スタンダール「赤と黒」

2007年12月26日(水) 23時28分
 

 もう最高!

 神学生でありながら、次々とお金持ちの女と道ならぬ恋に落ちてしまう美青年ジュリアン。
 貧しく、粗野な家族からもいじめられながらも、神経質で、勉強ができて、野心に燃える策略家でありながら、思わず純な心が溢れてしまうドジな若者。

 そして、ほとんど世間のことなんて知らなかったお嬢さん育ちで、3人の子持ちであるレナール夫人。 はじめて恋というものを知り、生きる喜びと悲しみを同時に知ってしまう。

 そして、またまた今度は令嬢マチルド。高慢で美貌の金持ちの娘。
 ギラギラした美しい瞳。恐ろしく高い自尊心。
 そして、一線を越えてしまったときの大変化。その行動力!

 この3人、恐ろしくも、素晴らしい!

 この本、相変わらず光文社の新訳文庫なのだが、1巻を読み終えて、2巻をどれだけ待ったことか。
 たぶん20回くらいは本屋の棚をのぞいた。

 1巻もワクワクドキドキして読んだんだけど、2巻はまたぶっとぶ。その驚愕のラストーーー!

 スタンダール先生ってのは、ぜんぜん一般受けなんか狙ってない。反道徳、反キリスト教、その中にどうしようもない情熱がほとばしる。これでもか!とばかり。

 今年はほんとに古典といわれる小説ばかり読んだ。そして、どれも面白かった!
 読み返した本もいくつかある。その中でも「赤と黒」はビカ1。
 もう一度読みたい一冊。野崎歓訳。
  • URL:https://yaplog.jp/nagayamagen/archive/47
コメント
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー 絵文字 プレビューON/OFF

不正な自動コメント投稿を防ぐため、チェックボックスにチェックをしてください。

利用規約に同意
 X 
禁止事項とご注意
※本名・メールアドレス・住所・電話番号など、個人が特定できる情報の入力は行わないでください。
「ヤプログ!利用規約 第9条 禁止事項」に該当するコメントは禁止します。
「ヤプログ!利用規約」に同意の上、コメントを送信してください。
ぐーさんも古典新訳のファンですか。ワタシも次なにが訳されるのか楽しみにしとります。字も大きいし。「失われた時を求めて」なんかどうかなあと期待してるんですが、どうでしょうね。
2008年01月06日(日) 17時13分
ぐー
わたしも、数ある新訳の中でも野崎歓さん訳の『赤と黒』は最高だった! と思いましたよ。解説も感動的でした。
「たぶん20回くらいは本屋の棚をのぞいた。」というの、すごくわかりました。そして、笑ってしまいました。
今年も古典を新訳で読んでゆきたいと思っています。
2008年01月04日(金) 8時55分
2007年12月
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
最新コメント
アイコン画像ボーダー
» 2017年08月03日のつぶやき (2017年08月04日)
アイコン画像長山現
» 2017年03月14日のつぶやき (2017年04月04日)
アイコン画像ドテチン
» 2017年03月14日のつぶやき (2017年03月15日)
アイコン画像ふーちゃん
» 2016年08月19日のつぶやき (2016年08月23日)
アイコン画像沖縄のみゆきです
» 2016年07月09日のつぶやき (2016年07月11日)
アイコン画像長山現
» 2016年02月14日のつぶやき (2016年04月02日)
アイコン画像善光寺クロ
» 2016年02月14日のつぶやき (2016年02月15日)
アイコン画像みゆき
» 2015年12月20日のつぶやき (2015年12月21日)
アイコン画像ピエロ
» 2015年12月06日のつぶやき (2015年12月07日)
アイコン画像善光寺クロ
» 2015年11月01日のつぶやき (2015年11月02日)
Yapme!一覧
読者になる