京都、”美人祈願”と後水尾天皇ゆかりのお寺、泉涌寺

July 11 [Sat], 2015, 9:00

このところ戦国時代〜江戸時代初期の人物ゆかりの…、
歴史探訪が続いています。
そのうち、”隠れパワースポットめぐり”も再開する予定ですので…、
まずは、お付き合いください。

今回の主役は、後水尾天皇です。
後水尾天皇に会いに、京都、泉涌寺へ…!
泉涌寺をブログでご紹介するのは2回目です。





後水尾天皇は、江戸初期の天皇です。
徳川二代将軍、秀忠公の娘、和子を中宮に迎えながら…、
朝廷を抑え込もうとした徳川幕府に対抗し、しぶとく反発…、
幕府を手こずらせた天皇です。

反発しながらも…、政略結婚で…、
徳川家からもらったお嫁さんとは、仲よくやっていたみたいです。
それにしても、この天皇、やたら子供の数が多いんです〜。

天皇には、非常にたくさん子供さんがありましたが…、
早くに亡くなっている人も多いです。
それは、徳川幕府によって毒殺された…、との噂もあるそうですが…、
真偽のほどはわかりません。

後水尾天皇は、書道がお得意で…、
よく”忍”、という字を書いたそうです。

もし、「天皇さ〜ん、この色紙に…、
好きな字を一字、書いて〜!」と、お願いしたとすると…、
「じゃぁ、”忍”という字を書いてあげよう〜♡」
…となるでしょうね〜。





忍”の字は、徳川幕府が権力を握る世…、
耐え忍んでいた天皇の思いを象徴しているように思えます。
同じような立場の加賀前田家の三代藩主さんにも…、
”忍”の字を書いてプレゼントしています。

天敵(?)、徳川幕府の造営した日光…、
東照宮の陽明門だったか…、大猷院の門だったか…には…
後水尾天皇直筆の額が掲げてあります。

徳川幕府とのお付き合いは避けて通れないので…、
表面上、”忍”の精神で…、
上手に付き合っていたのでしょうか…。

もちろん、日光の門に掲げてあるのは…、
”忍”の字の額ではないですよ〜!
幕府に対して”忍”なんて書いたら…、
「これは、どういう意味じゃ〜!」…と、大変なことになりますよね。

後水尾天皇は、修学院離宮を造営し…、
学問、風雅の道を究める一方…、
幕府からお嫁さんもらう前に…、
他の女性との間に子供作っちゃうし…。

天皇さまなのに、遊郭にも出入りしていたとか…。
”おミズの天皇”なんてジョークも出てきます。
なかなかパワフルで、面白い天皇なのかも…。





後水尾天皇ゆかりの地は、京都にたくさんあります。
代表的なゆかりの地、修学院離宮は…、
書類で事前申込が必要とのこと…。
またの機会にして、まず、天皇の墓所のある…、
泉涌寺を訪ねてみることにしましょう。

入口には、「東山」の額を掲げる立派な門があります。
この門は、後水尾天皇が即位した時…、
徳川家康が、御所を再建しましたが…、
その時の旧門の部材を拝領して移築した門と考えられ…、
桃山時代の雰囲気を感じさせる門です。

以前は、泉涌寺を訪れると…、
後水尾天皇の、爆発しそうな不満を…、
そして、奈良吉野の如意輪寺を訪れると…、
後醍醐天皇の深い嘆きを…、
心のどこかでキャッチしてしまいました。

せっかくの歴史探訪ツアーなのに楽しめない…。
不満とか、嘆きをキャッチしては…、
テンション上がらないです。

昔の人々の思いは…、その人物ゆかりの地に…、
今も残留しているんだろうか…?
いや…、それはないだろうな…。

その後…、大人になってからは…、
無駄な想像力(?)が働かなくなったようで…、
今では、歴史探訪、たいていエンジョイできるようになりました。

想像力をたくましくして…、
歴史をドラマチックに創作する…!
これは歴史小説家の先生にお任せたほうがいいかも…。
でも、こうした歴史探訪には…、
それなりに”無駄な想像力”があったほうが楽しいよ…!と言われます。





