「つきのふね」森絵都

2006年01月26日(木) 20時35分
つきのふね
森 絵都
4062092093

主人公は中学2年生の鳥井さくら。親友の梨利とは48日前から話をしていない。梨利は髪を茶色に染め、学校を休んだりしてる。梨利の事を好きでいつもまとわりついていた勝田くんは梨利と私の後をつけましている。ちょっとした事件のときに助けてもらった24歳の智さんは心を病み、架空の宇宙船の設計図を描き続ける。

友達との喧嘩、将来の悩み、自分の弱さ、心の病気。いろんな事について書かれています。みんな何かしら悩みがあって、「植物になりたい」と思ったり、不良グループとつるみ犯罪に手を染めたり、ちょっとした心の揺らぎが対人恐怖症や強迫症になったりする。智のおじさんのいう言葉「人間、よくなるよりも悪くなるほうがらくだもんなあ」がすごく印象的でした。

だけどその傷ついた心を救うのは、誰かのちょとした一言だったり、たった1つの約束だったりする。落ち込んだり弱った時に、友達が言ってくれた目の前がパッと明るくなるような言葉を思い出しました。そういう言葉ってやさしいだけでなく時にはきつかったりするんだけど、すごく正しいくて明るい方向を向いてるんだよなって思いました。家族や友達にそういう言葉をかけてあげられるような人になりたい。

さくらが最後のほうで言う言葉「どんなに落ち込んだって、人はいつまでも植物のようではいられない。流れる時間やまわりの人たちがそれを許さない」は本当にいい台詞です。森さんの本っていつも色々考えされられます。

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