別府「あきばサロン」のご報告!

2009年06月23日(火) 23時40分
 みなさん、こんばんは。
 大阪では昨夜の激しい雨から一変し、今日のお昼間はまるで夏日のように晴れて暑かったですが、九州の大分では、一日中雨だったそうです、、、
 
 さて、大分では別府の秋葉町の水江舞台で、お昼に「あきばサロン」を開催させて頂きました。
 あいにくのお天気でしたが大勢様にお集まり頂き、無事なごやかに皆様に楽しんで頂きました。



 今回はモンゴルからの女子留学生の方がお二人様ご参加下さいました。
 能のお話などさせて頂いて、羽衣の謡を皆様にご体験頂きました。
 その時、「月」のお話になりました。

 能の 「羽衣」の中で表現される月世界には、30人の天人がいて(羽衣をなくした天人もその内の一人です)、そのうち15人は白い衣を着ていて、15人は黒い衣を着ています。
 月にある宮殿にはいつも15人の天人が働いていて、働いている天人15人が全部白い衣を着ていたら満月、全員が黒い衣なら新月、3人が白い衣で残りの12人が黒い衣なら三日月、、、というお話をさせて頂きました。

 では、もんどるでは月に何がいるんだろう、、、?などの素朴な疑問で盛り上がり、日本では月には兎がいると信じられてきた、、、などのお話もお教えしたり、思わぬ話題で大盛り上がりでした。

 そして、夜は大分平和市民公演能楽堂で「大分サロン」を開催させて頂きました。
 今回「巴」のお装束付けをさせて頂きましたが、この3枚のお写真をご覧頂くとその様子がよくおわかり頂けるのではないかと思います。







 本日も、別府と大分で2回体験講座をさせて頂き、忙しい一日でしたが、お一人でも多くの方に、能の楽しさを知って頂ければ大変嬉しく存じます。

(とくい)

別府「あきばサロン」と大分「大分サロン」

2008年10月14日(火) 23時06分
 みなさん、こんばんは。
 昨日山本章弘はお昼は別府で「秋葉(あきば)サロン」、夜は大分平和市民公園能楽堂で「初心者のための能楽講座」を催させて頂きました。
 
 大阪では「まっちゃまちサロン」を毎月第1月曜日のお昼と夜の2回、開催させて頂いており、その他にもレクチャーをさせて頂く機会が最近とても多く、「まっちゃまちサロン」を含めると年間60回近くさせて頂いています。
 
 このサロンをはじめとするレクチャーをさせて頂き一番楽しいのは、やはりお客様と直に接する機会があることです。
 通常の能の公演では、能を演じさせて頂き、それで終りです。(当たり前ですが、、、)
 でも「とくい能」をはじめとする、終演後すぐに山本章弘が舞台に登場してお客様のご質問に答えたりするのは、このレクチャーと同じで、直にお客様とコミュニケーションをとりたいから。
 もちろん「たにまち能」などの、初心者向きではない公演では、お客様が終演後の余韻を楽しんで下さる事もわかっていますので、あくまで初心者向けの公演だけですが、、、

 お客様と直にお話しさせて頂く事で、私達には常に見えていない事が見えてきたり、またこういうことを皆さんは考えていらっしゃるんだ!と新たな発見があったりで、私達は、お客様とのコミュニケーションを大切にしたいと考えております。
 ですから、現在あちこちでさせて頂いているサロンは、私達にとってもとても貴重で楽しい場です。

 さて、前置きが長くなりましたが、昨日の「あきばサロン」、今回は10名様のご参加で、こじんまりと和やかに催させて頂きました。
 連休の最終日というのも皆さんお出かけしにくくていらっしゃったのかも知れません、、
 でも人数が少ないのも、ゆったりとお話をさせて頂く事ができ、先程のお話ではありませんが、皆様とのコミュニケーションも深まります。

 

 そして、夜の大分平和市民公園能楽堂での会は、30名様以上の沢山の方にお越し頂きました。
 今回お昼も夜も取り上げさせて頂いたのは、能「忠度(ただのり)」。
 源氏に破れた平家の平忠度のお話ですが、これは能の中で修羅物と呼ばれる2番目ものに属する作品で、仏教では戦にかかわった人間は、死後の世界でも戦い続けなければならない修羅道という地獄に堕ちると考えられていましたが、その苦しみから逃れるため回向を願う作品です。

 源氏は勝利をおさめるので、「勝修羅(かちしゅら)」対する平家は負けたので「負修羅(まけしゅら)」といわれます。
 本日はそのお扇子をご覧頂きました。
 みなさんは、どちらが源氏のお扇子ででどちらが平家のものだと思われますか?



