【お知らせ】忠信三変化にお申込いただいたみなさま

2015年01月26日(月) 9時41分
 
 2月1日に、大阪市中央区主催の事業として山本能楽堂で開催させて頂く予定の「忠信三変化」のお申込は1月23日をもって締め切らせていただきました。
 ご応募が定員の4倍近くに達しましたので、1月26日に大阪中央区役所にて抽選をさせていただきます。
 結果につきましては、順次ご連絡させていただきます。
 何卒よろしくお願い申し上げます。

「桜景色三色」のご報告!

2011年04月13日(水) 23時34分
 みなさん、こんばんは。
 忙しくて御報告が遅れ、申し訳ありませんでした。
 桜が散ってしまわないうちに、先日開催させて頂いた「桜景色三色」のご報告をさせて頂きます!

 開催させて頂いたのは3月27日。
 東日本大震災の直後で、大阪でも中止になったイベントもあり、開催させて頂いていいものか、悩みましたが、本公演の主旨は、上方の芸能に携わる演者たちが、共同で大阪の文化の素晴しさを発信するということです。
 その主旨にのっとり、少しでも大阪から元気を発信できれば、お越し頂いたお客様に、ほんの数時間でも心から文化を楽しんで頂ければ、、という思いで開催させて頂きました。
 
 最初は、舞台の上に能「吉野天人」の桜の作り物を出させて頂き、南海さんにその前で、満開の桜の中に佇んでいらして下さっているような演出で始めさせて頂きました。

 

 今回、南海さんが、どういう風に能、文楽、落語を「桜」をテーマにつないでくださるのか、本当に楽しみでしたが、やっぱりさすがでした。
大阪の桜について、何百年も昔のことを、歴史的史実も加えながら、細やかにきかせて下さいました。
 大阪のあちこちの桜を、まるで春のうららからなぼわぁーーとした空気とともに、感じることができました。
 実は私は、造幣局の桜の通り抜けに、一度も伺ったことがないのですが、行ってきたような気持ちになりました。
 改めてすごいなぁ、、と感服しました。



 そして、最初の演目の能「吉野天人」。
 舞台の上が本当に吉野の満開の桜になったかのような錯覚をした、とアンケートに書いて下さった方がいらっしゃいました。



 そして文楽。「義経千本桜〜道行初音旅」
 山本能楽堂で文楽を上演して頂く時は、大夫がお一人、お三味線もお一人かお二人、人形も一体のことが多いのですが、この日は、太夫が豊竹英大夫さん、竹本三輪大夫さん、豊竹希大夫さんのお三方、お三味線が竹澤宗助さん、野澤喜一朗さん、豊澤龍爾さんの3人で、舞台の上に並んでお座り頂くとそれだけで圧巻!!
 もちろん、演奏が始まるとものすごい迫力。
 加えてお人形も、吉田和生さん、吉田玉女さんの2体、で、ぱーっと舞台に花が咲いたような感じでした。
 忠信の狐を玉女さんがあつかって下さったのも興味深く、文楽の間中、もう目が、耳が、心が舞台に釘付けになりました。



 そして、落語「百年目」。
 上方落語の中でも人気の演目です。
 実は私は今回が初めてで、とても楽しみにしてました。
 宗助さんの「百年目」は、品格があって、細部まで行き届いていて、米朝師匠が脳裏に浮かびました。
 大川で、ゆったりと屋形船に乗ってお花見をしているような気持ちになったのは不思議でした。 



 そして、出演者による恒例のアフタートーク。
 竹澤宗助さんの「みなさま、本日は第3回宗助の会にお越し下さいまして、ありがとうございました」とのご挨拶にお客様も大爆笑。
 公演時間が少し延びたので、あまりゆっくりお話はさせて頂けませんでしたが、舞台を終えられてご登場頂いたご出演者の皆様は、本当に楽しそうにして下さっていて、本当に嬉しかったです。
 


