スペサタイトガーネット指輪の原型 4

2010年02月26日(金) 23時38分

 仕事ももちろん大事だけど、今日はやっぱりフィギュア

 もちろんLiveで応援
 あの大・大・大緊張感の中で日本選手は大健闘でした。
 真央ちゃんは銀メダル
 フィギュアが終わってもテレビに釘付け
 今日は、机に向かわなかったな〜
 ブログだけでも、ちゃんと更新更新

 スペサタイトガーネット指輪の原型 4ということで

 
 次は石枠の内側の爪をロウ付け。


 手作り風ということで、外側の爪は製品になってから後付け
 既製枠でも色々なやり方があります

 

 プラチナでキャストが上がってきたら
 爪を付けると磨きにくくなるところは
 先に手を入れておき外側の爪をロウ付け


 写真を撮り忘れていたようで
 爪付け終わり&磨き上がりの正面写真がございません

 次回は石留の工程です。
 写真はばっちり撮ってあります
 ちなみにこのスペサタイトガーネット指輪はすでに去年納品済みで、
 今年制作の商品に行き着くまでにまだまだ掛かりそうです。
 今月はまめに更新です

スペサタイトガーネット指輪の原型 3

2010年02月23日(火) 0時01分
 スペサタイトガーネット指輪の原型

 いつも商品ばかりのアップが多いですが
 人の手つきを見るっていうことも大事なので
 今回はトリミングで削除する手をそのまま残した写真を載せています。


 頭と腕を合体
  


 粘土みたいな物を間に挟んで
  高さのバランス、裏板の大きさのバランスなどなどを見ている所

 
 必要な形に裏板と腕をヤスっていき



 赤ラインの幅は、頭をつけるとヤスリ辛い場所になるので
          外形を決め打ちし
 青ラインの幅は、肩の地金を貼り更に攻めていくので
          余裕を持たせておきます
     


 バランスに合った厚みの挟み地金を入れ
 頭が腕に対して中心に来るように、
 そして曲がりも確認しロウ付け


 
 次は肩の地金をはります。
 赤矢印の部分を「肩」と呼び
  『この指輪は肩張りだね』とか『肩張って無いのが好きなんだよ』
   などと表現したり

 バランスを見てロウ付け


 バランスを見ながら整形



 
 次の工程は更に次回へ続きます。

 すたあ〜さまの
  『忘れた頃に更新される不定期なブログも悪くないよ〜。』
 のコメントを裏切り、今の所、割とまじめに更新しています
 色んな方からコメントを頂いたり、
 まめに更新するとアクセス件数も増えたりと
 うれしくてかなり励みになります
 
 
 




スペサタイトガーネット指輪の原型 2

2010年02月22日(月) 22時52分
 前回の続きからで、
 スペサタイトガーネット指輪の原型のナンバー

 更に、中石&テーパーダイヤを丸メレダイヤで取り巻いていきます。
 ゴージャスリングになりそうな匂いがぷんぷんです

 

 今回のようにアールをつけてそれなりのピース数で取り巻く場合
 
 パイプを1つ1つつけていこうとすると、

 左右対称に正確な角度でつけていくこと
       &
 左右対称に(天地も狂わせず)パイプを隙間なく埋めていくという事
 
 大変手間で時間が掛かる作業なので
 板を溜めて、このように取り巻いていきます

       

 
 あとはヤスリで丸く攻めつつ形を整えていきます。
 

 ここで、ちょっと辛口コメント
 今回は違いますが
 例えばこのようなデザインのリングをデザイナーさんが描いた場合
 取り巻くメレの大きさ(サイズ)を細かく指定されると
 作り手としては大変やっかいです。
 ちゃんと作りのことをわかっているデザイナーさんは
 『だいたい画の大きさに合ってれば
  サイズ指定はそちらにお任せします』
            と、なるわけです
 または
 『一番大きい所だけ30パ入れて
  あとのメレの大きさはは画のバランスでお任せします』とかとか。

