「バルバラ異界」完結編に泣く

September 28 [Wed], 2005, 20:04
いつからか、萩尾望都先生の作品を読む時に深く覚悟するようになった。萩尾先生の作品に限らず、もう若くはない私はあらゆる作品に込められたメッセージに心を揺さぶられるし、日常の現象のあらゆることに生死のうつろいとか、切なく儚い人の夢や思いを感じて動揺するのだけれど、それでも萩尾先生の作品に触れる度に胸に鋭く切り込みをいれられたかのような痛みを感じる。

バルバラ異界 は最近の作品の中では特に胸に痛くて、だからいつも心から離れなかった。最近ではまめに本屋に行くことも出来ないし、ネットでチェックすることも怠りがちなのだけれど、それでもこの最新作を読んで、ふと涙ぐんだ。 娘のバレエ教室にでかけた夕方。雑然と込み合う駅前のマクドナルドの中で、息子にハンバーガーを食べさせながら、買ったばかりのこの本を開いた。家に帰るまで我慢できなかったのだ。アイスコーヒーを味わいながら、いつしか時を忘れ、周囲のざわめきも忘れた。ただ息子がおとなしく食事し、買ったばかりのトミカのミニカーとハッピーミールで遊んでいてくれることが有り難かった。心は21世紀後半の夢の舞台に飛ぶ。その中の夢の世界バルバラへ、過去と未来をせわしく行き来し、登場人物達の感情に同調する。哀しみ、という大きな愛を包括する感情に。人を愛する、ということは哀しい感情だ。

NANA

August 14 [Sun], 2005, 23:47
矢沢あいさんの漫画 NANAーナナー13巻発売!

実は昨夜、娘のクラスのお母様方からお誘いいただき、飲み会に参加したついチャンポンで何種類ものお酒を飲んでしまったので、昨夜帰宅して眠る時点で覚悟していたことだけれど、今朝は二日酔いにつき…

今朝もまた張り切っていたオットが思いやり深く私を放置して、子供達を連れて池袋サンシャインでのウルトラマンフェスティバルに出掛けて行ってくれたので、朝はの〜んびりきのう買ったNANAの最新刊を読む。うーん…たぶん。若い人の方がこの漫画をある意味シビアに読むと思う。確かに主人公は都合よくファンタスティックに幸運だったりするけれどそれは物語だからいいのだ。出てくるキャラ出てくるキャラ全員、特に男性がいちいち美形なのも百歩譲って許せます(漫画の中でくらい夢は見たいわよね…でも別に私、美形フェチじゃないんですが)私が感心するのは男女の色恋を実にうまくエグみを抜きつつリアルに描いてるなあというところなのだ。人を好きになるってまっすぐに一直線ばかりでもなくて、いろんな計算高さもある。そうかと思えばやるせないくらい、心の芯?みたいなものに突き刺さるような思いの深さとか…。運命的なものを感じたいとか、必然性とか、流される気持ちとか。そういうあれこれの気持ちが、切実によく判る。だから私やオットが読んでも深く楽しめる漫画なのかも。この漫画の中で一番安定したカップルは主人公の一人奈々の友人、淳子&京助ペア。いいわ、落ち着くわ。この二人さえ安泰なら、ぶっちゃけ私は他がどう決着ついても諦めて受け入れますから

