ブルガリア公演・新作能「水の輪」〜その4・老松の制作

2011年11月24日(木) 20時45分
 みなさん、こんばんは。
 一晩(というかかなり長時間)ぐっすり眠って回復したはずでしたが、遅めの午後から夕方にかけて、すごい睡魔に襲われます、、、
 まだ、もとの生活にすっかりとは戻れていない感じです。
 
 今朝も、早起きをして、梅田MBSさんまで、「ありがとう、浜村淳です」のラジオ収録に伺いました。
 浜村淳さんは、さすがというか、すごいというか、もう何もかも「超越」されている感じでした。
 限られた時間の中で「これだけは伝えよう」と思って下さっている事をはっきりと明確に持って下さり、整然と番組を構成されていきます。
 優先順位がはっきりとされているというか、本番前の数分の打ち合わせで、瞬時に数十分の番組の構成をきちんと秒単位で決められる、そんな感じでした。
 私が申し上げるのもご無礼ですが、すごい技術だと思いました。

 さて、先日のブルガリア公演の「水の輪」の舞台美術の制作の様子を本日はお伝えさせて頂きます。

 今回の、美しく巨大な「老松」は、まずは幹を作る所から、始まりました。
 美術家の井上信太さんが、感覚だけで木の輪郭を切り取っていかれます。
 木の塊の中から能面を取り出す感覚と同じでしょうか、、、



 制作は、ソフィア劇場から少し離れたアトリエでおこなわれました。
 




 そして色をつけ、、、

 



他の、沢山のパーツとともに、トラックでソフィア劇場まで運搬。



 松の葉の場所やたてる位置を入念にチェックして、、、



 今回のために制作されたたくさんの水鳥たち。
 


 大きくて、何人もの人手がかかり、大変でしたが、その分スゴイ迫力でした。



 そこに、藤本さんが照明をつけて下さって、そこだけ別の世界がぽっかりと浮かび上がったかのような精緻な空間が生み出されました。



 本当に美しい舞台でした。



ーーーーー

 余談ですが、老松の横に、どうみても”イヌ”のようなものが、、、




 かわいらしいです。





 後で聞くと、アトリエによく遊びに来ていたイヌだとか、、




 ちょっと、装飾を施して、飼い主の方にプレゼントされたとか。

 

 今も、ブルガリアで一緒に仲良くしているのかなぁ、、、

(とくい)

明日の朝、9時半から「ありがとう、浜村淳です」をお聞き下さい!

2011年11月23日(水) 23時27分
 みなさん、こんばんは。
 明日の朝、MBSラジオの「ありがとう、浜村淳です」に、山本章弘と、大阪大学大学院博士課程で、能の研究をしているブルガリア人のスラボフ・ペトコさんが出演します。
 (右側がペトコさんです)



 先日のブルガリア公演は、ペトコとのご縁があったから実現しました。
 ブルガリア公演の様子もたっぷりとお話しさせて頂きます。
 よろしければお聞き下さい!

(とくい)

秀吉 天下とりの宴〜ホテルニューオオタニ大阪のご報告

2011年11月23日(水) 23時12分
 みなさん、こんばんは。
 ホテルニューオオタニ大阪でご開催の「秀吉 天下とりの宴」、本当に大勢のお客様、約350名のみなさまにお楽しみ頂きました。
 ありがとうございました。

 ホテルのロビーには、金のしゃちほこ!



 ホテルマンのみなさんも、織りの法被をお召しで、女性の方は町娘のお姿で、いつものホテルとはかなり違った雰囲気、、、
 まるでお祭りのようです。



 甲冑や着物、秀吉にまつわるものも至る所に展示されていました。



 本日上演させて頂いたのは、能「田村」。
 秀吉以前の武将は、能を見て楽しみましたが、秀吉は自分で演じる楽しみを見いだした最初の武将です。
 その秀吉が実際に舞ったとされている約10演目の中から、本日は「田村」を舞わせて頂きました。



 ちょうど、舞台の前のテーブル、たぶん4〜5席、4、50名の方が男性のお客様で、食入るようにみなさん見入って下さり、終わると同時に、「すごいなぁ、、」「迫力やなぁ、、」などと、口々に自然に仰って下さったのが聞こえ、嬉しかったです。

 ホテルの開業25周年記念、そして、大阪城天守閣復興80周年記念ブログラムとして、今までロビーは「秀吉」でしたが、明日からはクリスマスに模様替えされるとか、、、
 あと1週間で、12月、、、、
 かなり気があせります。

