スロバキアとのご縁について

2012年07月30日(月) 23時04分
 みなさん、こんばんは。
 昨日本当に久しぶりにゆっくり本を読む事ができたので、今朝、駅ナカの本屋さんが開いていたので、ついふらふらと入ってしまい、、、、5分ほどの間に8冊読みたい本が目について、「無駄づかいしてはいけない、、今は読む時間もあrまりないし、、」と自分に言い聞かせましたが、それでも3冊買ってしまいました。
 いつ読めるんだろう、、とか疑問に思いながら、、、

 さて、現在、山本章弘、林本大、ペトコの3人は、国際交流基金の助成を受けて、東欧諸国にワークショップに伺っていますが、昨日からスロバキアに移動しています。

 来月、スロバキアでも能の公演をさせて頂きますが、それはスロバキアで建国以来初めての能の公演になります。
 スロバキアのみなさま、本当に楽しみにして下さり、大きな関心をお寄せ頂いています。

 以前ブログでも、ブルガリア共和国と山本能楽堂のご縁について書かせて頂きましたが、それはブルガリアから能の研究のため大阪大学の大学院に留学して来たスラボフ・ペトコくんを阪大の先生からご紹介頂いたのがきっかけです。
 能を習いたい、、ということで、能のお稽古をつけさせて頂いているうちに、ペトコの中に、日本人よりも日本人らしい大和魂を見つけ、ブルガリアに興味を持ったのが始まりです。

 そして、昨年、ブルガリアで1980年以来2度目の能の公演を実施させて頂きましたが、初めて行くブルガリア、、、不安もあって、日頃山本能楽堂を応援して下さっているS氏に、「ブルガリアにお知り合い、いらっしゃいませんか?」とお尋ねしたら、「それやったらSさんに言ってみたらどうや。確かブルガリアで工場をやっていたはずや」、と教えて頂き、Sさんにご連絡をとらせて頂くと、、、、、ブルガリアではなく、スロバキアでした。。。

 S氏にご報告すると「ごめん、ごめん。でも同じような場所やん」と言われ、調べてみると、ブルガリアに行く途中乗り換えるウィーンから、スロバキアの首都のソフィアへは車で1時間という比較的近い距離であることが判明。
 急遽、ブルガリア公演の帰りに、スロバキアに行く事となり、 Sさんほか、外務省様からのご紹介もあり、スロバキア共和国の日本大使館を表敬訪問させて頂く事になり、以来、スロバキアとも深いご縁を頂けることになりました。

 何だか、ご縁から新たなご縁を頂き、本当に人とのご縁はありがたいことだなぁ、、と感謝の連続です。

 また、今回のスロバキア公演がご縁で、先日、国賓として大阪に来られていた、スロバキアの大統領様にもご挨拶させて頂く機会を頂きました。
 大柄で、お顔におひげたっぷりの大統領様。
 お目にかからせて頂く前は、国賓でお越しで警備も厳しくかなり緊張しましたが、笑顔でお話下さるお姿は、本当にあたたかで、ご無礼を許して頂けるなら、サンタクロースさんみたいでした。

 大きな手で握手して下さり、「8月の能の公演の招待状を私にも出して下さい!楽しみにしています!」と仰って下さった笑顔が今でも脳裏にやきついていて、8月にまたお目にかからせて頂ければ、、、と本当に夢のようなことを考えています。

(とくい)

第15回なにわ大賞!

2012年07月29日(日) 23時16分
 みなさん、こんばんは。
 今日も暑い1日でしたね。
 私は本当に久しぶりに、ゆっくりとしたい事だけをして過ごしました。
 といっても、読みたかった本をゆっくりと時間をかけて読み、見たかったDVDを見た程度のことですが、、
 先週はバタバタと忙しかったので、自分を取り戻したような、ほっこりと良い1日でした!

 さて、昨晩は住吉大社で第15回「なにわ大賞」の贈呈式があり出席させて頂きました!



