今週末は「狂言スペシャル!!!」

2010年11月16日(火) 22時54分
 みなさん、こんばんは。
 今日は今週末の「初心者のための上方伝統芸能ナイト」のご案内です!

 次回の「初心者のための上方伝統芸能ナイト」は新企画!
 関西で活躍される狂言方が勢揃いして下さいます。

 まずは、狂言「井杭」。
 和泉流の小笠原匡さんとご子息の小学生の小笠原弘晃君、そして山本豪一さんのご出演です。
 井杭という男はいつも目をかけてくれる何某(なにがし)が、戯れに頭をたたいてくるのがいやで、清水寺にお参りすると、隠れ頭巾を授かりました。それをかぶると姿が見えなくなります。
 驚いた何某は、通りかかった占者に、占いをさせ井杭の居場所を探させますが、、、
 井杭は、子どもが演じる事が多く、今回も小学生の小笠原君が演じます!
  
 そして、狂言「呼声」
 大蔵流の茂山宗彦さん、茂山逸平さん、茂山童司さんにご出演頂きます。
 太郎冠者が無断で旅に出かけた事に、主人は腹を立て、次郎冠者を連れて太郎冠者の家に行きます。
 ようすを察した太郎冠者は居留守を使い、主人が作り声で、太郎冠者を呼ぶと作り声で答えます。
 主人が小歌でよぶと、太郎冠者も小歌で答え、踊り節で呼ぶと、踊り節で答え、つられてみんなで踊りだし、、、というお話です。
 単純なお話ですが、リズミカルで楽しく迫力があり、狂言ならでは!です。




 大蔵流の善竹隆平さん、善竹隆司さん、善竹忠亮さんは狂言「梟(ふくろう)」をご披露下さいます。
 弟の太郎が山から帰ってきたら病気になったので、ある男は山伏のところに祈祷を頼みににいきます。
 山伏はもったいぶって現れ、祈祷を始めると、弟は奇声をあげ、鳴き声を発します。
 弟は山でフクロウの巣にいたずらした事がわかり、フクロウが取り憑いたのだと、山伏は必死で祈祷をしますが、弟は鳴き続け、ついに兄にもフクロウがとりつき、、、、
 昔は、もののけ、といいますか、ものが人間に取り憑く恐ろしさが日常にありました。
 その恐ろしさを笑いの中に描いた、作品です。

 この「梟」、和泉流では「梟山伏」という題で、大蔵流と和泉流では終わり方に違いがあります。
 また、「呼声」も、和泉流では番外曲で、登場人物も太郎冠者と主人の二人だけです。
 和泉流の「井杭」も大蔵流では「居杭」と言います。
 
 いつもは4種類の芸能をお楽しみ頂きますが、今週末は狂言だけの狂言スペシャル!
 狂言の奥深さをお楽しみ頂けます。
 最初に、各家からお一人の方に出て頂いての、トークもあります。

 司会と落語は桂春蝶さん。
 私も、とっても楽しみです!

(とくい)
 
プロフィール
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大阪の谷町4丁目にある大阪で一番古い能楽堂です。
2006年に国登録有形文化財になりました。
昭和25年から続く定期公演「たにまち能」、初心者向けの夜の公演「とくい能」、初心者向けの体験講座「まっちゃまちサロン」、4種類の伝統芸能のいいところだけを一度に楽しめる「初心者のための上方伝統芸能ナイト」などを開催しています。
「初心者も楽しい能楽堂」をめざしています!
ぜひお気軽にお越しください。
詳しくは山本能楽堂公式ホームページをご覧ください。
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