QUEEN 史上最大&最後の伝説ツアー「ブタペスト 1986」特別上映
2019年02月04日(月) 18時50分
AbemaSPECIAL 2チャンネルで、クイーンのブタペストのライブ映像が配信されているので見ました。
期間限定の無料でこちらで見られるとのこと。
これは私、前に見た記憶があるのだけれど、フルで見ていないのかも。
「ハンガリアン・ラプソディ」というタイトルで。
改めて見ると、やはりすごくよい。
私が他のバンドのライブを見てきたり、電子楽器メーカーに勤めた後だからこそ、クイーンの4人の天才ぶりがよくわかったので。
本当に一人一人が天才。
特にこんなにもベースが活きて、うまい具合に主張できているライブって、なかなかないのでは。
ブライアンのギターソロもすごく知性を感じた。
よくあるロックのギターソロでは、そのギタリストのテクニックを最大限に見せようとしたり、感情が高ぶってパワーで押したり、走ってしまうことが多いのに、ブライアンの場合はとても計算しているように感じた。
それも自然に聞こえるように。
たぶん…だけど、ディレイの長さも計算している気がする。
どれくらいの遅れで、ライブ会場ではどう聞こえるかとか。
そこはエンジニアの技量なのかもしれないけれど。
今、私が読んでいるクイーンの本には「昔のクイーンのライブでは、多重録音が再現できなくて、ライブではレコードよりも物足りなく感じた」というくだりがあるのだけれど、80年代ではエフェクターをうまく使ったり、キーボードを加えることで、ライブでも厚みを出していると思う。
うろ覚えだけれど、ギターのエフェクターを開発するエンジニアは「ブライアン・メイの厚みのあるコーラスのようなもの目指すことがある」といったことを聞いた記憶。
ハーモナイズドピッチシフターだったかな。
ブライアンっぽいサウンドを作るのって。
ブライアンのギターソロの部分だけでかなりの数のエフェクターを使っていると思うけど、どれも美しいし、LRの振り方とかも緻密に計算されている。
歪んでも上品で、ガサツではない。
このギターソロだけでも論文が書けちゃうんじゃないかと思うくらい、きっとテクニカルなことだと思う。
それと、ブライアンがワイヤレスではなく線につながれていることが多いので、見せ場でもあまり動けないのが気になるけれど、シールドをあんなに伸ばしてパフォーマンスをするギタリストが珍しくて、逆に新鮮。
その辺のこだわりが、またステキで。
「ノーシンセサイザー」というのは、アナログで頑張って音を重ねましたという意味で、初期のクイーンではそううたっていたけれど、彼等は決してエレクトリカルな音が嫌いなわけではなく、アルバムを追う毎にむしろ積極的にうまく使っている。
ただ、ロジャーのドラムセットの近くにあったローランドのドラムパッドがいつ使われたのか、私にはわからなかった。
ほんの一瞬だったのかな?
ライブ中、ずっと電源がついていたようだけれど。
86年当時の音源だといかにもな電子音がするので、あまり使わなかったのかも。
ちなみに私は「Under Pressure」がかなり好き。
ジョンは天才と思った。
ベースがメインでヒットする曲なんて、滅多にないと思うし。
それをライブだと、更にジョンのベースが活かされていてたまらない。
ここでの「Now I’m Here」のベースも恐ろしくいい。
ベースはただのリズム担当ではなく、メロディで目立つころもできると知らしめるようなプレー。お見事と思った。
それにジョンの両足を合わせるスタイルが、フレディの大股開きと対照的すぎて面白い。
年上のスターに大変失礼だけど、ジョンがかわいくて仕方がない。
およそロックではない衣装だし、すごく人のいいオーラが溢れているので。
「RADIO GA GA」でのジョンの短パン姿が、またかわいくて。
ジョンといえば「ボヘミアン・ラプソディ」で、ハードロックに変わる瞬間が一番ブライアンのおいしいところなのに、ここではその瞬間にジョンが大写しになってた。
カメラさん、撮るべき人を間違えた?