 
 平面と立体の違いはなかなか難しいもので
 平面でまとまっているからと言って
 立体でも同じように上手い具合にまとまるかというと
 なかなかそう上手くいかない場合も時には有り
 その辺がまた難しいところで、
 感覚のいいデザイナーさんだと、
 平面と立体の矛盾がわかるので
 『なかなかまとめるのが難しいよね〜
  そこをなんとか宜しく〜』
   とかなったりする訳です。

 もちろん、逆も有り
 平面でも立体的になっても上手くまとめられる物を
 職人さんの腕が一枚落ちてしまうと、 
 バランスのおかしい商品になってしまうのです。

 ウチの社長は
 相手が必要とする2割増しの物を作れば
 そうそう戻されることはないと。
 (工料も含め色んな条件が付きまとってきますが)
 
 もちろん
 最低限の完成度の高さと言うものがあり、
 その最低限の高さを高〜く(←私にとっては
 社長から求められるわけです。
 社長にとっては簡単なことかもしれませんが
 立体に起こす仕事に関しては、
 まだ私は常に全力投球で頭をフル回転させないと
 ついていけないわけなのです
 
 読み返したら
 辛口コメントのはずが、自分の反省コメントにいつの間にか

 
 次回は頭と腕の合体です  
 

スペサタイトガーネット指輪の原型 1

2010年02月19日(金) 0時02分
 
 中石にスペサタイト・ガーネットが留まる指輪のシルバー原型制作

 やすって
 
 なまして
 
 タメて、中石の石枠とロウ付け
 
 余分な地金を削って
 
 
 テーパーが留まる石座を作り
 
 テーパーを留める板爪をはり


 次回は更にメレダイヤで取り巻く部分を作っていきます。

 
 

角ダイヤのプチペンダント

2010年02月17日(水) 0時08分
 
 プチペンダントと言っても
 私には手の届かない1ctある角ダイヤですが。

 角ダイヤを指輪から外します。
 まんず、糸ノコを上から入れて次は横から

 通常の切れる方向で糸鋸を使うと、
 糸鋸の刃がダイヤに引っかかり割れる恐れがあるので
 イメージですが、切れない方向に刃を動かします
 もちろん、塩梅を見つつの糸ノコ使いですが。

 特に丸ダイヤと違い
 角ダイヤは引っかかって割れやすいので
 ほんのちょっと気配りをすることで、
 同じ作業をする中で割れるリスクを下げた仕事をしています。

 時には無茶をしないといけない場面も出てきますが、
 リスクを下げる作業をする、頭を使う。
 それが、腕の良し悪しにも繋がっているような気がします。

 割れてから気づくか
 割れる前に自ら気づくか
 割れてもなぜ割れるかわからないか
 人から教わり教訓とするのか
 教わっても失敗するのか 

 私は〜〜、昔だったらかなりビビリながら
 えっ、えっ、大丈夫?大丈夫?と言いながら
 ちまちまやって全然進まないタイプですね。
 今は〜〜、内緒ださ〜〜。

 板をためてすり出し、ペンダントカンをロウ付け。 

 石座のお尻の角を丸めて整形

 ちなみに社長から
  それでもいいんだけどさ、あなたのは形が美しくないんだよ
  と言われ、また丸め直しました。
  これは美しくないと言われたオシリの写真です。
  本職は石留の下職人なのにうるさいです。
  ウチの社長は
  石留だけではなかなか食べていけない世の中になったので
  いやおうなしに作りが身に付いた職人です。
  作り歴はあなたとそう大差ないよと言われます。
  ↑
  まじです。




 

甥っ子

2010年02月13日(土) 23時12分
 甥っ子(1年生)と叔母(わたし)

 甥っ子、叔母ともどもちょっと国語能力に長けていない。
 
 叔母の血炸裂と言って姉からメール来るのですが、
 ちょっと笑えたのでブログネタに。
 
 連絡帳
 『もちもの
  とがったえんぺつ5本 赤青えんぺつ
  
  えんぴつでしょ。。


 なんか微妙に1本多いし。。



 町と村が合併してる。。

 
 頑張れ甥っ子 


 叔母の間違いもなかなか笑えて面白いですが公表いたしません
 ブログの説得力がなくなってしますので。
        なくなってしまいますので。
      さっそく、指摘を受けたので直しました。
                     頑張れ!私

けがく 卦書く 罫書く  ??

