芸能と旅2

2011年01月28日(金) 3時35分


本日は、肉じゃがとひじきのサラダ。地味ながら、いい味。特に乾物料理は旅の必需品だから、もっとレシピが欲しい。

写真は、映りが悪くてよくわからないかもしれないが、子供らが丸公園と呼ぶところのイチョウで、まだ鈴なりに残っているギンナン。スーパーの袋を手にじっと見ていたら、オッチャンに声をかけられた。よほどモノ欲しそうに見えたらしい。

さて、昨日生産よりも交換が先に立つならば、定住より旅が先でもおかしくないというようなことを書いた。

昨年の旅の途中、地方の芸能が他に伝えられることで、旅の芸能、つまりプロの芸のが生まれたのではないかという考えもあったのだが、違うかもしれない。あのときは、地域の芸能こそが本家であり、流通する芸能はもしかするとニセモノかもしれないとも書いた。しかし、逆もありうる。

つまり、流通していく芸能を地が取り込み、分化させていった可能性もあるということだ。

芸能ではないが、人類そのものがそうだ。種として一つの人類だが、その地方性もある。これは、地方性が先に立つということはありえない。移動が先にあり、それが定着して分化し、人種や地方性としての姿になっていったわけだ。言語などもそういう可能性は大きい。芸能も、その可能性は高く、類似するイメージや物語は多い。

そうでなく感じられるのは、概念というものが固定化しやすいためだ。概念としてわかりやすいものが、まるで先立つかのように固定化される。

相対性理論においては、時間と距離に対して、速度が先に立つ。今のところ、光の速度はいつも一定であり、時間や空間の方が伸び縮みするということになっている。速度というのは、私たちは距離割る時間という計算の結果出るもののように考えがちで、時間と距離は固定的なものとしてイメージしやすい。それは、時間と距離が俯瞰的に考えられたものであるのに対し、速度は何かの速度であり、より主体的なもの、比ゆ的かもしれないが、実存的なものだからとも言える。

このようなことは、あらゆることに言うことができる。

交換と一口に言うが、交換(経済)の価値は、いわゆる儲けにあるのではなく、交換することによって得ることができる相手の喜びにあるという可能性がある。よく商売では、よろこんでくれるお客がいるからやめられないとも言う。すでにその時点で、儲け(ギフトともいう)は生じている。

モースは逆のことを言っている。早く手放さないと負の価値(呪い)が生じてしまうから交換するのだと。

呪いと願いを、ほとんど同じ言葉として考える私としては、これは同じことを言っているのだ。
  • URL:https://yaplog.jp/nagayamagen/archive/407
コメント
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー 絵文字 プレビューON/OFF

不正な自動コメント投稿を防ぐため、チェックボックスにチェックをしてください。

利用規約に同意
 X 
禁止事項とご注意
※本名・メールアドレス・住所・電話番号など、個人が特定できる情報の入力は行わないでください。
「ヤプログ!利用規約 第9条 禁止事項」に該当するコメントは禁止します。
「ヤプログ!利用規約」に同意の上、コメントを送信してください。
2011年01月
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
最新コメント
アイコン画像ボーダー
» 2017年08月03日のつぶやき (2017年08月04日)
アイコン画像長山現
» 2017年03月14日のつぶやき (2017年04月04日)
アイコン画像ドテチン
» 2017年03月14日のつぶやき (2017年03月15日)
アイコン画像ふーちゃん
» 2016年08月19日のつぶやき (2016年08月23日)
アイコン画像沖縄のみゆきです
» 2016年07月09日のつぶやき (2016年07月11日)
アイコン画像長山現
» 2016年02月14日のつぶやき (2016年04月02日)
アイコン画像善光寺クロ
» 2016年02月14日のつぶやき (2016年02月15日)
アイコン画像みゆき
» 2015年12月20日のつぶやき (2015年12月21日)
アイコン画像ピエロ
» 2015年12月06日のつぶやき (2015年12月07日)
アイコン画像善光寺クロ
» 2015年11月01日のつぶやき (2015年11月02日)
Yapme!一覧
読者になる