています。でも、先日フォルクス「イレローエ」に行ったら、そのおじさまが、厳しい顔をして言うんです。いかめしい顔でそっと耳打ちをしてくるのでなにかと思ったら、「今日は、後ろから3列目はたくさん席が余ってるから、座りなさい。3列目までは、まったく問題ないから。」ですって。もう、おじさま最高!可愛い!嬉しい!
 こういうことがこちらではしばし起こるので驚きます。「見逃す」んじゃなくて、セクレタリー自らそういうおすすめをしてくる。ちなみにこのようなことはフォルクスでは2度目です。日本でこういうことってあるのかな?私は受けたことありません!が、自分がセクレタリーの時はやってます。どきどきしながらも。
 シュターツオパーは、基本的に客に厳しい堅い雰囲気が漂っていますが、ある時、私が2ユーロの立見席を買ってエレベーターに乗ったら、エレベーターで働くセクレタリーのおじさんが余り席をくれました。かなりよい席で感激でした。彼はインド人かな?その後もいつもDuで声をかけてくれて、「今日は余り席なくてごめんねー」と言ってくれます。彼を見ていると、老若男女、実に多くのオペラ常連のお客様と親しいようで、なんてフレンドリーなんだろう!と驚くのですが、お客としてはこの親しさは気持ちよいです。 つづく
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