「さくら」西加奈子

2005年07月21日(木) 23時10分
さくら
西 加奈子


東京で下宿している大学生、22歳の長谷川薫。3年間家を出ていた父親から手紙が来て年末に帰省する事にした。実家に帰った薫。ぎこちない家族。薫が3歳の時、美貴が生まれたときからの長谷川家の歴史を辿ってゆく。かっこよくてみんなの注目を集める兄の一。きれいなのに乱暴な妹の美貴。愛し合ってる両親。そこにいつもいる犬のさくら。

とても温かな家族。成長してゆく過程で経験する、色々な事、親の喧嘩、初恋、初体験などが沢山描いてある。温かなんだけど、暗い影もある。兄の事故以降、幸せだった家族がバラバラになってしまい、それを誰も止められない。

きれいなのにそんな事に全然興味がない美貴。大晦日、具合の悪いさくらを病院に連れて行く時に美貴が言った言葉はジーンときます。犬が尻尾を振って喜ぶシーンが何度も出てくる。あとがきを読んで、著者の飼い犬に対する愛情が理解でき、さくらが尻尾を振って喜ぶシーンが何度も出てきた訳がわかった。

これは多分私の文章読解力のせいなんだと思うけど、時々意味がわからない文章があったり、犬のさくらが普通に話してるのに違和感がありました。文章の一つひとつは共感できたり、すごいうまい表現だって思える所が沢山あったのに、全体を通して考えると、長い事図書館の予約待ちをした割には…と言う本でした。犬が好きな人には又違う印象なのかしらね。

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