 3年前に、一番最初に「船弁慶三体」をみんなで企画させて頂いたときに、竹澤宗助さんが、「落語は、桂米朝さんのお弟子さんの桂宗助さんにお願いしても宜しいでしょうか。同じ宗助なんで、気になっているんですが、一度もご一緒させて頂いた事がなくて、、、」という一言で、桂宗助さんにお願いし、ご快諾頂いて、この日までに5回この「三体シリーズ」を開催させて頂きました。
 ご縁とは不思議なもので、ダブル宗助さんなしではもう考えられません。
 有り難いことと心より感謝申し上げております。

 写真は、当日お配りさせて頂いた花見団子。
 
 ご来場頂いたみなさま、本当にありがとうございました。

(とくい)

「桜景色三色」アンケート

2011年03月27日(日) 21時03分
 みなさん、こんばんは。
 つい先ほど、「桜景色三色」の公演が終了しました。
 こんな時期ですが、お陰様で大勢様にお越し頂き、みなさまに楽しんで頂けた様子で本当に嬉しいです。
 
 今日は朝の9時に能楽堂に来て、中央区役所の公演の準備をし、10時から区役所に移動。
 こどもたちも10時には集合してくれて、11時から約1時間の能「小鍛冶」のワークショップと、ダイジェスト版の公演。
 こちらも、日曜日の普段は空いていない区役所に、大勢様がお越し下さって嬉しかったです!(本当はお休みの日ですのでお客様が来て下さるか心配でした、、、でも最近、区役所も日曜日に開館されていることも多いそうですが、、、)

 何だか長〜〜〜い一日で、無事終わりほっとしてます。
 いつも、お客様から頂くアンケート結果を必ずその日に読ませて頂くのですが、本日も70%以上の回収率。
 本当に有り難うございます。



 本日お越し頂いたお客様のために、アンケートを読ませて頂いたこの嬉しい気持ちを共有して頂きたく、取り急ぎブログに上げさせて頂きます。
 詳細のご報告は、中央区役所も含め、後日させて頂きます。




■夢と希望をもらって東京に帰ります。

■文楽の人形の表情が素晴らしかったと思います。そして素晴らしいチームワークを感じました。能では桜を満喫させて頂きました。講談で様々な桜のら岸を聞けてとてもよかったです。落語では地名がたくさん出てきてまた歴史を感じました。全体にとても楽しかったです。

■船弁慶三体は見たのですが、忠信は知らなかったので見損ねています。残念!!今回、桜景色ということで楽しみにして来ました。いやぁ、素晴らしかったです。中でも文楽が特に!

■船弁慶から今回まで全て拝見しています。とてもぜいたくなシリーズで、心から楽しんでいます。こらからも日本文化に触れていきたいので、次回の演目も心待ちにしています。

■毎回楽しみにしています。このシリーズ大好きです。全ての芸能をそれぞれ観に聴きに行っていますが、一度に共通したテーマで拝見でき、勉強になるし、4倍楽しめます。文楽は足元やまん中の方の動きが見れてとても興味深いです。次回もまた来ます!

■とても楽しいイベントでした。まだまだ寒い日が続きますが、春らしい気分になりました。

■このシリーズ、楽しみにしています。今後もよろしくお願い致します。

■今後もいろいろな芸能をミックスした催しを継続してほしい。

■三色の共通項、難しいでしょうが、次々の企画よろしくお願いします。

■構成も演者も非常に良かったと思います。このような会を今後も続けてほしい。そのためにも入場料はもっと高くてもよいのではないか。

■文楽を文楽劇場と違って間近でみられてよかった。南海さんの講談も良かった。落語も楽しかった。


 嬉しかったのは、このシリーズに毎回お越し頂いていて、楽しみにして下さっている方がたくさんいらして下さること。
 また、大阪以外のご遠方の方にもたくさんお越し頂いていることです。
 中には、新幹線の時間にゆっくり間に合うように、開演時間を早くしてほしい、というご意見もありました。

 本日の「桜景色三色」。
 地震で心配だったり、悲しかったりの毎日の中、拝見させて頂いた私自身も、舞台の上の「本物の芸能の花」、本当に素晴らしく、また楽しい、多彩で豊かな芸能を拝見させて頂き、心の中に花がさいたようでした。
 本日も誠に有り難うございました。

(とくい)

「桜景色三色」〜能、文楽、落語を、講談師のナビゲートで楽しむ〜花見団子つき!