泉涌寺には、心照殿という宝物館があります。
ここに、後水尾天皇の肖像画が展示されていました。
出家した姿で描かれていましたが…、
「ちょっとガンコそうな人だなぁ〜。」、と思いました。

このお寺には後水尾天皇のお墓もあります。
でも、当然のことながら…、
皇室の陵墓は、一般の人が立ち入ることはできませんでした。

御陵の周辺は、一種のパワースポットだ…!
…、という説があります。
後水尾天皇は大変パワフルな天皇なので…、
そのパワーがいただけるだろうか…?

ところで…、
後水尾天皇からパワーをいただくとしたら…
やはり、”忍”のパワーか…?
…、と思ってしまいますよね。

いや、むしろ…、後水尾天皇は…、
”忍”の真逆をいく人だ…、という感じを受けました。
だからこそ、”忍”の字を書いて…、
爆発しそうな不満をコントロールしていたのかも…。

「悪い方向に進んでいる…と、思ったら…、
まず、心の中でNOを言え…!」 

後水尾天皇は、今の時代のみんなに…、
こんなメッセージを送るのではないか…、
…と、思ってしまったのですが…。

…、あ、また無駄な想像力が働いてしまった。





さて、泉涌寺がブログに登場するのは、2度目なので…、
以前のブログに書かなかった場所をご紹介します。

門を入ってすぐの観音堂には…、
”美人祈願”の楊貴妃観音がおいでです。
この観音様は、残念ながら…、
後水尾天皇とは何の関係もありません。

中国、唐の時代、玄宗皇帝が亡き楊貴妃を偲んで…、
楊貴妃を象った聖観音菩薩を彫らせた…
それが、この楊貴妃観音…、と伝えられています。

楊貴妃の美しさと、観音様の慈悲をミックスしたような…、
本当に美しい仏様です。
お参りすると楊貴妃観音のように美しくなれるか…?

それは保障できませんが…、
お参りして、心の中のモヤモヤを観音さまに聞いていただくと…、
すっきりさわやかな気分になれるかもしれません。

この観音様は、”美人祈願”のお寺として知られていますが…、
”縁結び”のご利益も大きいようです。

この楊貴妃観音にお参りし、絵馬にお願いを書いて…、
結ばれたカップルのことをよく聞きます。
実は…、NYANNの妹もそうでした。






続いて、御座所の庭園や障壁画を拝観しました。
御座所は、明治天皇が御所の御里御殿を移築したものです。
金色の壁面に鳳凰の絵が描かれた…、
ゴージャスな、”玉座の間”が印象に残りました。

小さいながら庭園がありました。
楓の若葉が風に揺れ…、
池には水鳥の姿も見られました。





そして次に、後水尾天皇ゆかりの泉涌寺塔頭、戒光寺へ。
このお寺は観光のお寺でなく、お参りのお寺…。
拝観料はありません。
仏様に、お線香とお蝋燭を供えてお参りします。

ご本尊は、丈六釈迦如来像です。
お堂の中に入って近くからお参りすると、その大きさがよくわかります。
このお釈迦様、首のあたりから何かが流れているように見えます。

これは、後水尾天皇が即位争いに巻き込まれ…、
暗殺されそうになった時…、
この仏様が身代わりになって…、
血を流した跡だ…といわれています。

その後もことあるごとに仏様が…、
天皇のお身代わりに立たれたお蔭なのか…、
天皇は、85才まで長生きされたようです。
この仏様は、”身代わりのお釈迦様”と呼ばれるようになりました。

今では、一般の人々の間でも…、
「悪いことがあっても、身代わりになって下さる。」
…と、厚く信仰されているそうです。

では次のブログで、もう一つ後水尾天皇ゆかりのお寺…、
泉涌寺雲龍院での写経体験もお伝えします。


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