2010年02月12日(金) 23時55分
 今日は、ちょっと軽めで。
 
 基本的に私のやってることは社長には見透かされているわけで、
 ちょいちょいアドバイスが飛んでくる。

 この間も
 『あたりを付ける時、
  1本のライン上にあたりを付けるより
  2本けがいて(※2本毛がいてではありません
  その間に、あたりを付けてカッターでざぐった方が
  真っ直ぐになるよ』
  とのこと。
 
 『うそだー』と言いつつも、
 やってみると確かにやり易い。
 『今まで知らなかった。早く言ってよ』
 ちょっと偉そうなわたくし。


 

 またもや、引き出しを1つゲット

 
 ブログを書いてて、これまたちょいちょいあるのですが、
 仕事で日常的に使ってる言葉がなかなか変換されにくい。
 『けがく』も変換されない。
 調べるとどうやら、卦がく 罫書くとか書くらしいです。
 『ざぐる』とかも。『ザぐる』となってしまう
 どうやら漢字はなさそう
 『はつる』は建築用語だとわかりましたが、
 結構、
 日常会話では使わない言葉が飛び交っているかも
 
 毎日使うヤットコとかもこの仕事に携わってないと
 普通の人は使わない言葉ですね
 あとなにがあるかな〜??

またCADで。

2010年02月09日(火) 22時02分
 またCAD制作(と言っても前回も今回も去年の物ですが)

 
 今回のは形状といい状況といい
 CADで作るのにとても合っています

 まず、
 シルバー製品ということ
 出来るだけ安くということ
 この業界の方ですが個人の物なので作り方は何でもいいよと言う事で。


             小さい十字架ぽい方


 

 ユリの紋章が十字架の上に乗るのですが
 CADで正確な当たりがつけられるので、とても楽ちん
 しかし
 ユリの上面を丸くするのは
 CADでやると頭が爆発しそうだったので
 形だけ立ち上げて、
 シルバーになってから丸めてしまいました。


 作りのことで言うと
 原型でこのユリを本体に付けてしまうと、
 上面を平らに磨くのはとっても難しい作業なので、2パーツ。
 特に量産物は
 なるべく手間をかけずにキレイに仕上がる工程を考えて
 制作していきます。
 

 キャストが吹き上がったら
 十字架の上面を磨いてから、パーツを後からロウ付け

 これはタイニーピンなのでピンを立てて仕上げへ。


 

 ちなみに
 これがプラチナ、K18、WGK18などの手作り物の商品の場合は
 作り方として
 ”いかにロー目を出さないか”を考えて作ります。
 
 例えば、裏からですが
 
 上面にダイヤが留まる場合は
 このように板を貼っていくと
 作りの作業はとても手間が掛かりますが
 ロウ目が上に来て
 側面の仕上げがとても楽でキレイな仕上がりになります。

 

 こんな貼り方も。
 作りの作業は楽になりますが、
 側面のロウ目が出ないように仕上げに気を使います。

 実際は、地金の重さも考えて制作するので、 
 このように貼る場合は、下のような窓開きの形状が多く
 ベタで貼るよりロウ目が分かりづらくなります。

  
 
 
 更に掘り下げると
 地金の貼り合せ方として
 赤のラインでロウ目を持ってくるか
 青のラインでロウ目を持ってくるかも色々。


 