2011年03月23日(水) 22時25分
 みなさん、こんばんは。
 今週の日曜日の夕方6時から、「桜景色三色」公演を開催させて頂きます。

 こちらの公演は、能、文楽、落語を同じテーマでご覧頂き、全体を一つの創作講談で繫げさせて頂く、私共の人気公演のシリーズ第三作目でございます。一作目は「船弁慶三体」、二作目が「忠信三変化」でどちらも大変ご好評頂きました。
 今回は、日本人の心の花、と言われている「桜」をテーマに、大阪を代表する3種類の芸能を、講談のナビゲートでご覧頂きます。

  まず最初は、能「吉野天人」。
 都人が連れ立って春の吉野山を訪れ、花を友として暮らしているという女性に出会います。その女性は、自分は天人であると明かし、今夜この花のもとで旅寝すれば、五節の舞をお見せします、、、と言って消えていきました。夜になると、天空から音楽が聞こえ、天人が花の中で舞遊ぶ姿を見せる、とても優雅な演目です。



 続いては、文楽「義経千本桜より道行初音の旅」。
  山本能楽堂は、客席と舞台の距離が近く、間近で人形の迫力をご覧頂くことができます。また、音響効果もぴったりで「昔の朝日座で聞いた三味線の音がした」と仰って頂いたお客様もいらっしゃいました。
  
そして、最後は落語で「百年目」。
 とある大店の大番頭の治兵衛は、商いに対してとても真面目で厳しく、京も奉公人たちを捕まえては、あれやこれやと叱りとばしていました。そして一通り小言を終えた治兵衛は、真っ赤な顔をしたまま「番町の屋敷へ使いに行ってくる」といって出かけていきました。治兵衛が少し歩くと、坊主頭に派手な身なりをしたいかにも「たいこもち」風の男が近寄り「大将!」と声をかけてきます。それを聞いた治兵衛は大慌てで、身振り手振りで「近寄るな!」「声をかけるな!」と合図を送ります。どうやらこの男と一緒にいるのを見られるのは、治兵衛にとって都合が悪いらしい、、、、
 続きは、当日お聞き下さいませ。

  
 そして、ナビゲーターとして、大阪で育まれたこの3種類の芸能を一つにまとめて下さるのが、講談師の旭堂南海さんです。
 技巧的で迫力のある講談に、ファンの方もたくさんいらっしゃり、人気・実力共に第一線でご活躍中です。
 今回はどんな創作講談「桜景色三色」を創作して下さるのか、私も大変楽しみです!


  また、舞台の上に咲く「花」をお楽しみ頂くので、お花見ならお団子!、、、という事で、今回ご来場の皆様に、お花見団子とお茶をご用意させて頂いております。(お茶は 「水と生きる」SUNTORY様の御協賛です)
 目で見て、聞いて、感じで、そして召し上がって頂いて、大阪ならではの春をお楽しみ頂ければと思います。

 
(とくい) 

「船弁慶三体」のご報告の続き

2010年02月25日(木) 21時57分
 みなさん、こんばんは。
 「船弁慶三体」をご覧頂いた方々から早速にコメントを頂きありがとうございました。
 楽しんで頂けたみたいで、ほっと安堵し、またとても嬉しく読ませて頂きました。
 コメントを頂くとかなり嬉しいのですが、雑事に追われなかなかお返しさせて頂くことができず、いつも本当に申し訳なく思っております。
 
 大阪で昨年五月に開催させて頂いた「三体企画」第2弾の「忠信三変化」。
 こちらは、能「忠信」、文楽「義経千本桜〜狐忠信の段」、落語「猫の忠信」を同じく南青さんの講談でつないで頂きご覧頂く公演です。
 お陰様でこちらも大好評を頂きました!
 私自身能の「忠信」はそれまで拝見したことがなく(上演回数の少ない演目です)、舞台の上で放たれる矢に驚き、切り組(能のチャンバラ)もあり、かなりの迫力で面白かったです。
 文楽の「狐忠信の段」、も人形の吉田玉女さんが、能楽堂での工夫を凝らして下さって、かなり堪能でき、また落語「猫の忠信」も独特の面白さがあり、個人的にも「忠信三変化」が大好きです。
 私ももう一度ぜひ拝見してみたいと思いますが、、、ただ経費がかなり、、、頑張ります!