 今回の大賞は株式会社旭創業様の「ランチャーム」!
 だれもがご存知の魚の形をしたお醤油さし、お弁当やお寿司についているものです。
 「ランチをチャーミングに」という思いで制作された魚の形をしたお醤油入れは、今や全国どこでも使われていますが、「アイディアは独占すべきでない」というお考えから、特許を申請されていなかったそうです。
 半年ほど前にお弁当に金色のお醤油入れが入っていてびっくりしましたが、それもこちらの商品だとか。
 さすが大阪!」です。

 準大賞はご存知「通天閣」さんと、最後の色街「飛田」の作者でいらっしゃる井上理津子さん。
 どちらも「なっとく!」のご受賞です。

 特別賞には、「雑魚寝館」館長の亀井忠夫先生、大阪市が抱える社会問題に自転車で取り組んでられる「シェアサイクル HUB chari」の川口加奈さん、事故で左手親指を無くされた方が集まられたバンド「切断ブラザーズ」さん、紙芝居等の駄菓子で今では日本で1社だけになられた「カタヌキ」を制作されている株式会社ハシモトさん、そして家族でチアをされているMJGチアリーディングチーム TEDDY BEARSさんの元気一杯の演技!

 大阪にはまだまだスゴイ人が入る、、、、!!と再認識した夜でした。

(とくい)
 
 

今日からブルガリア・スロバキアでワークショップ!

2012年07月28日(土) 1時03分
 みなさん、こんばんは。
 25日の天神祭の翌朝7時伊丹空港で集合して、山本章弘、林本大、ペトコの3人は、能面と能装束を持って、ブルガリアへと旅立ちました。

 ブルガリアへは、ウィーンまで約11時間、乗り換えて約1時間半。
 今日から能のワークショップが始まりました。

こちらはプロブディフ市の歴史博物館の写真。
 ワークショップの会場です。



 かなり多くのブルガリア人のみなさまに能のワークショップを楽しんで頂く事ができました!



 この写真は、来月公演をさせて頂く古代ローマ劇場。
 ほぼ完全な形で残されています。



 公演は夜の8時から。
 幻想的な雰囲気の中、能の魅力をお伝えできれば、と思います!

(とくい)

西の丸ステージウィーク「オープニング・ガラ」

2012年07月26日(木) 23時52分
 みなさん、こんばんは。
 本日、夕方6時から、大阪城の大手門に特別にステージが作られ、「西の丸ステージウィーク オープニング・ガラ」が行われ参加させて頂きました!

 毎年、大阪城を中心として「大阪城サマーフェスティバル」が夏に開催され、今年は200近い公演が参加しており、その中に山本能楽堂の公演も毎年参加させて頂いております。
 この「大阪城サマーフェスティバル」の核となる公演が、西の丸庭園に設置された特別ステージで約1週間開催されますが、そのオープニングを記念して、今年初めて実験的な試みとして、「オープニング・ガラ」が開催されました。

 現在オリンピックが開催されているイギリスでは、エジンバラ宮殿のお城の中をステージとして、「エジンバラ芸術祭」が開催されていて、大変な反響と広がりがあり地域の活性化に繋がっているそうですが、その「エジンバラ芸術際」を大阪でもできないだろうか、、、と計画されたのが「大阪城 西の丸ステージウィーク」です。

 今回はその開幕前夜に、オープニング・ガラをすることで、東日本大震災の被害者の方への「祈り」そして大阪城の御霊慎み、大阪の文化力で「安心」「希望」を表現し、大阪の魅力をもっと発信していこう!という思いが込められています。

 開演の6時に会場に着くと、いつもの大手門の前に椅子が並べられ、大勢の皆様がお越しです。
 ご案内頂いたお隣は、偶然にもいつもお世話になっている方!
 久しぶりにご一緒させて頂き、楽しませて頂きました!




 第1部は、大阪府警察音楽隊のみなさま。
 演奏活動を通して防犯対策、交通安全対策等の広報活動をおこなっていらっしゃるそうです。
 固い感じなのかと思ってましたが、婦人警官のカラーガードのみなさんも華麗な演技で、音楽のレパートリーも幅広くAKB48まで。
 整然と気持ちがよかったです!