曲の構成を知らないとは思えないし。
ロジャーは見た目の美しさとは違って、本当にパワフルなドラミングで。
また彼のハスキーボイスが、すごくいいアクセントになっている。
フレディの美しい声にロジャーのコーラスでパンチを足すみたいな。
ここでは「Hammer To Fall」が特にいい。
ちなみにこの曲も私はかなり好き。
フレディはロジャーのドラムとリンクして動いている。
ドラムセットの近くの高い所に行くことで、遠くの観客にも見やすいということもあってか。フレディの動きは、独特でインパクトが強いのは、クイーンをよく知らない人でも知られているのでは。
このライブならではのよいところは、ハンガリー民謡を歌ったこと。
その国へ向けてのクイーンからの愛を強く感じた。
とても素晴らしい。
トゥッティ・フルッティ(リトル・リチャードのカバー)もいい。
ここでもロジャーのハスキーボイスがよい。
ハードロックに変わる流れも。
この曲で速弾きを見せるブライアンも面白い。
ここでなのね。
ライブだけではなく、ブタペストでの様子を見せてくれたのもよかった。
その国にクイーンが向かったことで、彼等からの愛を感じたので。
こんなにも濃密でテクニカルで、愛があるライブというのは、なかなかないと思う。
Abemaさん、配信してくれて感謝。
ではでは、こちらはこの辺で
期間限定の無料でこちらで見られるとのこと。
これは私、前に見た記憶があるのだけれど、フルで見ていないのかも。
「ハンガリアン・ラプソディ」というタイトルで。
改めて見ると、やはりすごくよい。
私が他のバンドのライブを見てきたり、電子楽器メーカーに勤めた後だからこそ、クイーンの4人の天才ぶりがよくわかったので。
本当に一人一人が天才。
特にこんなにもベースが活きて、うまい具合に主張できているライブって、なかなかないのでは。
ブライアンのギターソロもすごく知性を感じた。
よくあるロックのギターソロでは、そのギタリストのテクニックを最大限に見せようとしたり、感情が高ぶってパワーで押したり、走ってしまうことが多いのに、ブライアンの場合はとても計算しているように感じた。
それも自然に聞こえるように。
たぶん…だけど、ディレイの長さも計算している気がする。
どれくらいの遅れで、ライブ会場ではどう聞こえるかとか。
そこはエンジニアの技量なのかもしれないけれど。
今、私が読んでいるクイーンの本には「昔のクイーンのライブでは、多重録音が再現できなくて、ライブではレコードよりも物足りなく感じた」というくだりがあるのだけれど、80年代ではエフェクターをうまく使ったり、キーボードを加えることで、ライブでも厚みを出していると思う。
うろ覚えだけれど、ギターのエフェクターを開発するエンジニアは「ブライアン・メイの厚みのあるコーラスのようなもの目指すことがある」といったことを聞いた記憶。
ハーモナイズドピッチシフターだったかな。
ブライアンっぽいサウンドを作るのって。
ブライアンのギターソロの部分だけでかなりの数のエフェクターを使っていると思うけど、どれも美しいし、LRの振り方とかも緻密に計算されている。
歪んでも上品で、ガサツではない。
このギターソロだけでも論文が書けちゃうんじゃないかと思うくらい、きっとテクニカルなことだと思う。
それと、ブライアンがワイヤレスではなく線につながれていることが多いので、見せ場でもあまり動けないのが気になるけれど、シールドをあんなに伸ばしてパフォーマンスをするギタリストが珍しくて、逆に新鮮。
その辺のこだわりが、またステキで。
「ノーシンセサイザー」というのは、アナログで頑張って音を重ねましたという意味で、初期のクイーンではそううたっていたけれど、彼等は決してエレクトリカルな音が嫌いなわけではなく、アルバムを追う毎にむしろ積極的にうまく使っている。
ただ、ロジャーのドラムセットの近くにあったローランドのドラムパッドがいつ使われたのか、私にはわからなかった。
ほんの一瞬だったのかな?
ライブ中、ずっと電源がついていたようだけれど。
86年当時の音源だといかにもな電子音がするので、あまり使わなかったのかも。
ちなみに私は「Under Pressure」がかなり好き。
ジョンは天才と思った。
ベースがメインでヒットする曲なんて、滅多にないと思うし。
それをライブだと、更にジョンのベースが活かされていてたまらない。
ここでの「Now I’m Here」のベースも恐ろしくいい。
ベースはただのリズム担当ではなく、メロディで目立つころもできると知らしめるようなプレー。お見事と思った。
それにジョンの両足を合わせるスタイルが、フレディの大股開きと対照的すぎて面白い。
年上のスターに大変失礼だけど、ジョンがかわいくて仕方がない。
およそロックではない衣装だし、すごく人のいいオーラが溢れているので。
「RADIO GA GA」でのジョンの短パン姿が、またかわいくて。
ジョンといえば「ボヘミアン・ラプソディ」で、ハードロックに変わる瞬間が一番ブライアンのおいしいところなのに、ここではその瞬間にジョンが大写しになってた。
カメラさん、撮るべき人を間違えた?
曲の構成を知らないとは思えないし。
ロジャーは見た目の美しさとは違って、本当にパワフルなドラミングで。
また彼のハスキーボイスが、すごくいいアクセントになっている。
フレディの美しい声にロジャーのコーラスでパンチを足すみたいな。
ここでは「Hammer To Fall」が特にいい。
ちなみにこの曲も私はかなり好き。
フレディはロジャーのドラムとリンクして動いている。
ドラムセットの近くの高い所に行くことで、遠くの観客にも見やすいということもあってか。フレディの動きは、独特でインパクトが強いのは、クイーンをよく知らない人でも知られているのでは。
このライブならではのよいところは、ハンガリー民謡を歌ったこと。
その国へ向けてのクイーンからの愛を強く感じた。
とても素晴らしい。
トゥッティ・フルッティ(リトル・リチャードのカバー)もいい。
ここでもロジャーのハスキーボイスがよい。
ハードロックに変わる流れも。
この曲で速弾きを見せるブライアンも面白い。
ここでなのね。
ライブだけではなく、ブタペストでの様子を見せてくれたのもよかった。
その国にクイーンが向かったことで、彼等からの愛を感じたので。
こんなにも濃密でテクニカルで、愛があるライブというのは、なかなかないと思う。
Abemaさん、配信してくれて感謝。
ではでは、こちらはこの辺で

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