 さて、みなさんに楽しんで頂くことができた「船弁慶三体」でしたが、実は私は、南青さんの講談の冒頭の部分を少し聞かせて頂いただけで、全く拝見させて頂くことができませんでした、、、
 公演が終わるとすぐに全てを撤収しないといけないので、忘れ物がないよう荷物をまとめたり、事務仕事をしたり、宅急便の伝票を書いたり、はたまたお帰りのときにご希望の皆様にお配りさせて頂いたポスターを準備したり、、、
 また、大通りに面しているので受付をあけられない、とも思いましたし、遅れてこられる方があったら、、と結局最後まで受付におりました。

 いつも山本能楽堂の舞台を使って下さる皆さんは、こんな苦労をされていたのだな、、と、いろいろ勉強になりました。
 この経験をいかして、今後山本能楽堂をお使い頂くみなさまに、快適に気持ちよく舞台を使って頂ける工夫をさせて頂ければと思います。

 今回の東京公演で、本当に嬉しかったのが、お帰りがけのお客様の笑顔。
 まったく知らない方が、何十人も「今日は本当に楽しかったです」「またやって下さいね」「いい企画でした」と口々にお声をかけて下さったこと。
 何よりの活力になり、私たちの活動の原動力になります。
 
 これからも微力ながら、「上方伝統芸能」の素晴らしさを、大阪の誇りを、大阪の街の豊かさを皆さんにお伝えさせて頂ければと思います。
 この度は、あたたかいご後援を頂き本当にありがとうございました。
 心より感謝申し上げております。

(とくい)


 

 

 
 
 

「船弁慶三体」東京公演のご報告

2010年02月24日(水) 23時24分
 みなさん、こんばんは。
 昨日はかなり疲れていて失礼しました。
 お陰様で一晩休んだら、かなり回復しました。

 今回の「船弁慶三体」初の東京公演では、本当に皆様方にあたたかいご後援を頂き、誠にありがとうございました!
 本当にたくさんの皆様方にご高覧頂けましたこと心より感謝申し上げております。

 今回会場として拝借させて頂いた銕仙会能楽研究所は「表参道」の駅から歩いてすぐ。
 南青山の本当に便利でおしゃれな街にあります。
 目の前にPRADAの超個性的なビル。
 銕仙会のお舞台も、コンクリートのうちっぱなしの、モダンな建物です。

 今回初めての東京公演。
 実は準備がかなり大変でした、、
 もちろん、今までにも山本能楽堂以外でも公演をさせて頂いておりますし、九州山本会は定期公演として年間2回大濠公園能楽堂で開催させて頂いております。
 しかし、今回は事務方でミスがあっては、、とかなり緊張して準備をしました。
 考えられるすべての場面をシミュレーションして、、、
 東京在住のかなり強力な友人も助っ人に入って下さり、支えて頂きました。
 
 今回驚いたのは開演の2時間以上前から会場に並んで下さったこと。
 開場の6時15分にはかなりの人だかりができてしまいました、、、
 整理券を配布させて頂き、なんとかスムーズにご入場いただけるよう考えたのですが、最初の場面では混乱されたのではないかと反省しています。
 次回またこちらのお舞台を拝借させて頂くことになれば、もう勝手は把握できましたので、次回はスムーズに行えると思うのですが、、、
 今思い出してもちょっと後悔が残ります、、、
 