 そして、第2部は、いいむろなおきさんが大手門から大きな白い風船を持って登場され、軽やかなパントマイムで始まり、和太鼓の打打打団そして四条畷学園吹奏楽部の皆様の演奏からスタート。
 西の丸庭園に行かれた事のある方ならおわかりだと思いますが、大手門からまっすぐに伸びた道を、約120名のマーチングバンドの生徒さんが出て来て演奏されました!
 圧巻でした!





 そして、同じ大手門からこんどは「Ti-ccher's(ちっちゃーず)”の子ども達による弾けるダンス!
 みんな踊る事が大好き!という気持ちが伝わって来て、私もわくわく楽しくなりました。




 ”まきちゃんぐ”のピアノ弾き語りは感動。。。
 少し涙がこぼれました。
 力強い歌声、愛に溢れた歌。
 そして、チャーミングな笑顔。ファンになってしまいました。



 いいむろなおきカンパニーのマイムと四条畷の吹奏楽。


 舞台はだんだんクライマックスに近づき、松本薫平さんのテノール、内藤里美さんのソプラノに、村上麻理絵さんとダンスカンパニーディニオスのダンス。
 この頃にはもう辺りは暗くなり、本当に美しく優美な世界が広がりました。
 



 圧巻は最後のボレロ!
 声とダンスが融合して、本当に美しかったです!



 フィナーレは全員で「見上げてごらん夜の星を」。
 まきちゃんぐさんの歌です。
 その頃には、先日の天満橋の「平成天の川伝説」で大川に流された「いのり星」が配られ、やわらかな青い光で会場が包まれました。

 コンサートが終わると、西の丸庭園に場所を移して、ガーデンパーティ。
 久しぶりにお目にかかれて嬉しかったテーブルコーディネーターの田中愛子先生と自宅近くの「桜会」さんのコラボによるお心のこもったお料理。



 忙しい日常から、少し離れた素晴しい夜になりました。
 
 参加させて頂いてみて、本当に大阪城は大阪を代表する美しく、文化的でシンボリックな場所だと思いました。
 エジンバラ芸術祭よりも、もっと素晴しい場所になりそうな予感がします。
 西の丸ステージウィークが、大阪の活性化に繋がればいいのになぁ、、と思いました。

 ただ、残念だったのは、”まきちゃんぐ”さんとお話できたのに、タイミングがあわずにお話できなかったこと。
 今度ライブを聞きに行こうかなぁ、、と思いました。

(とくい)

天神祭「能船」

2012年07月26日(木) 0時20分
 みなさん、こんばんは。
 今日は7月25日、天神祭。
 私は約10年ぶりくらいに乗船させて頂きました!

 みなさんは「能船」ってご存知ですか?
 船渡御に大阪青年会議所の方が「能船」を出して下さって今年で23年。
 中心となって下さっていたメンバーの方が青年会議所を卒業される頃、みなさんで能楽奉賛会を立ち上げて下さって、現在は坂本漢方製薬様、大幸薬品様、小倉屋山本様、マロニー様、KINCHO様、明雪運輸様、長崎堂様、小鯛雀鮨すし萬様がスポンサーになって下さり、能楽奉賛会の皆さんがボランティアで運営して下さっています。
 毎年、ゴールデンウィークがすんだ頃、「今年も天神祭の季節がやってきました=」と、それぞれお忙しいお仕事の合間をぬって、パンフレットの制作から、当日の進行や運営の手配、お弁当の発注からありとあらゆることを、ボランティアでご自分達でやってくださっています。
 10年くらい前に乗せて頂いた時は、すし萬さんのおいしいお寿司と飲み物だけでしたが、今年は冷えた果物、おつまみ、そしてアイスキャンディーまで出して下さって、飲み物も全て本当に冷たくて、驚きました!

