「秘密。私と私のあいだの十二話」

2005年08月06日(土) 9時30分
秘密。―私と私のあいだの十二話
ダヴィンチ編集部
4840112347

日本テレコムのサイトとダ・ヴィンチに載った短編。吉田修一、森絵都、佐藤正午、有栖川有栖、小川洋子、篠田節子、唯川恵、堀江敏幸、北村薫、伊坂幸太郎、三浦しをん、阿部和重。

帯に「作家十二人のA面小説、B面小説」と書かれてるとおり、一つの物語に登場する二人のそれぞれの立場での話。とてもとても短い短編であっという間に読める。「君へ。つたえたい気持ち三十七話」「ありがと。あのころの宝もの十二話」と読んできたけど、これが一番面白かった。

この本のうしろに他の本の宣伝がのってたのですが、「ありがと。あのころの宝もの十二話」を読んでからまだ1ヶ月も経っていないのに、作家さんの名前を見ても内容を思い出せるのが一つだけ。確かブログには「今は覚えているけどいつまで覚えているかしら?」って書いてました。1ヶ月もたなかったって事ですね、情けない。そんな訳で今回も自分用にあらすじ書いておきましょう。
吉田修一「ご不在票−OUT SIDE」配送会社の配達員「ご不在票−IN SIDE」荷物を届けてもらった男。
森絵都「彼女の彼の特別な日」元彼の結婚式に出席した帰りに始めて寄ったバーで隣の男に話しかけられる。「彼の彼女の特別な日」祖母の四十九日の帰りに初めて寄ったバーで祖母に似た女の人に話しかける 。
佐藤正午「ニラタマA」週に一度残業の日に中華屋にニラタマ注文をする男。「ニラタマB」中華屋で注文を受ける女。
有栖川有栖「震度四の秘密−男」結婚前に女関係を清算しようと婚約者に嘘をついて名古屋へ。電話中にいるはずの場所で震が起こる。「震度四の秘密−女」婚約者の不在時に、自分も昔の男とのけりをつけるため京都に。電話中にいないはずの場所で地震が起こる。
小川洋子「電話アーティストの甥」亡くなった伯母の家の整理をしていて、発表していないアートを見つけた。相手の番号はみんな一緒。「電話アーティストの恋人」突然かかってきた電話。どうやら20年前になくなった祖父が毎年かけていた電話に関するものらしい。
篠田節子「別荘地の犬−A-side」別荘のガレージに迷い込んで来た犬。張り紙をする。「別荘地の犬−B-side」迷い犬」の張り紙を見る女。別れた夫の所に残してきた犬にそっくり。
唯川恵「ユキ」美人のユキ。眠るのが怖い。「ヒロコ」ブスのヒロコ。眠る時間だけが楽しみ。
堀江敏幸「黒電話−A」孫の誕生日のプレゼントに黒電話を送る。「黒電話−B」義父が息子の為に持ってきたプレゼントは黒電話だった。
北村薫「百合子姫」高校の生徒会副会長に淡い恋心を抱く高校1年生。「妖怪毒吐き女」その副会長の弟。
伊坂幸太郎「ライフ システムエンジニア編」仕事でトラブルがあり、友人が出るサッカーの試合を見に行けない「ライフ ミッドフィルダー編」試合終了後、その町に住む友人に電話する。
三浦しをん「お江戸に咲いた灼熱の花」時代劇を撮影中の美形俳優。恋人に電話する。「ダーリンは演技派」撮影中の恋人からの電話。
阿部和重「監視者/私」需要機密を持ち出した研究者の娘を見張る私。盲目の娘を自分の娘のようにおもう。「被監視者/僕」結婚を申し込んだ彼女は目が見えない。父のように自分もいなくなるのでは、と結婚を踏み切れずにいる。
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