「精霊探偵」梶尾真治

2006年01月17日(火) 19時50分
精霊探偵
梶尾 真治
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事故で妻を亡くしてから引きこもりの生活をする新海。事故前後の記憶は曖昧で、人についている背後霊が見えるようになった。マンションの1階にあるレストラン「そめちめ」のマスターには自分の母が、ママには父親が憑いてる。背後霊の話を聞いて小さな問題を解決していた新海のところに、失踪した妻を捜して欲しいと依頼が来た。

梶尾さんの本初めて読みます。「黄泉帰り」(映画も見ていないけど)の人なんですね。

面白い設定です。人についた背後霊と会話して事件の真相を解明する。普通の人にはいい背後霊がついてるけど、ホームレスの男の人にはいい背後霊のほかに邪悪な背後霊が二つも取り憑いている。だから不幸ばかり起こってホームレスをしてる。母親が急に虐待を始めたのは、母親に憑いた黒猫が娘にやきもちを焼いてるから。なんとなくあるのかもしれない…って思えます。子供の頃京都の叔母が「去年娘に猫の霊が憑いて般若心境を読んだら出て行った」って言ったのを聞いて、うわー大人になったら般若心境を覚えておかなければいけなんだ!って思ったのを思い出しました。

猫が憑いた母親に虐待されていた小夢ちゃん。新海に助けてもらったお礼にと探偵助手を務めます。このチビ探偵がよく働くのです。小夢がいなかったら事件は解決しなかったのでは?

舞台は熊本です。小夢はラーメン屋で豚足を食べるのが夢だったそうですが、二人が入ったラーメン屋に「豚足」ってメニューがあります。茹でたものを火で炙ってるって。豚足といえば焼き肉屋で茹でた足にコチュジャンをつけてあるのを食べる夫を眺めるだけです。熊本ではラーメン屋で豚足を売ってるのでしょうか?

ミステリーなかと思ったら後半部分はSFの方向に話が行きます。で、ラスト。え!そうなの?あぁだから「精霊探偵」なのかって思いました。もう一度最初から読んでみるとあの場面も、この場面も、この台詞もそういう仕組みなんだって納得です。
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