 アイスキャンデーがあったのは、たぶんかわいい小学生が沢山乗って下さったから。
 大阪北ロータリークラブさんの御招待で、被災地の小学生約30名と学校の先生方にご乗船頂き、大阪ならではのお祭りを体験して頂きました。
 能の公演が始まる前には、全員の小学生のみなさんが舞台に上がり、能面をかける体験をしてもらいました。
 大人になってもこの体験を覚えていてくれたらなぁ、、と思いました。




 夕方6時になり、能「翁」で初まり、花火も打ち上げられ、行き交う船も増え、お祭り高揚が高まります。



 今年「能船」が停泊させて頂いたのは、花火の正面のベストポジション!
 OBPの都会的な空間と、能と大きな花火と水面と人々の熱気、、、
 能楽奉賛会の会長様も副会長様も、「こんなにすごい水のお祭りは世界の中でも天神祭が1番!」と仰ってましたが、まさにその通り。
 全てが渾然としながらも一体感のある力強いお祭り。
 これぞ、大阪! これでこそ、大阪!
 いつのまにか「大坂締め」も大好きになってしまってます。

(とくい)

宗教学者・山折哲雄先生

2012年07月24日(火) 22時43分
 みなさん、こんばんは。
 最近、夜になってその日を思い出すと思い出せないくらい朝が遠いです、、、
 ちょっと忙しすぎるのかなぁ、、と思いつつも、不安を抱えながらですが、充実した毎日です。
 みなさんに支えて頂くお陰様です。
 ありがとうございます!

 さて、先日ブログでもお知らせさせて頂きましたが、この度「ティファニー財団伝統文化大賞」を受賞させて頂きました!
 私にとっては、本当に、本当に思いがけない事で、例えがあまりよくないかもしれませんが、まるで宝くじに当たったような感じで嬉しかったです。
 そのくらい、「まさか!」のありえないこと、でした。

 そして、この嬉しいご報告を、いつもお世話になっている宗教学者の山折哲雄先生に、正式に決まった翌朝一番、朝8時にお電話させて頂きました。
 余談ですが、先生は毎朝4時に起床されるので、朝8時は私にとっては早くても、先生にとっては遅すぎるくらいではあるのですが、、、、





 翌日、お伺いしてご報告させて頂こうと思いましたが、あいにく出雲にご出張との事。
 「電話で言いなさい」と仰って下さったので、お電話でご報告させて頂くと「そりゃぁ、よかったねー!おめでとう!」と本当に喜んで下さいました。

 山折先生とは、4年前にパナッソニック教育財団奨励賞を受賞させて頂いた時に、ご縁を頂き、以来山本能楽堂の活動を応援して下さっています。
 一番嬉しかったのは、新作能「水の輪」の監修をお引き受け下さり、昨年9月の近江八幡の八幡堀での公演にお越し下さったこと。
 お昼に奈良でご講演があり、終了後、お車で3時間近くかけて近江八幡までお越し下さいました。
 そして、「水の輪」を最初から最後までご覧になって、またお車で2時間かけてご自宅までお帰りになられました。
 本当にありがたかったです。



 山折先生からは、本当に色んなことを教えて頂いていますが、講義のように難しいお話を一方的にして下さるのではなく、半ば冗談のような笑い話、あるいはささいな会話の中で、色んな価値観や、考える方向性みたいなことを教えて下さいます。
 あるいはどういう方向に進んで行ったらいいか、などなど。

 この日も、実は久しぶりにお話しさせて頂いたので、次から次へと話が弾み、気がつけば1時間は経っていませんでしたが、かなりの長電話。
 最近忙しくて、友人ともなかなかそこまで長電話はできません、、、

 「水の輪」の御監修をお願いしに、初めてお伺いさせて頂いた暑い夏の日の、あのすざましく緊張した自分を思い出しながら、近いうちにやはり直接お目にかかってきちんとご報告をさせて頂きたいなぁ、、と思いました。
 