(とくい)

秀吉 天下とりの宴〜ホテルニューオオタニ大阪

2011年11月23日(水) 0時46分
 明日(今日)、11月23日の夜、ホテルニューオオタニ大阪様で、「秀吉 天下とりの宴」が開催されます。

 こちらは、大阪城天守閣復興80周年記念プロジェクトとして、またホテルニューオオタニ大阪 開業25周年記念イベントとして開催されます。

 タイトルの通り、秀吉に思いを馳せ、天下統一できた秀吉を感じて頂くイベントです。
 料理研究家の永山久夫先生による「元気の源”秀吉食”」、つまり、秀吉が実際に食べたとされるお食事を再現してご解説頂いてお召し上がり頂き、そして、秀吉が舞ったとされる能「田村」をご覧頂き、チェンバロ奏者のテレマンの中野振一郎さんによる秀吉が感動し、3度アンコールを所望したとされるバロック音楽をお楽しみ頂く、という、まさに、今回限りの特別なイベントです。



 お陰様で、ネットでのチケットは完売。
 もしかしたら、数枚程度は余裕があるかもしれませんので、ご興味のある方はホテルまでお問い合わせ下さいませ。(06−6941−1111)

 間際のご案内で申し訳ありません。


http://newotani-osaka.bizart.co.jp/event/03.html


(とくい)

明日は、山本能楽堂で「WAKAZO」

2011年11月23日(水) 0時34分
 ブルガリアに行っていて、お知らせが大変遅くなりましたが、明日、山本能楽堂で第2回WAKAZO公演が開催されます。
 関西の若手の能楽師による意欲的な公演です。



 能「紅葉狩」(シテ:長山耕三)をはじめ、舞囃子「清経」(多久島法子)ほか、錦繍の秋、若手の能楽師を中心に構成される気合いの入った公演、是非ご覧下さいませ。

 開演は午後2時から。
 一般の当日券は5000円、学制券は2000円です。
 お問い合わせは「座・WAKAZO事務局(09073450217)または、山本能楽堂(06-6943-9454)までお願いします。

(とくい)

ブルガリア公演・新作能「水の輪」〜その3

2011年11月22日(火) 23時04分
 みなさん、こんばんは。
 帰国した昨日は、そのまま事務所で働いたりしてちょっとしんどかったですが、昨晩はかなりぐっすり休みました。
 一気に疲れがとれました!

 体が復活すると、頭に浮かぶのはブルガリアのことばかり、、、
 昨日もご報告させて頂いた通り、実質滞在はわずか3日間だけでしたが、ブルガリアの素晴しさが本当に心の奥底にまでしみ込みました。
 静かで美しい街なみ、おいしいお食事、そして何よりあたたかい人々のぬくもりと笑顔、、、
 その魅力にすっかりとりこにされてしまったというか、何だか最近の生活の中で薄れてしまっていた何かが、そこにはあって、本当にもっといたかったです。

 日本では、ブルガリアというとヨーグルトと琴欧州くらいしかみなさん思い浮かばれないかも知れませんし、実際に私もそうでしたが、実際に訪れるとかなり魅力的な街です。
 日本から直行便が出ていなくて、ウィーンで乗り換えても、フランクフルト経由でも、パリからでも、やっぱり24時間くらいかかってしまうのが難点ではありますが、みなさんも機会があれば是非いらして下さい。
 私も、また行きたいです。

 さて、今回のブルガリア公演では、新作能「水の輪」と「羽衣」を上演させて頂きましたが、「水の輪」では、27名のブルガリアの子ども達に、アイ狂言の水鳥になって出演してもらいました。
 9月の末に、子ども達が通う第18学校にワークショップに伺い、そして公演前に一緒に舞台衣装や天冠を制作し、狂言のセリフをお稽古しました。

 

 今回のツアーは、大きく二つにわかれ、先発隊は13日に日本を出発し、能楽師チームは、14日から子ども達と一緒にお稽古と制作、井上信太さんの美術チームは、舞台美術の老松や水鳥の制作、藤本隆行さん、粟津一郎さん、筆谷亮也さんの照明チームは舞台照明のクリエーション、そして、舞台監督の古谷晃一郎さんたちは、舞台制作をご担当頂きました。
 今回の会場となったソフィア劇場との日程調整等で、かなりタイトな日程になってしまいましたが、みなさんかなり頑張って下さいました。
 心より感謝申し上げております。

 さて、今回の井上信太さんによる子ども達との制作は大きく分けると、水鳥の天冠の制作と、舞台衣装の制作。
 天冠は、ブルガリアの水鳥をイメージして、子ども達が元気いっぱい制作しました。











 そして、その天冠をつけて、狂言の型の稽古。
 子ども達のセリフは、「なんでや、なんでや、なんでやねん!」
 大阪ことば、全開です!


