『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』『騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!』

2019年07月31日(水) 17時35分
今回の劇場版は、ライダーも戦隊もどちらも過去を振り返るというもの。
どちらも歴史に介入しているタイムパラドックスもの。
なんだけど世界観はかなり違う。

ぶっちゃけライダーの方は、好き放題遊んじゃったみたいな。
もちろんシリアスな部分はあるけれど。
ここのところのライダー映画は重厚な作品が続いたからか、今回はわりと軽めというか、自虐ネタ的なものも多く。

映画の公式サイトはこちら
ここからは内容を含んだ感想になります。

『騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!』

ここでリュウソウ族のルーツについて紹介している。
ということは、テレビ本編ではその辺はスルーってことなのかな。
とはいえ、ガイソーグのくだりで触れてくるでしょうけれど。

このタイムパラドックス的なもの。
時間移動がめっちゃ都合がいいというか。
それってリュウソウ族だからできることなのか。
過去と現在を行き来するって。
しかもそれ、ピンポイントで場所も正確すぎじゃ。

ま、そういうことにツッコミはしちゃいけないよね。
6,500年前の過去に行くこと自体、ナンセンスだし。

夏休み頃になると各地、各媒体で恐竜がブームになる。
なので、せっかく恐竜モノの戦隊だから、恐竜を出さないテはないよね。
大自然を背景にすると劇場版のスケール感が増すし。

そう、この映画の背景はとても雄大。
火山の火口だったり、独特な断崖が見える野原だったりと。
空撮も多かったり、キャストの撮り方にも壮大さを感じさせたり。
せっかくのロケ地なので、変身バンクではなくその場で名乗って欲しかったりも。
まあね、あの場でがっつり名乗るって空気じゃないけどね。

巨大戦にもこだわりが。
今まで見たことのないような動きだったり。
ドスンドスンといった巨大ロボの動きではなく、まるでウルトラシリーズのような巨大戦で。驚いたのは、騎士竜がビルを踏み台にしたこと。
もちろんビルは破壊してないけど。

実写を交えての巨大戦。
その手前に置かれたミニチュアもリアル。
巨大戦へのこだわりは、過去の戦隊の劇場版の中でもこちらが一番すごい。

福井県立恐竜博物館では、恐竜関連の展示が絵になって。
カナロはそこでもビビッっときちゃって。
その台詞、何人にも言ってると軽く思われちゃいそう。
手当たり次第ナンパしたら、挙動不審者と思われちゃうよね。

佐野史郎さんは、こういう役でしたか。
一人で悪役を担ってくれたみたいで。
ヴァルマさん、失礼だけどお歳の割に戦えるのが素晴らしい。
あんな重そうな鎧を着て、よく動けたよね。

コウはレッドらしく、見せ場もちゃんとあり。
あんなにドアップになるレッドって。
しかも手から赤いものが。

他の4人もまさに地球を救ってくれて。
地球の外から来た人達なのに、あんなにも守ってくれて。
限界は越えるためにあるって、すごすぎるわ。
キャストのみなさんの気合の入り方、しかと見させてもらいましたよ。
ということで、彼等の功績は博物館にも展示されてしまうレベルな活躍。

歴史が変わるというのは、ジオウでもそうなのだけど。
あんなにもがっつりと絵に描かれてしまうとは。
本人達からすれば、照れるんじゃ。


『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』

お祭り映画というか、割と視聴者目線というか。
作り手が楽しんで作っちゃった映画じゃ。
平成ライダーって、なんなのよといった感じで。
まとまりがないとか、わけのわからんとか、リセットとか、影武者とか、ヒーローを美化しているとか。

その美化については、結構深い。
特撮もフィクションも美化してるもんね。
例えば、過去のことは実際に見た人でないと、正確な情報かどうかはわからない。

現在のようにビデオで映像が残せたわけでもないし。
紙に残した伝記なら、いくらでも脚色できるし。
そういう意味では「影武者」というのは面白い。

ゲイツくん、劇場版では大活躍。
こちらでも何度も倒れたけれど。
信長が生きた時代でも、襟元のハーネスはつけたままでコスプレをしたり。
その影武者というのが、かなり意味深。
某戦隊のことを連想したり。

要するに常盤ソウゴも影武者のようであるという。
魔王を生み出すために使われた、偽魔王。
ここでの絵が描かれ方ではね。

本当の魔王は別にいた。
確かに魔王らしいというか。
あの玉座のセンスがね。
なんか違う気がする。

アニマル柄って。
大阪のおばちゃんか、メビメタか。

おちゃらけたように見えるこの映画。
実は、ヒーローになれなかった人達の思いも描かれているという。
仮面ライダーに憧れていたけれど、非公認のものだったり、イロモノ扱いだったり。公認でも「平成」のくくりではないライダーもいたり。

仮面ライダーGや仮面ライダーブレンも登場するとは。
そこに作り手の愛を感じた。

それと「もう平成のくくりはこれでおしまい」といった感じで。
さすがにレジェンドネタは尽きたというか、飽きられてしまうと思うし。
あまりにもレジェンドを出演させてしまうと、その重みが軽くなってしまうでしょうし。

前作で佐藤健くんをサプライズゲストで出した手前、それ以上のサプライズを出すのは難しいよね。
多忙に活躍している俳優さんなら尚更。
こちらのサプライズゲストもかなりの大物ではあるけれど。
それが切なくもあり。
とはいえ、重々しくはせず。

オチも軽かったし。
小渕さんネタが出るとは。
劇場版でそれって。

ていうか、ここでの悪ってなに?
ただの平成のごちゃごちゃ感が嫌いな人が、平成に関わるものをスッキリさせたいってことなのか。

そこにわざわざ介入しなくても。
それでか、もう一つのストーリーがあるのは。
ドライブと信長の時代を合わせてくるとはね。

そのために甲冑の兵士を用意するなんて、ライダーよりもそっちの方が劇場版として大掛かりだったような。
ああいう甲冑って、東映の在庫にあるのかしら。

それにしても、こんなにも悪役に無下される主人公って、かつていたのかしら。物理的にも転がり落とされるなんて。
それでも立ち上がろうとするソウゴは、やはり王様の素質があると思う。
そんな風に思わせてくれる映画でした。

ゼロワンの言動が軽いのもあって。
令和ライダーが、最後の平成ライダーを引き立ててくれたようにも思えなくも。湿っぽい終わり方にさせなかったのは、ゼロワンのおかげかと。


ではでは、こちらはこの辺で
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