BEPPU PROJECT~NPO能楽を伝える観鵆会

2012年07月23日(月) 23時19分
 みなさん、こんばんは。
 本日は、韓国から高校生30人が山本能楽堂に日本文化の体験にお越し下さいました!
 ここ数年、韓国の若い世代の方と交流させて頂く機会を頂いていますが、いつも感じるのは、「のびやかさと生きる力」。
 みなさん、心が開放されているというか、おおらかで、元気で、とても素直で、男の子も女の子も魅力的でチャーミング。
 かなり褒め過ぎのように思われるかもしれませんが、本当に素直な印象です。
 物怖じせずに、自由に明るく進んで行く力!
 拝見しているだけで、こちらも大きなエネルギーを頂き元気になります!

 さて、2009年にお伺いして大好きな別府の街の新しい魅力を発見する事ができた「別府混浴温泉世界」。
 今年の秋も10月から12月にかけて別府の街全体を使って開催される予定で楽しみです。

 かなり以前にブログにも書かせて頂きましたが、実は、山本能楽堂に関連するNPO法人が別府にあります。
 山本能楽堂の創設者である山本博之について能のお稽古をお始め下さり、三代にわたり長年能に親しんで下さった方のご自宅の舞台を、能を愛する人が増えるように、舞台を使う事で能の普及と振興に役立てて頂きたいと、「NPO法人能楽を伝える観鵆会」を設立して下さいました。

 現在は能のお稽古場として活用させて頂いておりますが、この建物が、別府混浴温泉世界の会場となるPlatformの数件隣りにあります。
 そのようなご縁から、この3月は、アーティスト・イン・レジデンスの会場として、オランダからの芸術家を焼く1ヶ月受け入れさせて頂き、子ども達が楽しむ事のできる作品を制作して頂きました。
 また今年の秋の別府混浴温泉世界でも数ヶ月レジデンスを受け入れさせて頂く予定です。

 そして、昨日は、同じBEPPU PROJECTの事業として、「能とあそぼう!」を初めて別府で開催させて頂き、別府の元気な小学生15名に能の楽しさを伝えさせて頂きました!
 「能とあそぼう!」は、大阪で開催させて頂いている、小学生の方を対象とした能の体験講座ですが、昨日はそのエッセンスを別府の小学生のみなさんに楽しんで頂くことができました!

 「能と遊ぼう!」をはじめとして、約6年前から、現代美術家の方と一緒に取り組ませて頂いている小学生向けの様々な能の普及活動。
 本当に手探りで、実験的に、私達が”面白い!”と思える事だけを子ども達に伝えさせて頂いて来たつもりではいますが、その集積させて頂いたノウハウをもとにして、いつももっと多くの子ども達に能の楽しさを知って頂ければ!と思っています。

 本日お越し頂いた韓国の学生さんにも、体験講座を楽しんで頂けた、と信じていますが、様々なみなさんに能の普及活動をさせて頂く中で、子どもでも大人でも、日本人でも外国の方でも、お伝えする事は基本的には同じで、根底では繋がっていると感じています。
 また、その経験が深まれば深まるほど、ご参加頂く皆さんの笑顔が増えるのかなぁ、、と。
 そして、もっともっと経験をつんで、一人でも多くの方に「能を楽しんで頂くこと」、それこそが、別府に能楽を伝えるためにNPO法人を残して下さった方に対してのご恩返しになるのではないかと、思っています。

(とくい)

ティファニー財団賞伝統文化大賞を受賞させて頂きました!

2012年07月22日(日) 23時51分
 みなさん、こんばんは。
 今日は本当に、本当に、嬉しいお知らせです!

