【京都造形藝術大学 2017年度 学長賞&首席賞&オーディエンス賞】

2018年05月04日(金) 0時30分
2016年、2017年度、京都造形芸術大学からのインターンシップで山本能楽堂のアーカイブヴ事業を担当して下さっていた学生さんが、卒論で学長賞と首席賞とオーディエンス賞をとられました!

それまで能に触れられたたことがなかったのですが、資料を整理下さる中で、山本能楽堂の創設者の山本博之に強い興味を持って下さり、卒論のテーマとして取り上げて下さり、学長賞という最高の評価を受けられました。

タイトルは「喧噪社会から戦時体制下へと移りゆく世で学生を誘う能」。

先々代の二十四世観世御宗家が、学生招待能である「学生能」をご考案され、それが最初に実現したのが大阪の能楽師だったそうです。
「能楽同志会」という9人のメンバーで構成される在阪の能楽師が主体となり、博之もその一人でした。

昭和5年から18年までの間に25回開催されましたが、それらの番組や公演内容が全て山本能楽堂に残されていました。

山本能楽堂は現在も小学校、中学校、高等学校、特別支援学校でワークショップや能の公演を精力的に行わせて頂いております。

資料を整理される中で、現在行っている学生さん達への能の普及活動のルーツは間違いなく創設者の山本博之の学生さん達への能の普及の情熱からきていると感じられ、テーマが決まりました。

戦前に行われていた学生能。

当時は学校も男女別でしたので、学生能も男子学生と女子学生と別の日に開催され、上演演目も変えられていたそうです。
また、論文を拝読すると、昭和の初期も、今も、能の普及のための思いや課題は共通だと思いました。

読めば読むほど知らない事ばかりで、大大阪の時代と、戦争に向かう時代の2つの時期にわけてまとめられていて、本当に読みごたえがあり、この論文は、私たちにとっても何より有難い、大切な宝物となりました。

ありがとうございました。



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大阪の谷町4丁目にある大阪で一番古い能楽堂です。
2006年に国登録有形文化財になりました。
昭和25年から続く定期公演「たにまち能」、初心者向けの夜の公演「とくい能」、初心者向けの体験講座「まっちゃまちサロン」、4種類の伝統芸能のいいところだけを一度に楽しめる「初心者のための上方伝統芸能ナイト」などを開催しています。
「初心者も楽しい能楽堂」をめざしています!
ぜひお気軽にお越しください。
詳しくは山本能楽堂公式ホームページをご覧ください。
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