 どの程度の商品か、
 納品先がどのくらいの物を求めているか、それに対しての工料
 によっても手の掛け方は色々です。
 


 物を作るって結構、頭を使うんです
 正直言って、私は苦手ですが。

カメオのペンダント

2010年02月08日(月) 23時59分
 
 今回は、
 CADでもいける商品でライノを使う良い機会だったので
 普段使わないCADで制作してみました。

 何が難しかったかと言いますと
 積層跡の深さがどの位なのか
 どの程度ヤスリを入れればその積層跡が処理出来るのか
 CADで0.5の厚みで指示した場合、
 積層された実際の物は、どのくらい厚みの誤差があるのか
 キャストになった時の縮み具合などなどが
 まだ未知なので
 未知な部分を色々考慮してたら、
 厚みを決めるのに、ちまちま迷ってしまいました。
 
 ちまちま迷っていたら
 社長からは、
 『思った厚みにならなかったら
  張り替えればどうにでもなるし
  とにかくやってみないことにはわからないでしょ。
  迷ってたって答えが出ないだろ〜
  早く作って積層に出せ〜』と言われ
  こわごわ松村金銀店さんへデータ送信 
 
 
 ちょっと改善点もありますが
 いけそうなのでキャスト屋さんへ






 4つに壊れたと、電話
 がーーん

 
 

 改善点を直し
 松村さんからもアドバイスを受け
 湯口部分もCADで作り再び積層に出し、キャストへ

 今度はおっけい。よかったよかった


 キャストになってから
 更にきっちり石合わせ、石座の高さ調整、地金で裏板貼り
 ペンダントカンのセッティングなどをしないといけませんが、
 CADは使えるところは使えるわけです。
 
 あと、積層跡に手を加えるのが面倒かな。
 普通のピッチ(←呼び方がわからないですが)で出力した場合
 意外に積層跡が深いんだなって思いました。


 CADを使うかどうかは
 時間、工料、形状、相手先などなど
 色んなバランスを考えないといけないですが。

 今の私には、
 データを入れるのにまだまだ時間も掛かるし
 頭はクラクラするし、
 手で作るほうが案外早かったりするんですが
 何事も勉強です
 

作り方の違い

2010年02月06日(土) 19時37分
 昨日の全国ニュースで、
 新潟、27年振りの大雪と報道されていました。
   (ニュースによっては26年振りってとこも)
 ニュースではみんな雪かきに大わらわ。
 しかしすごいと思ったのが、そんなドカ雪が降ろうと
 通勤通学当たり前。さすがは雪国っ子
 
 確かに、自分も新潟にいた時は
 雪が降ってても遅刻しそうだと自転車で行ってたような
  (その上、薄い制服に素足。若いってすごいです。)
 
 一方、
 東京では、雪が降っただけでも大騒ぎです。
 そこは新潟県人の血。
 『ちっと降ったぐらいで、ぴーぴー騒ぐな〜』
  て思ったりするわけです。 
 
 でも、冬は雪がない東京は住みやすいです。
 
 新潟のみなさま、
 雪に負けずに、お体に気をつけてお過ごしください
 

 
 
 

 では、お仕事の話へ
 
 同じペンダントでも作り方は色々です。
 その時の状況あるいは工料によって変えたり、変わってきたりします。
 
 例えば今回のペンダントは
 地金をためて作りましたが




 前回は寄せで作っています



 ためて作るほうが、地金を多く必要とし
 パイプの寄せだと、ためて作るより少ない地金で済みます。
 (職人さんは色々な種類のパイプの在庫を持っているので)
 
 その時の状況とは様々ですが、
 
 原型(シルバー地金)制作か
 現物(プラチナ、金、ホワイトの地金)制作かでも違い
 
 プラチナ、金、ホワイトでもその時代の地金の値段でも違い

 相手先が出せる工料によっても違い

 その他もろもろ。


 いずれにせよ、引き出しは多いほうがいいですね
 私も引き出しが増えるように頑張ります 

 
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