 山本能楽堂はこの度、ティファニー財団賞伝統文化大賞を受賞させて頂きました!
 本当に夢を見ているみたいで、未だに信じられず、本当に本当に本当なんだろうか、、、とぼーっとしています。
 最初ご連絡を頂いた時は、予想もしていなかったので、別の方からのお電話だと勘違いをして、「いつもお世話になりありがとうございます。すみません、、、また間違っていましたか、、、、?」などと、とんちんかんなお返事をしてしまいました、、、

http://www.tiffanyandcofoundation.org/


 ティファニーは、言わずと知れたたぶん世界で一番有名な宝飾店ですが、「成功を収めた企業は社会貢献を行う責任を持つ」という信念のもとに、ティファニー財団を設立して、伝統工芸にかかわる組織に助成を行ったり、また装飾芸術の振興にかかわる文化団体への支援も実施されています。
 さらに、ティファニーが自然の恵みである宝石や貴金属を扱い、そこからデザインのインスピレーションを得ていることから、自然環境の保全に寄与している組織も助成の対象とされているそうです。

http://www.jcie.or.jp/japan/cn/tiffany/2012/index.html

 日本においては、2007年12月に、アメリカのティファニー財団と日本国際交流センターとの協力で日本でティファニー財団が設立され、毎年一回、日本の伝統文化の振興と地域社会の活性化に功績のある組織に対して毎年1回顕彰が行われていて、ティファニー財団の日本における初めての本格的な活動だそうです。

 この顕彰は2007年から行われていて、今年で5回目。
 そんな賞を頂けたなんて、本当に望外の喜びです!

http://www.jcie.or.jp/civilnet/philanprograms/tiffany/2012/2012.html

 今回の受賞の審査員は、森美術館館長の南條史生先生、建築家で東京大学教授の隈研吾先生、法政大学教授の田中優子先生、アーティストで東京芸術大学教授の日比野克彦先生です。
 特に、田中優子先生が大きな評価をして下さったとお聞きしました。

 田中 優子先生のご本、実は何冊か持っていて、興味深く読ませて頂いていました。
 特に、着物を通されてのご家族との深い絆と愛情について書かれた「きもの草子」という御著書は感慨深く、心の奥底に染み込んできて、私にとって大切な1冊です。

 今回の受賞を一緒に子ども向けのアートプログラムを制作している中西美穂さんに、とりあえずお昼に電話でお伝えして、夜に来たメールが、「ティファニー賞田中優子さんも審査員なんですね!!着物の似合う、江戸研究者!学術的論文と、読みやすいエッセイの両方が書けるひと、めっちゃファンです〜。それだけですが。。。。なんか、うれしかったので。。。」。

 私も全く同じ気持ち。
 ただの1ファンとして書物や雑誌で拝見し、すごいなぁ、、と尊敬していた方から、ご推薦頂けるなんて!
 本当に嬉しいです。

 また、日比野克彦先生は、私が学生の頃段ボールの作品を発表されて、時代の寵児でやはりスゴイなぁ、、と思っていた方。
 南條先生、隈研吾先生は私が申し上げるまでもなく日本を代表される方々です。

 10月4日の授賞式では、そのような先生方から、山本能楽堂の活動に対してご講評頂きます、、、、
 有り難いですが、かなり恥ずかしく、恐れ多く、今から考えるだけでも緊張します、、、、
 隈研吾先生の設計された東京の「梅窓院」というお寺で授賞式。
 建物を拝見させて頂けるのは楽しみではあるのですが。

 末筆になってしまいましたが、今回の受賞は、山本能楽堂を応援して下さったみなさまのご後援の賜物だと感謝申し上げております。
 本当にありがとうございます!
 約5年前にこのブログを始めさせて頂いた時は、こんな未来があるなんて、本当に本当に夢にも思っていませんでした。
 本さんと一緒に、どうしたら山本能楽堂の活動をみなさんに知って頂けるか、毎日毎日考えては話し、考えては話し、毎日が試行錯誤の連続でした。
 そのために本さんのアドバイスでこのブログも始めさせて頂きました。

 そして、どうしたらみなさんにもっと「能の楽しさ」を知って頂けるか、そして本さんと一緒に「初心者のための上方伝統芸能ナイト」を始めさせて頂いてからは、「大阪に伝わる貴重な地域資源である上方伝統芸能の素晴しさを1人でも多くの方に知って頂きたい」という気持ちがわき上がり、ただただその思いで、できる事を少しづつ少しづつ取り組ませて頂いてきました。