 また、今回大阪からプロジェクターやPCを持参して、「字幕」の掲示もさせて頂きました。
 舞台に向かって右手の壁に、能「船弁慶」の詞章と、文楽「義経千本桜〜知盛幽霊の段」の詞章を投影させて頂きました。
 当日ご協力いただいたアンケート結果からも、みなさんにかなり気に入って頂けたみたいで、「役に立った」「とてもよいアイデアだと思う」「舞台の内容がよくわかった」と書いて下さいました。
 中には「字幕があるとわかっていたら、もっと字幕が見えやすい場所を選んだのに、、」というご意見も頂いて、しっかりとアナウンスできていず申し訳ありませんでした。
 最初から、大阪と同じように「字幕」を出させて頂く予定にはしていたのですが、何しろ初めての会場、設営してみないとうまくいくかわかりませんでした。
 銕仙会の事務所の方もご興味をお持ちになられたみたいで、担当したものが、かなりいろいろと質問を受けたと申してました。

 そして、いよいよ開演。
 南青さんのバンバン、と見台を威勢良く叩かれる音で始まりました。
 
(とくい)
 

「船弁慶三体」初の東京公演ありがとうございました!

2010年02月23日(火) 23時32分
 先ほど東京から帰ってきました!
 
 今回の「船弁慶三体」東京公演、本当に大勢のお客様にお越し頂き、無事盛会に催させて頂きましたこと、心より感謝申し上げております。
 最初はどうなることかと不安がいっぱいでしたが、みなさんの暖かい応援に支えられ、本当にその有り難さが身にしみた、心に残る公演となりました。
 本当にありがとうございました。

 ただ、ちょっと疲れています、、、
 一晩休んで、また明日ゆっくりとご報告をさせて頂きます。
 
 すみません、、、
 おやすみなさい、、、

(とくい)

「忠信三変化」のご報告!!!

2009年05月05日(火) 0時03分
 みなさん、こんばんは。
 さて、大変遅くなりましたが、先日の「忠信三変化」公演の、ご報告をさせて頂きます。

 最初は、旭堂南青さんの講談から始まりました。
 今回も、前回同様、かなり勉強して、公演に臨んで下さいました。
 この「三体公演は、かなり緊張しますが、とても勉強になります!でも、かなりプレッシャー強いです」と、仰って下さいます。
 でも、そのお陰様で、今回の「忠信三変化」、最初からお客様をぐいぐい引っ張って下さって、笑いもいっぱい交えて下さり、客席をあたためて下さいました。
 講談でしてくださる解説も的確で、お客様のアンケートにも、南青さんの講談でよくわかった〜!と、沢山の方が書いて下さっていました。



 そして、能「忠信」です。
 以前からブログでお知らせさせて頂いている通り、「忠信」は、めったに上演される事がありません。
 でも、調べてみると、とても面白い内容です。
 今回、拝見するのを、個人的にとても楽しみにしていました。

 

 兄の頼朝に都を追われ吉野の山奥に、身を隠していた源義経が、僧兵達に追われるが、忠信の防ぎ矢で山を落ち延び、忠信も追っ手を斬り散らして、義経の後を追う、、、といった、内容としては、単純な斬り組物です。
 でも、舞台で矢が放たれるのを見るのは、初めて!
 一瞬何が起ったのがわからないくらいでしたが、目の前で、しかも能舞台で矢が放たれる、というのはかなり非日常的で、驚きました。



 そして、その驚きも醒め上がらぬうちに、斬り組みが始まりました。
 刀を抜いてのチャンバラは、すごい迫力!
 上野雄介さんが、仏倒れ(後ろ向きに倒れる)をして下さいましたが、とっても美しく倒れられ、後でお聞きすると初めての仏倒れだったそうです。
 すごい気迫がこもってました。



 そして、また南青さんによる講談。
 もう、この時には、お客様はすっかり一つにまとまって下さり、舞台に集中して下さっていました。
 ここで、いい感じに南青さんがつないで下さり、文楽「義経千本桜〜狐忠信の段」。
 舞台も、客席もぴーんと張りつめた空気の中、豊竹咲甫大夫さんの力強いお声と竹澤宗助さんの三味線が響き、吉田玉女さんが登場されました。