 そして、衣装の制作。
 日本の伝統的な染色の方法である「しぼり染め」を、井上信太さんはブルガリアの国旗の色、赤と緑で染め分けられました。
 しぼりの「核」には、ブルガリアの木の実や石ころを使っています。
 初めて体験する「しぼり染め」に、子ども達も興味しんしん。
 ワクワクと取り組んでくれました!















 そして、公演当日。
 子ども達は元気いっぱい、自分たちで制作した衣装と天冠を身につけて、めいっぱい楽しんで出演してくれました!

 

 「ねぇ、公演が終わったら、この衣装と天冠、もらってもいいの?」と何人もの子ども達に聞かれ、「もちろん!」と答えた時の、こどもたちの「やったー!!」という本当に嬉しそうな笑顔が、今も忘れられません。

(とくい)

ブルガリア公演・新作能「水の輪」〜その2

2011年11月21日(月) 21時32分
 みなさん、こんばんは。
 この度は、ブルガリアでの初めての海外公演、無事開催させて頂き、有り難うございました!
 昨年の今頃は、まさかブルガリアで、私達の主催公演として能の公演ができるなんて、本当に夢にも思っていませんでした。
 もちろん、ブルガリアで公演をしてみたい!という気持ちはありましたが、、、

 本当は、もっときちんとブログを更新させて頂き、タイムリーに公演の様子をお伝えさせて頂きたかったのですが、今回の公演中、何となくずーっとぼーっとした感じで、体調が悪い、という訳では全くないのですが、ちょっとヘンな感じでした。
 ここ数回書かせて頂いたブログも先程読んでみると、何と言う拙い内容、拙い文章、、申し訳ありません。(思わず恥ずかしくて削除しようかと思ってしまいました、、)
 
 今回の公演ツアーは、私は後発隊で、4泊6日でした。
 伊丹からブルガリアまで約24時間かかり、時差もあって早朝出て、着くのが午前零時。
 その日はもちろん休むだけて、それから1日リハーサル、2日間公演で、翌朝5時50分ロビー集合で、本日のお昼過ぎに伊丹に帰ってきました。
 ですので、ブルガリアの滞在は、まるまる3日間だけ。
 しかもそのうち2日間は公演、という本当に「弾丸」な感じで、とても内容の濃い3日間でした。

 初めて海外公演を主催させて頂く、という緊張感からか、ブルガリアが高地にあるせいなのか、または単なる時差ぼけのせいなのか、滞在中、あまりまとまって熟睡した感じがしませんでした。
 毎日3時間くらいしか寝られなかったような気がします。
 実は、今もちょっとぼーっとしています。
 今日も午後から能楽堂で働いていたのですが、一緒に送るべき書類を忘れていて、梅田まで行って気がつき、あわてて思い返して、もう一度仕事、という、本当に情けない一日でした。

 なので、今日は新作能「水の輪」の写真をご覧下さり、お楽しみ下さいませ。(申し訳ありません、、、でもとってもキレイです!)

 






 
 今日は少し早いですが、先に休ませて頂きます。

(とくい)

ブルガリア公演〜その1

2011年11月18日(金) 15時37分
 今、ブルガリアの朝です。
 一昨日の深夜に着きました。
 飛行機に乗っている時間はたいしたことがないのですが、トランジェットに時間がかかり、結局大阪を出てから24時間かかりました、、
 日本との時差は7時間。
 「今」日本はお昼過ぎですが、ブルガリアは朝です。
 メールなど、日本との仕事のやりとりをしつつ、あっという間に一日が過ぎます。
 昨日は劇場で出演してくれるブルガリア人の小学生27名とリハーサル。
 本当に、かわいくて元気いっぱいな感じ。
 みんな、のびのびとしています。

 また、昨日はブルガリアの国営放送にも出演させて頂きました。
 お陰様でチケットは早くに完売しているのですが、昨日のテレビ放送のあと、劇場の電話はお問い合わせのお電話でパンクしそうだったとか、、、
 いよいよ今夜本番です。

