プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:ojhgthugatcfos
読者になる
2010年07月
« 前の月    |    次の月 »
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
Yapme!一覧
読者になる
まるで世界的「狼少年」ラッシュ こんな時代だからこそ気骨のある経営者に投資 / 2010年07月11日(日)
■世界的「狼少年」の時代

 イソップ童話に狼少年の話がある。村外れで狼を警戒していた少年が退屈しのぎに、ある時「狼が来たぞ」と大声で嘘を吐く。村の大人たちの驚く様子を見た少年は、面白がってその後何度も嘘を吐く。

 その少年の度重なる嘘にもう騙されないぞと村人が少年を信じなくなった時に、本当に狼がやってきて散々な目に遭ったという話だ。

 これは童話の中の話だが、いまの世界経済や金融、そして各国の対応など見ていると、まるで狼少年ラッシュになってしまったようだ。

 いたるところで「狼が来る」という叫びが聞こえ、その度に市場は大きく動揺しうろたえる。人々は安全を求めて逃げ出すから、本来買われるはずのない日本円まで買われたりもする。

 先進国はもう駄目だ、これからは中国だと叫べば、また一斉に中国ブームが高まるし、それを見た無定見などこかの首相は「G8に中国も入れてはどうだ」とサミットで発言し「こいつは馬鹿か」と無視される始末。

 市民運動上がりの首相が率いる国の通貨が強くなるなんて、どこかおかしいと思うのが筋だろう。通貨は本来一国の富や成長をベースとして強さが決まるもの。その過程ではおかしなことが起きるが、長期的には通貨の弱い国と強い国がハッキリ分かれてくる。

 いま狼少年は「財政再建しなければ第二のギリシャになる」と、日本のみならず欧州あたりでも大声で叫んでいるようだが、いつの間にやら「これからは中国だ」とこれまた狼少年が叫んでいた中国が何やら怪しくなってきた。

「今年中に中国のGDPは日本を抜く」という、もはや既定の事実とされていたことも、ここにきて中国の株価の下落などから危ぶむ声も出てきている。

■これからはヒトだ

 G8は民主主義国家の集まりであり、民主主義が定着している国々は、お互いの制度、政策、政治体制が信用できることが前提である。そのG8に一党独裁、法治より人冶、賄賂、買収何でもありの中国が加われるはずもない。案の定訳の分からぬ国有銀行の増資が相次いで発表され、上海をはじめ中国の株式市場は大きく崩れ始めた。菅さんはその基本が判っていないのであろう。

 中国の巨大な銀行の巨額な増資が何を意味するのか、その内容は不透明であり、無茶な融資の不始末を無茶な増資で穴埋めするのではないかと、さしもの中国の市場も疑心暗鬼に陥ってしまったようだ。

 折からの中国は成長率を8.7%から9.1%に上方修正し、本来なら市場は好感すべきなのだが、銀行の相次ぐ増資への懸念からか上げるどころか大きく下げている。

■「不確実性の時代」の再来

 狼少年が叫ぶ「財政再建なければ第二のギリシャ」はある意味では正しい。そのためこれからは「財政再建」ムードが一気に強まるだろうが、一方で税収を増やすプランがなければ「財政再建なって国民死す」ような事態も起きる可能性がある。つまり「合成の誤謬」である。しばらくは各国で狼少年にも似た騒ぎはまだ続くだろう。

 各々が正しい行動をしたら、結果として全員が地獄へと向かうのが「合成の誤謬」。ガルブレイスの言う「不確実性の時代」の再来である。こんな時は信じられる経営者を探し、その株価が下がるようなことがあれば「経営者を助けよう」と下値でも買える自信が求められるのではないか。買うべきは株価ではない。人、つまり気骨のある経営者なのである。


(三原 淳雄)

【7月11日10時40分配信 MONEYzine
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100711-00000000-sh_mon-bus_all
 
   
Posted at 12:12/ この記事のURL
P R
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
 
 
Powered by yaplog!