バイロイトのタンホイザー(8月)

December 29 [Wed], 2004, 2:08
フィリップ・アルローの装置・照明・演出を簡単にご説明。
アルローは照明の使い方が非常ーーーーにうまかったです。ここまで気合入れた照明は私ははじめて見たかも。この照明なしにこの演出はありえない、といった感じ。演技は歌手に任せている部分が多い印象です。昨年がプレミエで、今年は2年目でした。

 一幕のヴェーヌスの場面。小さいアクティングエリア、そして氷のようなヴェーヌスの世界で、幾何学的な装置?とちょっと意味不明な肉体の彫像がおいてあります。この彫刻は今年かららしい。舞台がこじんまりとしてしまい、この場面は結構辛辣に批判されていたそうです。非常に明確な装置ですが、わかりやすすぎるのかもしれなかったですね。妖艶な女性の助演が美しかった。

そして見事な場面転換が。このヴェーヌスは舞台ごとひょいーっと飛んでいって(!みんなびっくりしてました)、そしてタンホイザーが目を覚ますと、この不思議な花畑にいるのです。それはそれは綺麗な花畑で、野田秀樹のマクベスや、ウーゴ・デ・アナの愛の妙薬みたいな、息をのむような美しさ。色あいはこの写真ではわかりにくいですが、黄緑色と赤い花、そして青い衣装の登場人物、奇怪な通行人、このあたりが不思議の国のアリスっぽかったです。

2幕。合唱の衣装はかなり凝っていて、うーんと、ガンダムみたい!と私は思いました。戦闘服っぽい固い衣装で、かーなーりー予算がかかっているそうです。演出、動きはいたって普通。途中で合唱が奇妙な動きを見せるのが少し気になる。この幕も、衣装と照明で楽しむようにできています。

3幕。エリザベートとそれを追うヴォルフラム。1幕後半と全く同じ装置ですが、照明で違いを出しています。その後ローマ語りの後、ヴェーヌスが出てくると、すべてが紅に染まります。鮮やかで綺麗。ヴィーラント・ワーグナーもこうだったのかしら・・などと思いました。ヴェーヌスがせりで出てくるのがちょっとむなしい。

ラストの巡礼場面。


ここだけの話ですが、スタッフがおみやげにこの花畑の花を一本くださいました!花泥棒は罪にならないのかな?私の宝物で今も飾ってあります。

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