 玉女さんは、公演前に以下のようなコメントを下さっていました。
 
 「文楽の人形遣いは佐藤忠信をホンタダと呼び狐が化けた忠信を狐忠信と呼びます。私自身は、道行の忠信は何度も遣っていますが、狐の正体が明らかになる四の切の忠信は、文楽の本公演でも地方公演でも遣ったことの無い初役。足も左も遣った経験がないんです。そんなわけで只今、勘十郎さんの忠信の舞台を見て勉強中です。この三体シリーズは私にとっても、芸の世界を深めてくれる刺激的で貴重な機会緊張しつつ楽しみにしています。」



 今回の「狐忠信」は、実は時間的には能「忠信」の前のお話。
 義経の前に現れた忠信が実はニセモノで、義経が静御前に預けた「初音の鼓」の革に使われた狐の子供だという事がわかるシーンです。
 義経は、今まで静御前を守ってくれ、また親を思う子狐の思いに打たれて、忠信に化けた狐にその鼓を与える、、、という場面でした。

 

 能舞台でお人形を遣って下さるのは、ご苦労が多く恐縮しますが、間近で拝見させて頂くお人形は、迫力と魅力に溢れています。
 その表情の一つ一つが、本当に生きているようで、美しく、流れるような動きにうっとりします。
 見とれていると、突然ぱっと「キツネ」に変身され、、、!!!!!
 すごい、瞬間的でしたので、「あっー!」っと言う間もないくらい、、、
 あっけにとられていると、涼しいお顔で玉女さんが遣われるキツネは幕の中へ、、、
 宗助さんから、文楽劇場では、宙づりになられることもある、とお聞きしていましたが、本日は能舞台。
 工夫をこらして下さって、しゃがまれての幕入。
 最初から最後まで、お心を入れて下さり、気を配って下さり、本当にすごかったです!
 もちろん、満場のお客様からも、われんばかりの拍手喝采!
 私も、写真を、、、、、と思いましたが、あっけにとられていて、こんな写真しかとれませんでした、、、



 そして、休憩をはさみ、落語は桂宗助さんで「猫の忠信」。
 今回、休憩の間も席を立たれるお客様が少なく、もう「忠信三変化」の世界にみなさん、没頭して下さっているのかなぁ、、、などと思いました。
 マクラで上手に繋いで下さり、始まった「猫の忠信」。



 若くて美人の浄瑠璃の静という名前のお師匠さんのもとでお稽古する次郎吉さん。
 同じ稽古仲間の常吉さんが、お静といい仲だと、六さんから告げられ、それを確かめにいくと、、、、
 確かに、お静と常吉さんが仲良くしているけれども、それは本物の常吉さんではなく猫が化けていた、、
 
浄瑠璃のお稽古会で発表する演目が「義経千本桜」で、そのパロディで、三味線なのでキツネではなくネコ、という設定。
 最後に、「私みたいなお多福に、静御前が似合うものかね」と即座にネコが「にあう(にゃう」。

 う〜ん、すごい落ちでした。
 落語初心者の私が言うのもなんですが、かなりの技量の方でないと、難しい落語だと思いました。
 でも、桂宗助さんの「猫の忠信」は、本当に素晴らしかったです。
 ここでも、お客様はもう拍手喝采!!!!!



 そして、アンコールではないですが、アフタートークと言う事で、すぐに出演者が舞台に上がり、本日の感想を述べさせて頂きました。
 この三体公演の成功の、太いパイプ役になって下さっている竹澤宗助さんが、「みなさん、本日は第2回ダブル宗助の会にようこそお越し下さいました!」と仰ると、また、お客様は拍手喝采!!!
 本当に、お客様の暖かい応援と、大きな拍手に支えられ、最高の夜になりました!
 本当に有難うございました。

 この三体公演、前回見逃した〜というお声を沢山頂き、11月1日に、もう一度「船弁慶三体」公演を再演させて頂きます。
 また、来年の2月22日には、東京公演をさせて頂く事が決定しました!
 東京公演は全く始めて。
 ツテも何もありません、、、
 皆様方の暖かい御後援を賜りたく、お知り合いの方にお声をかけて頂ければ何より有難く何卒よろしくお願い申し上げます。

(とくい)
 
*掲載させて頂いた写真には、秦晴夫写真事務所の写真を3枚使用させて頂いております。

 



 
 

 

「忠信三変化」!有難うございました!!!

