「海を渡った出雲屋」〜韓国のパンの百年史〜を読んで。

July 16 [Mon], 2018, 14:32
韓国通のローカルフリーアナウンサーおがっちが、韓国のことをあれこれ綴るブログです。
韓国3大パン屋さんのひとつ、韓国最古のパン屋さん「李盛堂(イソンダン)이성당」のパン、ご存知でしょうか?
いつも行列ができるパン屋さん〜という話は、私も聞いたことがあったのですが、このイソンダンと島根の出雲がつながっていた!という本を読みました!!!!

その本のタイトルは「海を渡った出雲屋」〜韓国のパンの百年史(ハーベスト出版)
韓国ではじめて西洋式のパンを売ったのは、島根から渡った「出雲屋」だった―

これは、韓国で出版された「パンの百年史:群山の出雲屋」の日本語版。
1910年、島根県出雲市出身の廣瀬安太郎が韓国の全羅北道・群山(グンサン)で「出雲屋」という製菓店をはじめました。
韓国で初めて西洋式パンを売ったこの店は大繁盛しましたが、1945年の終戦後、出雲屋はたたむことになり、一家は引揚げ船へ。この出雲屋の跡地は、イソンダン(李盛堂)と名を変えて1945年に始まる韓国最古の製菓店のひとつとして、大人気となりました。
戦前、戦後の日本と韓国との混乱の中での、この廣瀬さん一家の様子、兵隊さんの食堂となった様子、当時のパン作りの様子、大繁盛していたお店が一転して手放さなければならない様子、日本への引揚げ後の様子、その後の出雲屋について、、、などなど、興味深かったです。当時のパン屋さんは近代化されて、栄えていたんだなーと改めて、植民地時代の様子がよくわかります。
その後のご苦労の様子も。

その年月を超えた出雲屋と李盛堂(イソンダン)のパンの歴史は、全北大学のハム・ハンヒ先生と指導大学院生オ・セミナさんが書かれ、その話をきいて興味をもたれた島根大学の出口教授によって日本語版が出版になったとか。
現出雲屋の方々にも日本語版は読んでもらいたかったという皆さんの思いがつながっていったのでしょうか。
本当に、ご縁の本なのですね。

今ではこの「李盛堂(イソンダン)이성당」のパン屋さん、群山でも相変わらず長蛇の列ができてるそうですし、ソウルにもお店やカフェが出ています。

あんぱんと野菜パンが、大人気だそうです。これは、食べてみなければ!
今ではこの「李盛堂(イソンダン)이성당」のパン屋さん、群山でも相変わらず長蛇の列ができてるそうですし、ソウルにもお店やカフェが出ています。

あんぱんと野菜パンが、大人気だそうです。これは、食べてみなければ!

韓国のお店で買う菓子パン・・・・正直あまり、おいしくはなかったのですよ。2000年代前半の頃は。ドラマ「製パン王キム・タック」が人気になってから、ちょっこしおいしくはなったのですが、、、このパン屋さんは、日本仕込みのパンだからずっと評判で、行列なのですね。

群山本店のほかに、ロッテワールドモールのロッテワールド店、蚕室のロッテ百貨店内にも蚕室店があるそうです。
このロゴにも見覚えがあるような・・・それとは気づかずに食べてたかもしれないです。。。

ちなみに、群山は、「八月のクリスマス」(ハン・ソッキュ、シム・ウナ主演)のロケ地としても有名ですよねー。一度、ゆっくり旅したいわー。

というわけで、お世話になっているハーベスト出版さんから教えていただいた本でした。
私も念願の本の出版にむけて、頑張ります!!!!!
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プロフィール
  • ニックネーム:おがっち
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おがたえつこ/DJネームは「おがっち」。エフエム山陰「おがっちのレトロ本舗」メインパーソナリティ。 2001年、韓国映画を観て、韓国に興味を持ち始める。映画、ドラマ、K-POPに惹かれ続けて、18年。ハングル検定4級。最近は、地方にも魅力を感じ、浦項市ではホームステイを続けている。韓国のことを文化を通じて学ぶ「おがっちの韓国さらん公開講座」を主催し、芸能だけでなく、歴史や文化を学び、より韓国を理解しようと活動を続けている。 松江しんじ湖温泉COCOMATSUEに、レンタルスペース「カルチャースペースさらん」を開設。 おがっち(Ogata Etsuko)公式サイト
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