動けない日には読書

August 03 [Wed], 2005, 21:19
知人の香港土産
このアジアンな柄がとても素敵。

有意義に過ごそうと思うのに、体が重くて動かない。たまにこういうことがあるのだけれど、今日がそうなんだなと我ながら割り切って、読書を楽しむことにした。最近は滅多に新しい本を買わない。昔から愛読しているシリーズ物の新刊だけは注意してチェックするようにしていて、そういうものを読むと、そのシリーズの最初から読みたくなる。
最近読み直したくなったのは、ピアズ・アンソニイの「魔法の国ザンス」シリーズ。16巻を読んで、1巻を初めて読んだ時の自分がまだ10代、青春にも達していない頃だったことを思い出した。中学生の頃から早川書房の本が好きでたまらなくて読みあさっていたけれど、FTというファンタジー文庫が出来てからはなおさらで、その中でもこのザンスシリーズは見た目の分厚さ、その厚さを感じさせないユーモラスで巧妙な語り口という魅力で、嫁入りする時すら実家から持ち出したのである。その1巻「カメレオンの呪文」を読む…面白い!いつもそうなのだが10代の頃に読んだといっても私はどれくらい理解していたのだろうと不思議になる。多分、話の筋を追っていただけなのでは?その頃の2倍以上の年になって読むと、深い意味のあれこれに気づく。
何より、恋をするということそのものに憧れていたあの頃より、実際に人を愛した経験を経た今、年上と見ていた主人公達を年下と見るようになった今だからこそ、傷心も、愛する心もいたわる気持ちも誠実も不誠実も判る。そして感動したのは主人公と敵対する魔法使いの言葉。「王座を皿にのせて差し出されても、卑劣に生きるより高潔に死ぬ方がいい。おそらく、わたしが求めていたのは権力ではなく、自己の完成だろう」。
当時からこの人物の好ましさは認識していたけれども、この一文の意味を深く考えていなかった。中年になり、折りにふれ私は品格とか、高潔さについて考える。心掛けるべき一番のものとして、全ての人が忘れるべきでない要素だと思うからだ。それを端的に言い表した言葉を私はとうの昔に読んでいたのに、記憶していなかったんだなあとつくづく思う。

ビーズのドールハウス

July 24 [Sun], 2005, 23:43
ビーズのドールハウスすごく素敵な本。一目ぼれしてしまった。というのも、一昨年からぽつぽつビーズのアクセサリーを作るようになってネット上で少しでも素敵なアクセサリーキットを販売しているお店を探してさすらっていると、時々可愛いビーズのミニチュア家具をみつけてときめいたことが何度かあるからだ。あいにく、私の予算を大幅に越えていたから今まで眺めているだけだったけれど、いつか買ってみたいと思っていた。そんな私の心にひっかかっていたもののひとつが綺麗な写真になって本屋の手芸コーナーから覗いていたからびっくりドッキリ。集中して時間が取れる日にぜひ作ってみたい。ミニドールと合わせたら可愛いのは間違いなし

ラブリープーリップマガジン

July 20 [Wed], 2005, 13:59
ラブリープーリップマガジンが今日届いた。  お人形という文化がどれくらい今、広がっているのか、知らない人はとことん知らないのだろうけれど、かなり浸透していっているのではないかと思う。着せ替え人形には時代をうつすファッション性という大きな文化がかぶさっている。さまざまな味わいの衣装を、人に代わって(まさに人形は身代わりだから)楽しくそつなく着こなすことによって、人形達は驚くほど人間を楽しませてくれる。 元来、人は老若男女を問わずごっこ遊びが好きなものではないかしら?と最近私はよく思うのだ。身近に四角四面な人があまりいないから私がそう思い込んでしまっているのかもしれないけれど。 私は人形遊びを通していろんな趣味を深めて人生を豊かにしていると実感している。 そんな私の目から見て、プーリップはその人形文化をさらに広めるのに間違いなく大きく一役買っている。単純に雑貨店や玩具店でディスプレイされているだけでも人目をひくその姿は、ブライスと同じく、しばしばいろんな他のお店のショーウィンドーに、商品を引き立てるメッセンジャーとして飾られていることが多い。 私もいち早くプーリップを買った人間だけれど、数体所有しているだけだ。でもだからこそ興味があってこの本を購入。全体的にはちょっと物足りないような気もするけれど、いままでに発売されたプーリップが小さい写真ながら掲載されているので、カタログとしてはいいのでは。プチカスタム方法ものっていて、美しいガラスのドールアイに変わったプーリップには魅了される。そして、幾つかのドレスの型紙付き。これは大きい。豆千代さんの着物、ぜひ着せてみたいな。マーメイドなプーリップも可愛い