2009年05月01日(金) 23時39分
 みなさん、こんばんは。
 「忠信三変化」に大勢様にお越し頂きまして誠に有難うございました!!!
 心より感謝申し上げております。

 昨日もお知らせさせて頂きましたが、公演名と公演内容がはっきり決まったのが、3月10日、、、
 能の「忠信」の写真はありませんでしたので、それからあわててお装束をつけ、撮影してもらい、、、
 チラシができたのが一月前、、、
 それから大急ぎであちこちにチラシのご配布をお願い致しましたが、本当の気持ちでは、一体お客様がお越し下さるんだろうか、、、と不安な気持ちで一杯でした、、、
 他の出演者の方も、みなさんお忙しく、御多忙の中スケジュールを調整して下さっています。
 急に、公演を延期するなんて出来ませんし、何より申し訳ありません。
 公演の内容に関しましては、一同が納得できる内容でないといけませんので、何度も話し合いを重ねての決定でしたし、出演者が楽しんで、気概を持ってのぞむことができる内容です。
 (練り上げるのに時間がかかって、公演までの日数がなくなってしまったのですが、、、)
 そんな、気持ちの一杯つまった公演ですので、できれば沢山の方にご覧頂きたい、、、ずーっとそう思っていました。

 そんな感じでしたので、本当に今日の日を迎えるのが心配でした、、、

 でも、本日は本当に満員のお客様!
 そして、みなさん本当に楽しんでご覧頂いているのが伝わってきます!
 お帰りの時にも満面の笑顔で、「楽しかった〜」「また11月にくるわ〜」と口々に仰って頂きました。

 実は、11月1日に前回の「船弁慶三体」公演を開催させて頂きます!
 前回、ご好評頂き、アンケートにお昼に開催してほしい!とのご意見を沢山頂いたので、そのご希望にお応えさせて頂き、お昼の公演をさせて頂きます!

 そして、本日、ナビゲーターの旭堂南青さんから発表して頂いたのですが、来年2月22日には、東京公演を開催させて頂きます!
 上方伝統芸能の「船弁慶三体」、初の東京公演です!
 会場は、青山の銕仙会のお舞台を予定いたしております。

 と、東京公演なんてえらそうな事を申しておりますが、実は東京にはほとんどツテがありません、、、
 それこそ、どうしたらお客様が来て下さるのか、今回の「忠信三変化」どころの不安ではありません、、、
 どうぞみなさま、お知り合いの関東在住の方、あるいは2月にご出張等で東京に行かれる方に、「船弁慶三体」公演をお勧め下さいませ。
 2月なんて、まだまだ先、、、、なんて思われずに、今からでも遅い位かもしれません、、、、
 それくらい、不安で一杯です、、、

 でも、せっかくみんなで、作り上げ共同発信している公演ですので、何とか東京の方にも楽しんで頂けたら!と思います。

 本日は、本当に有難うございました。
 皆様方の御後援のお力添えで、何とか無事盛会に催させて頂きました。
 心より深く感謝申し上げております。

 本日の公演の詳細は、また後日ご報告させて頂きます。
 まずは、取り急ぎ心からの御礼を申し上げさせて頂きます。

(とくい)
プロフィール
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  • アイコン画像 ニックネーム:山本能楽堂
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大阪の谷町4丁目にある大阪で一番古い能楽堂です。
2006年に国登録有形文化財になりました。
昭和25年から続く定期公演「たにまち能」、初心者向けの夜の公演「とくい能」、初心者向けの体験講座「まっちゃまちサロン」、4種類の伝統芸能のいいところだけを一度に楽しめる「初心者のための上方伝統芸能ナイト」などを開催しています。
「初心者も楽しい能楽堂」をめざしています!
ぜひお気軽にお越しください。
詳しくは山本能楽堂公式ホームページをご覧ください。
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