【6月14日/15日 ルーマニア・シビウ国際演劇祭「敦盛」SOLD OUT】

2018年05月27日(日) 17時24分
ルーマニアのシビウは、山の中にある中世の街並みがそのまま残る美しいまちです。

そのシビウのまち全体を使って、毎年6月に演劇祭が開催されます。
10日間に約70万人の人々が世界から訪れ、500以上の公演が行われます。
昨年、イギリスのエジンバラ国際演劇祭、フランスのアヴィニヨン演劇祭を抜いてヨーロッパの最大規模になりました。

山本能楽堂はご縁をいただき、能として初めてこの演劇祭に招聘を受け、参加させていただいています。

初めて参加した2年前は、世界中の様々な演劇の中で能がどのように迎えられるのか、評価されるのか、ドキドキしながら参加しました。
ドラキュラの地方なので、「安達原」を上演しましたがお陰様で大喝采を受けました。

公演の興奮がまだ残っている直後に、総監督のキリアック氏が楽屋に来られ「来年もまた来てほしい!」とその場で依頼を受けました。

そして、昨年。
もっと能の魅力を世界の人々に知って頂くにはどうしたらいいか。
単に公演をするだけではなく、シンポジウムに参加し、能のワークショップ、そしてストリーライブ能と様々な切り口から能を紹介させていただきました。

こちらもお陰様で大喝采を受け、ヨーロッパのテレビ取材も受け、公演をご覧いただいた評論家のみなもとごろう先生からは、世界的なシビウ国際演劇祭において「6月15日の公演は能を中心としたJAPAN DAYであったといいであろう」と高いご評価をいただきました。

そして、今年。
キリアック氏から直接何度もチスナディオラの要塞教会で公演をしてほしいと依頼を受けました。

歴史的に戦争が絶えなかったトランシルヴァニア地方では、山の上に建てられた教会が要塞化し、村の人々を守りました。そのうちの7つは世界遺産にも登録されています。

チスナディオラの要塞教会の内部には、ここで戦死した兵士たちの慰霊碑が内部をぐるっと取り囲んでいます。
能は魂の鎮魂のための芸能なので、ぜひここで能を上演してほしい、とキリアック氏から頼まれました。

しかし、教会は演劇祭の中心となるラドゥスタンカ劇場から車で15分ほどの距離で離れており、しかも夜9時からの公演。
ほんとにこんなところでお客様に来ていただけるのかなぁ、、、と心配でしたが、ネットで見るとチケットが即日完売。
ありがたいことです。

教会では修羅物の「敦盛」を上演させていただきます。

能が持つ芸術の中での魂の鎮魂と、ヨーロッパの方の死者の方に対する想いがどのように教会の中で溶け合い、交じり合うのか。。。
精一杯取り組みたいと思います。

プロフィール
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  • アイコン画像 ニックネーム:山本能楽堂
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大阪の谷町4丁目にある大阪で一番古い能楽堂です。
2006年に国登録有形文化財になりました。
昭和25年から続く定期公演「たにまち能」、初心者向けの夜の公演「とくい能」、初心者向けの体験講座「まっちゃまちサロン」、4種類の伝統芸能のいいところだけを一度に楽しめる「初心者のための上方伝統芸能ナイト」などを開催しています。
「初心者も楽しい能楽堂」をめざしています!
ぜひお気軽にお越しください。
詳しくは山本能楽堂公式ホームページをご覧ください。
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