 今晩の新作能「水の輪」。
 井上信太さんによる「老松」は、日本での老松の倍以上背が高いイメージです。
 実際は1,5倍くらいかと思うのですが、すごい迫力です。
 藤本隆行さんもLED照明をクリエーションしてくださっていて、今晩の公演が待ち遠しいです。

 今回のツアーは、総勢22名。
 能楽師の先生方のほかに、井上さん、藤本さんをはじめとする美術のチームの方もご同行頂いています。
 他にも自費でブルガリアまで手伝いにきてくれている美術スタッフの方が4人。
 そして、ペトコの友人のブルガリア人のスタッフのみなさん。(久しぶりの再会でうれしいです!)
 他にも劇場関係者の方、そしてもちろん在ブルガリア日本大使館のみなさま、本当に大勢の皆様方のご協力のおかげさまで、今回の公演を開催させて頂けることに心から感謝してます。
 
 また、ご報告させて頂きます。

(とくい)
 

ウィーンで乗り換えてます

2011年11月17日(木) 3時31分
 みなさん、こんばんは。
 今、ウィーン空港でトランジット中です。
 約4時間、空港にいます。

 出発する前日、やはり仕事が終わらずに、能楽堂の事務所を出たのが午前2時、、、、
 しかも、仕事を二つやり残して、、、です。
 ブルガリアの旅行の準備を全くしていなかった(する時間がなかった)ので、それから帰宅して、結局徹夜で準備して、何とか朝6時半に出発しました。
 忘れ物がないかかなり心配ですが、3泊6日の短い旅ですので、何とかなる、と楽観視してます。

 今回のツアーは、成田からの出発でした。
 実は、約30年前、初めて海外に行ったのが成田からでした。
 それ以後、そんなに多くは海外に行っているわけではありませんが、伊丹から、あるいは関空からで、成田は30年ぶり!
 最初の感覚は恐ろしいもので、いつも海外に出かけていても出かけている気がしませんでした、、
 でも、今日、久しぶりに成田に行くと、、、、「外国へ今から出発する!」というわくわくした気持ちが蘇ってきました。
 原体験、みたいなものでしょうか、、、

 さて、あと数時間、2時間くらいでブルガリアにつきます。
 おかげさまで、チケットは完売!
 ブルガリアの皆様が、今回の公演をとても楽しみにしてくださっているらしいです。

 よく考えると、ブルガリアで能の公演が開催されるのも30年ぶりで、2回目だとか。
 私が初めて外国に行ったときから、2回目。
 かなりの年月です。
 みなさんに、楽しんでいただけるよう頑張ります!

(とくい)

 

パソコン、買いました、、、、

2011年11月14日(月) 23時16分
 みなさん、こんばんは。
 ブルガリアに先に立った先発隊のみなさんは、今日から制作に取りかかって下さっています。

 第十八小学校では、約30名の小学生のみなさんと、能の稽古が始まっています。

 

 本当に「いよいよ!」、ブルガリア公演が始まります!



 が、私は仕事が終わりません、、、
 水曜日の早朝に発つのですが、それまでにもちろん、仕事は片付けて、ブルガリアではゆっくり、、、と思っていたのですが、このまま行っていいのか、本当に悩んでしまってました。
 しかも、旅行の準備も全く手つかず、、、

 そこで、かなり短絡的な考えではあるのですが、先程思いってパソコンを買いました!
 持ち運べるかなり軽量のPCです。
 実は、以前から何度もあった方が便利なのではないか、、、と思っていたので、つい思い切ってしまいました!

 次のブログは、新しい携帯用PCから書かせて頂きます。

 今日は、この辺りで失礼します、、、

(とくい)
プロフィール
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  • アイコン画像 ニックネーム:山本能楽堂
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大阪の谷町4丁目にある大阪で一番古い能楽堂です。
2006年に国登録有形文化財になりました。
昭和25年から続く定期公演「たにまち能」、初心者向けの夜の公演「とくい能」、初心者向けの体験講座「まっちゃまちサロン」、4種類の伝統芸能のいいところだけを一度に楽しめる「初心者のための上方伝統芸能ナイト」などを開催しています。
「初心者も楽しい能楽堂」をめざしています!
ぜひお気軽にお越しください。
詳しくは山本能楽堂公式ホームページをご覧ください。
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