「黒と茶の幻想」恩田陸

2006年01月04日(水) 21時45分
黒と茶の幻想
恩田 陸
4062110970

学生時代の友人だった、利枝子、彰彦、蒔生、節子。 大学を卒業して十数年、友人の送別会で懐かしい店に集まり、色々話をするうちY島へ旅をする事になった。旅のテーマは「美しい謎」

ずっと読みたいって思ってた本、やっと読めました。Y島(屋久島)の神秘的な森。綺麗な空気、濃い霧、夜の暗闇。屋久島に行ってみたくなりました。実際には行く手段がフェリーしかなさそうなので、乗り物酔いがひどい私には無理ですけど。

それぞれの名前がついた4つの章。それぞれの章が旅行が始まった時点から丸一日の行動、友達同士の肩肘張らない会話、「美しい謎」、閉ざされた「過去」などについて語られます。

旅のテーマは「美しき謎」。今手元に残されている僅かな断片から、過去にさかのぼり何があり、何が起きていたのかを考える。全員が納得できる答えが出たら解決。よくそんな事考えつくなぁって思うくらい、その謎が面白かった。

そして、4人に共通する一番の謎は「梶原憂理」。学生時代、利枝子の親友であり、利枝子と蒔生が別れる原因となった人物。梶原憂理とはどういう人物で現在どうしているのか?憂理の事が書かれている部分だけ、なんとなくひんやりとした空気が流れている気がした。みんなが過去の暗い思い出を思い出しているからなのかしら。
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