 向かって左側のお扇子が源氏、右側が平家です。
 両方とも、同じように赤い丸、すなわち太陽が描かれていますが、その違いは、勝った源氏は朝日、負けた平家は必ず夕陽のお扇子を使います。
 平家が朝日の扇を使ったり、源氏が夕陽の方を持つ事はありません。

 また、ここには能面の写真がありませんが、源氏は戦に勝つ強い武将のイメージで、肌も日焼けして、力強い、でもやや無骨な感じの「平太(へいた)」という能面を、平家は公家の流れで、和歌をたしなんだり、教養があるので、色も白く知的な感じですが、負けたため悲しそうな「中将(ちゅうじょう)」という能面を使用します。
 でうからお能をご覧になる時の簡単な見分け方として、武将がでてきていて、その能面が日焼けして強い感じなら源氏の武将、白くて、線が細い感じなら、平家ということになります。



 この「忠度」というお能も、平家である忠度が主人公であるだけに、戦争で源氏に負けた悔しさよりも、自分の和歌が、「千載集」という歌集に取り上げられながらも、平家であるがために「読み人知らず」にされている事に妄執し、作者が自分であることを明らかにしてほしいと訴えます。

 みなさんは源氏と平家、どちらがお好きですか???

 さて、本日「忠度」を取り上げさせて頂いたのは、東京の武田家の大分での定期公演「大分研能会」でこの「忠度」のお能があるからです。
 おシテは武田志房師のご次男の武田文志氏。
 10月26日、大分平和市民公園能楽堂です。
 大分にお住まいの方、よろしければお出かけ下さいませ。

(とくい)

「あきばサロン」スタート!

2008年05月06日(火) 20時58分
 みなさん、こんばんは。
 今朝は朝刊を読む時間がなく、先程目を通してがっかりしました、、、
 文楽のパリ公演、ルーヴル美術館での文楽公演をはじめとする様々な日本文化を紹介するプロジェクトのテレビ番組が、今日のお昼に放映されてしまっていました、、、
 がっかりです、、、
 深夜の再放送がないのか、関西テレビにお尋ねしてみようと思います。

 さて、毎月第1月曜日に開催させて頂いている「まっちゃまちサロン」ですが、毎回いろんな方にご参加頂き、「能ってこんなに楽しかったんですね!」「もっと敷居がたかいと思ってましたが、気軽に参加できよかったです」「実際に能を見てみたくなりました!」と皆樣方からご好評を頂いております。

 以前お話しさせて頂いた事がありますが、山本家は初代・山本博之の時代より、九州の方とご縁を頂き、現在もあたたかい御後援を頂いております。
 福岡の大濠公園能楽堂では、毎年2回、2月と9月に「九州山本会」の定期公演を開催致しております。
 
 残念な事に昨年お亡くなりになられた水江典枝様は、山本博之、山本眞義、山本章弘と山本家3代にわたってお稽古して下さり、生涯「能楽」を愛して下さいました。
 ご自身でもお能を十数番おつとめ下さり、また、後進の方にも能の楽しさをご熱心におすすめ下さり、能の普及にも貢献して下さいましたs。

 

 その水江様が、晩年お建てになられた舞台が、別府の秋葉町にあります。
 水江さまのご遺志を受け継ぐべく、能楽の普及のために役立てたいと思い、本日より「あきばサロン」を開催させて頂く事になりました。
 
「まっちゃまちサロン」が気軽な能の体験講座として、皆樣方に楽しんで頂いているので、これなら「あきばサロン」もうまくいくのでは!と単純な発想でした。
 また、時々レクチャーのご依頼を受ける事もあり、能楽堂であるいは会議室で、あるいはカルチャーサロンなどで、能のお話をさせて頂くと皆さんほぼ100%の方にご満足頂けます。
 しかし、、、昨日までにお申し込み頂いた方は、ほんの少し、、、
 「まっちゃまちサロン」も最初の頃は5名様の時もありましたし、最初はどんなことでも仕方がない!そう思って今朝、山本章弘は別府に旅立ちましたが、、、、



 何と45名様のご参加!!!
 しかもケーブルテレビの方まで取材にお越し下さいました!!

 別府・大分のお社中の皆様が、お声をかけて下さったとか、、、
 口コミのすごさを感じました。
 本当にありがとうございました。


 山本能楽堂は「初心者も楽しい能楽堂」として、皆樣方に、能を現代に生きる魅力的な芸術として普及していくことに力を注いでおりますが、まずは皆さんが一度能に触れに来て下さったら、出来る限りその魅力を楽しくお伝えさせて頂こうと思っております。

 「まっちゃまちサロン」をいろんな場所で開催させて頂き、能の魅力をもっともっと多くの方にお伝えできたらなぁ、、と思います。

 「あきばサロン」はこれからも定期的に開催させて頂こうと思っております。
 別府・大分にお知り合いの方がいらっしゃいましたら、是非お声をおかけ下さいませ!


(とくい)
プロフィール
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  • アイコン画像 ニックネーム:山本能楽堂
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大阪の谷町4丁目にある大阪で一番古い能楽堂です。
2006年に国登録有形文化財になりました。
昭和25年から続く定期公演「たにまち能」、初心者向けの夜の公演「とくい能」、初心者向けの体験講座「まっちゃまちサロン」、4種類の伝統芸能のいいところだけを一度に楽しめる「初心者のための上方伝統芸能ナイト」などを開催しています。
「初心者も楽しい能楽堂」をめざしています!
ぜひお気軽にお越しください。
詳しくは山本能楽堂公式ホームページをご覧ください。
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