わたしのドールブック リカちゃんNo.14

June 29 [Wed], 2005, 23:52
今日も忙しい一日でした。朝から幼稚園の役員で集まって秋のバザーのための作業の下準備に余念なく、そのご子供達の送迎、おやつ、バレエのお稽古。あっという間に日は暮れて、ぼんやり疲れた足を運んだ本屋さんで。
この本を見つけてとても嬉しかったのです。心がぱっと明るくなって、急に元気が出てきました。迷わずレジに走って購入、すぐ目の前のファーストフード店に入り、熱いアップルパイと冷たいミルクティーを頂きながらページをめくれば。
可憐でクラシカルな素敵な衣装の数々、そして家具の作り方まで贅沢な目の喜びに心が震えます。
新しいドールブックが出る頃だなんてすっかり忘れていました。それだけに今日の発見は嬉しくて、疲れが一気に癒されましたね。今回の作品はあの斉藤香織さま。繊細で美しい追証の数々はさすが。いつか家具作りも是非挑戦してみたいところ。秋のバザーがすめばね。
さあ、また明日から頑張ろうちょっとした可愛いもの、綺麗なものが私に与えてくれるエネルギーは本当に大きい。その勢いで、今日やっと息子の帽子も編み上げました

氷室冴子先生にアンコール

June 24 [Fri], 2005, 19:36
今年買った新しいサンダルはこれ花モチーフのトングがとても可愛いインターネットで見つけて一目惚れし,申し込んで取り寄せてみたら,私の実家のそばにあるらしいお店でした。ベトナム雑貨のお店らしい。妹に買いに走らせればよかったわ

ずっとずっと気になっていたことがあって、それは、あの氷室冴子大先生はいかがなさったのだろう、ということだった。言うまでもなく私は先生の大ファンなのだ。「クララ白書」「アグネス白書」で大ファンになり「蕨ヶ丘物語」では笑った笑った。以来全部読む!を目標に氷室冴子先生の執筆を心待ちにして早ン十年。数年前からぷっつりと先生の活動がなくなったみたいで不安でならない。あまりに当然かもしれないけれど、「なんて素敵にジャパネスク」は傑作である。瑠璃姫と高彬の恋と波乱に満ちた日々で、私は平安小説にはまったのだ。そして平安よりさらに遡ること昔が舞台の金の海銀の大地。この中に出てくる歌凝姫を私はとても気に入っている。堂々の第一部完結、でもでも先が気になって苦しい。もうそろそろ続きを読ませて頂きたいと切に切に願う。思い返すたびに先生のことを知りたくて、でもどこにも新しい情報がでていないと思い込んでしまい、数ヶ月怠けていたら(なにしろ日々はうたかたの夢のようにあっという間に過ぎて行くので)ネットで情報をキャッチ!なんと集英社のCOBALT2月号に短編を発表なさっていたというではないか。大慌てで集英社に電話して取り寄せ依頼したものが届いた。
「月の輝く夜に」
やはり平安時代のとある姫の恋について書かれた、せつない味わい深い短編である。むさぼるように読んで、ほうっとため息をもらす。何年も前に書かれたものを再掲載ということらしいけれど、加筆がされていて、今市子先生がイラストを添えていらっしゃる。素晴らしい。やはり氷室先生の作品が好きだ。これが呼び水になってまた先生が作品を発表してくださることを祈ってます。

タイトルも美しいな。私が好きな歌に「月さえも眠る夜」というのがあります。
The BOOMの名曲。「島唄」より「風になりたい」より断然好き。切なく高ぶる一途な恋は、きっと本当にこんな気持ちだと思う。それを思い出しました。

シュガシュガルーン

June 09 [Thu], 2005, 23:49
最近,寝る前なんかに繰り返しページをめくって楽しんでいる漫画がこれ!
安野モヨコ先生の可愛い魔女っ子物語「シュガシュガルーン」だ。
なつかしい、あの「なかよし」に現在も連載中で,7月にはテレビアニメ化放送もきまっている
ふたりの魔女見習いの女の子(10歳という設定)ショコラとバニラが女王候補として魔界から人間界へ修行にやってくるところから物語が始まるという、もうすでに大変私には入り込みやすい世界
とにかく,登場人物達が可愛くてオシャレ、カッコいい。描き込まれているファッションは小さな小物にいたるまで気が利いていて、モノクロの漫画なのに色鮮やかにイメージが思い浮かぶ。
当然、インテリアもすごく素敵

