「おまかせハウスの人々」菅浩江

2006年03月04日(土) 22時56分
おまかせハウスの人々
菅 浩江
4062131498

人と人の繋がりをテーマにした近未来の短編集。

りあむさんのところで紹介されいて面白そうだったので借りてみました。SFってほとんど手にしません。昔星新一が流行っていた頃読んでいたくらいでしょうか。だけど時々出会うSFはいつも面白い。

この物語もちょっと未来、たぶん私は死んで少し経った頃の世界のような気がします。のびた君の所に来る前、ドラえもんが住んでいた未来の世界っぽいなぁと思いました。電話は話してる相手が見えてるし、メールも音声メール。どうやら読み上げてくれるらしい。重い食料品を買っても自走式キャリアカーが荷物を運んでくれる。ファンでショーンはスプレー式!楽そうです。どれもこれも本当に出来そう。そういう時代は本当に来るんじゃないかって思ってしまいます。

この世界、人工知能を持った機械が生活の中に浸透しています。幼児型ロボットだったり、相手の表情から感情を探るネクタイピン、体内に取り入れて病気を治す機械、そしてなんでもしてくれる全自動住宅。一見便利なものに、振り回されて生きていく人達。便利な世の中になっても、変わらない人間関係。どの話もラストの主人公を思うと背筋が凍る感じです。それでいいの?って聞いてみたくなります。

「純也の事例」幼児型ロボットの里親になった夕香。契約は1年。
「麦笛西行」自分に自信のない土橋は「ダミー・フェイス」を使い相手の本音を知ろうとする。
「ナノマシーン・ソリチュード」慢性病治療の為に体内にナノマシーンを埋め込んでいる小夜子。おやすみ、私。
「フード病」義母がフード病で亡くなってからあらゆる食品の安全レベルを確かめてから買うようになった聡子。
「鮮やかなあの色を」目の前に膜がかかったようにしか見えなくなった佑加子。友人に貰った薬を飲み色彩を取り戻す。
「おまかせハウスの人々」全自動ハウスに住むモニターのクレーム処理をする佐伯。自分には養う家族がいる。
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