 また、アートコーディネーターの中西さんとの偶然の出会いから、現代アートと能楽の接点が生まれ、今までにない新しい「現代アート+能」という取組みをさせて頂く事になりました。
 関わって下さったアーティストのみなさまは、それぞれに能を難解な芸術、としてではなく、伝統に裏付けされた素晴しい芸術として、能の良い面を引き出して下さり、能をリスペクトして関わって下さる事で、新しい魅力を添加して下さいました。
 同時に私達に能の新しい魅力を教えても下さいました。

 そして、何より、私達がおそるおそる手探りで始めた新しい活動に興味を持ってご参加下さったみなさま。
 本当に大勢の方が「観て」「参加して」下さる事が何よりの「支え」であり「ご後援」で、そのお力添えで活動を続けさせて頂く事ができました。
 「上方伝統芸能ナイト」に関しては、もうたぶん1万5千人くらいの人にご参加頂いています。

 子ども達への現代アートを取り入れた能の普及活動も、6年前に試行錯誤で始めた時には想像もできませんでしたが、こちらもその後、全国の小学校、中学校、特別支援学校で開催させて頂いていて、のべ1万人以上の生徒の皆様との出会いがありました。
 昨年、本年は、文教出版から出されている「小学社会6年上」の教科書の表紙にもして頂いています。
 その教科書を毎日使って下さっている子ども達が、能に何らかの興味を持ってくれていたら本当に嬉しいです。

 これらの活動はすべて、本当に私達を支えて下さっているお一人お一人の皆様の「頑張れ!」と応援して下さるお気持ちだと感謝申し上げております。
 今回の受賞を機に、これからももっともっと「現代に生きる魅力的な芸能」として、能そして上方伝統芸能の普及と発展につとめさせて頂きたいと思っております。
 みなさま、本当にありがとうございました。

(とくい)

 

スロバキアでのワークショップ

2012年07月20日(金) 23時00分
 みなさん、こんばんは。
 なんだか毎日かなりのバタバタで、ご連絡ご報告などさせて頂いていないことが多いですが、実は今月末、7月26日から8月2日まで、ブルガリアとスロバキアにワークショップに伺わせて頂きます!
 能の本公演は、8月14日から24日まで。
 ブルガリアでは、「水の輪」と「葵上」、スロバキアでは「葵上」と「羽衣」を上演させて頂きます。


(こちらがポスターです。実際には大きなサイズになります)

 スロバキアでは、実は、能が上演されるのは、建国以来初めての出来事!
 ブルガリアでも昨年伺わせて頂いたのが、1980年以来2度目の能の公演でした。
 東欧諸国では、能の公演がおこなわれることは西欧諸国に比べて極端に少なく、みなさん、今回の公演をとても楽しみにしてくださっています!



 スロバキア大使館が、今回のワークショップのために作ってくださった、チラシとポスター。
 かなりかわいくて、美しくて、日本の美しい赤が使われていて眺めているだけで楽しくなります。
 なんて書いてあるのか、わからないようで、わかるみたいで。
 プリントアウトして、事務所の壁に貼って、毎日想像して眺めながら仕事をしています。



 数年前まではまさかこんなに東欧諸国にあたたかいご縁ができるとは夢にも思っていませんでした。

 今回のワークショップでは、能と日本のすしと伝統的な建築をご紹介くださるそうです。
 私自身はSUSHIがとのように紹介されるのかごても興味があったりします。
 できればお手伝いさせて頂きたいなぁ、、と思ったり。

 日本の素晴らしさや美しさを少しでもご紹介できれば、ととても楽しみです!