Dollybird5で初めてこの作品を知った私にとっては、そのまんま楽しいお人形世界なのだ。
娘は今までもおじゃ魔女どれみから始まって、セーラームーンの再放送に長々はまり、今はプリキュアを楽しんでいて、すでにこういう女の子ストーリーには馴染み切っている。
今、土曜日朝7時の「ピーチガール」も熱心に見ているが、これが私は好きではない。
私は熱心にみていないのでところどころしか知らないのだが、その知っているところどころな部分が強烈なインパクトで、なんだかあまりにも告白されたのキスがどーのと、7歳の女の子に見せるのに嬉しいお話ではないみたい。先週土曜日は確か、プレイボーイに妊娠したと女の子が告げるのだけれど、あっさりお金を渡されて捨てられていた

「エマ」を読んでます

May 07 [Sat], 2005, 22:15

私は制服フェチではないようだ。これだけ長い間お人形好きをやっていても、そう制服に興奮したことがないんです。かなりオタク要素が強い人間なのに、オタクの閉塞感あるいは妙な高揚感が苦手…ごめんなさい、だからそういう人達がさわぐ制服系には最初から偏見を持っているかも
だからこの「エマ」の噂をきいてからもずっと、ちらっと本屋で流し目にみるくらいで本気で読もうとは思わなかった。メイド、ときくだけでもうイッちゃっている世界の人のもの、という気がしていたから。
私という人間は繰り返し「決めつけてはいけません」というタブーを犯しては失敗〜と反省するやつで、今も反省中。
この「エマ」はとても素敵で上品なお話です。とても古典でとてもノーブル。ジェーン・オースティンやミス・マープルものが好きな方にならきっとたやすく想像できると思う,古き良き英国の、爵位はないけれど上流階級と認識されているクラース(ジェントリ)の長男と、家柄には何も恵まれていないけれど天性の知性と気品、優しさ、そして美しさに恵まれているメイドのエマとの、身分違いの恋物語なのだ。
現在5巻まで出ているので、覚悟を決めて一気に読んだら、浸りました。いいわ〜、なんか同人誌っぽい絵柄だけど…と思ったらやはり同人誌ご出身の作者(女性)。絵柄はちょっと昔のふくやまけいこ先生を思い出すけれど、いいなあ、って。
人を愛する喜びと胸の痛み、障害があることの苦しみを、美味しく紅茶とケーキを頂きながら楽しんだ。古典だからきっと終わりは…

楽しみな本

April 17 [Sun], 2005, 23:52
5月に「トルコで私も考えた」の4巻が発売されるらしい。漫画家の高橋由佳里さんがトルコを旅し、住んで描いた紀行?コミックで、すごく面白い。私もオットもトルコのことなんて何も知らず、だから興味の持ちようもなかったのだけれどこの本を読んで以来,夫婦の夢は「いつかトルコに行こう」になった、というくらいのものだ(人形があるかどうかは定かではありません。着せ替え人形は一切登場しないです〜)最新刊が発売されるというとオットもすごく喜んでいた。amazonにて早速予約。Dollybirdも5月に新刊発売らしいので予約。
 子供がいなくて働いていた頃は大きめの書店がいくつもあるような街で働いていたし,ほとんど毎日帰宅前に立ち寄っていたから,新刊を見逃すこともなければ買いのがすことなんてなかったのに、子供が生まれてかなり状況が苦しくなった。実際,原始的にあかんぼを育てていた頃は本を読む暇なんてろくになかったし、少し育つと本屋でじっとしていられないのでゆっくり本を探すこともできず、で今に至っている。その間にネットで気軽に帰るようになったことは素晴らしい。予約しておくとほぼ発売日に届くなんて無精な私は食べ物もこうだといいのに…と時々思うくらいだけれど、でも本だって実際に本屋さんに出掛けて色々眺めて買うのはやっぱり全然違う楽しみだと思う。
ネットだとほぼまっしぐらに自分が欲しい本を検索してオーダーするだけだけれど、本屋さんでは装丁に惹かれたりしてふと、それまで知らなかった作家さんの本を手に取ることがある。雑誌なんかは絶対本屋さんでなければ判らない。臨機応変に使い分けつつ、楽しみな本を探します。
それにしてもアメリカでは人形はこんなに安いんですね…

■プロフィール■
■語り手:かりん■
■趣味:着せ替え人形の収集■
■家族構成:オット、娘、息子■
■住処:東京■
■招待:人形姫
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