(とくい)

「アートによる子どものための上方伝統芸能案内」あと少し、、、

2012年07月19日(木) 23時45分
 みなさん、こんばんは。
 毎年8月8日に開催させて頂く、「アートによる子どものための能案内」。
 先日ブログでもお伝えさせて頂いた通り、今年は、山本能楽堂ではなく、心斎橋の大阪市立美術館(仮称)準備室で「アートによる子どものための伝統芸能案内 Vol.1能」として、開催させて頂く事になりました。




 募集の締め切り期間が、今回かなり短くて、チラシを発送させて頂いてから約10日間、、、図書館などでも御配布頂いておりますが、たぶん図書館にチラシが届いてそれから設置して頂いたら1週間もなく、近隣の小学校にいたっては、学校で御配布頂いたのですが、その翌日には募集締め切りという、かなりタイトな、日程でした、、、

 そのため、まだ少し定員に余裕があります。
 あと少し、受付させて頂いておりますので、もし参加をご希望の方は、募集期間が過ぎていますが、よろしければお申し込み下さいませ。


(写真は平成22年の「アートによる子どものための能案内 猩々」の写真です。)

 ただ、定員を超えると、せっかくお申し込み頂いてもお断りさせて頂かないといけない場合もあります、、、
 そのときは、本当に、申し訳ありませんが、お許しくださいませ。。。。。

 今年は福重明子さんという、とても美しくてダイナミックな作品を作られる方が、アートの先生です。
 今回上演させて頂く能の演目は「竹生島」
 琵琶湖に浮かぶかわいらしい島、竹生島のお話です。

 福重さんが能「竹生島」からどんなワークショップを子ども達に対して考えてくださるのか、、、毎年の事ながら、私もワクワクと楽しみです!

 会場も、美術館の中で開催させて頂けるのは、私たちにとってとても大きな意義あることです!
 ご調整を頂いた関係者のみなさま、本当にありがとうございます。
 8月8日は、子ども達のたくさんの笑顔に出会うことのできる公演になるよう、しっかりと取り組ませて頂きます!




 また、今回「おまけ」で、保護者の皆様にも、楽しんで頂けるプログラムをご用意させて頂いております。

 例年「アートによる能案内」では、子ども達が心の底から楽しんで頂く事ができるよう、保護者の方には別のお席(2階席)を用意させて頂き、子どもさん達とは離れて頂き、写真撮影、ビデオ撮影もお断りさせて頂いております。
 子ども達が真剣に集中してプログラムに取り組んで頂けるよう、保護者の皆様にはご理解を頂いております。

 その代わり、、といっては何ですが、たくさんのスタッフの方にご協力頂き、「おにいさん」「おねえさん」に成って頂き、ご参加頂いたお一人お一人のお子様にできるだけきちんと対応させて頂けるよう心がけさせて頂いております。
 毎年、スタッフの方への講習から始めさせて頂いております。
 嬉しいのが、最初の2007年の時から参加してくださっているスタッフの方、当時学生さんだったのですが、現在広島にお住まいにもかかわらず、かならず毎年スタッフとしてお手伝いくださいます!
 もちろん、今年も!本当に嬉しいです。


 話が横道にそれてしまいましたが、今回、保護者の皆様にもご希望により、子ども達がワークショップを楽しんでくださっている間に、保護者の方向けに、近代美術館(仮称)準備室の学芸員の方に、所蔵品についてのワークショップをして頂けることになりました!(無料です)
 本当は私も参加したいのですが、、、、、

 今年の「アートによる能案内」は、保護者の方にも、もちろん子ども達にも楽しんで頂ける、中身の濃い、思い出深い一日にして頂ければ、、、と思います!

(とくい)

 
 




 
プロフィール
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  • アイコン画像 ニックネーム:山本能楽堂
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大阪の谷町4丁目にある大阪で一番古い能楽堂です。
2006年に国登録有形文化財になりました。
昭和25年から続く定期公演「たにまち能」、初心者向けの夜の公演「とくい能」、初心者向けの体験講座「まっちゃまちサロン」、4種類の伝統芸能のいいところだけを一度に楽しめる「初心者のための上方伝統芸能ナイト」などを開催しています。
「初心者も楽しい能楽堂」をめざしています!
ぜひお気軽にお越しください。
詳しくは山本能楽堂公式ホームページをご覧ください。
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