89 

October 19 [Fri], 2007, 3:45
美しい夢ばかり喰って生きていた
我慢できずに他人の夢まで喰った

どうしようもなく孤独な夢を観て
為す術も無く毒を喰らった

本当に欲しかったものは何
本当は喰らうのでなく一つになりたかった。

88 

October 19 [Fri], 2007, 3:33
きちんと貴方を殺してあげられたら良かったのだけど
それで満足すれば良かったのだけど
やっぱり出来なくて
殺せなくて

結局出来上がったのは、歪な人形
僕を見て、僕を見て
ねぇ笑って?
どうか僕を許して
ねぇお願いだから、

87 

October 14 [Sun], 2007, 21:50
この世の全てに爪を立てて引っ掻いた
傷口から血が溢れて世界は赤く清められた
死んでしまった子供達からは何も産まれなかった
生きている子供達には白い花が咲いた

86 

October 10 [Wed], 2007, 22:24
生きているというのはそれだけで途方も無い苦しみの上に築かれた足場なので私は生きている人は皆凄いと思う。とか言ったら多分ほとんどの人は自分のことを凄いとか苦しいとか思っていないと言うだろうし思うだろうし怒るかもしれないし、君はちょっと卑屈なんじゃないかなと遠慮がちに憐れまれるのがオチなんだろう。
要は物事は見ようだという事で、私だって別に他人が自分と同じような価値観を持っているなどとは思ってないという前提の上での戯言を敢えて、前戯無しに言っただけである。

85 

October 08 [Mon], 2007, 11:24
死んだ時私は10歳で
生き返った時には14歳になっていた。

その間も生きていたような事を皆は言うけれど
私は確かにあの日パパに殺されたのを知っているから信じない。


(手錠、注射器、私の部屋、優しい声、いつもと違うパパ)

死んでいる間はずっと夢をみていたの
覚えてないわ、だって夢だから。

84 

October 06 [Sat], 2007, 22:11
階段はどこまでも続き足はもつれ追跡者はすぐそこまで迫っている

出口は無く開けても開けても次の廊下が広がり
開かない扉には鍵穴さえ無い

反撃の凶器を翻したところでいつも目が覚める

83 

September 30 [Sun], 2007, 20:44
お前は鏡を見て喋れば良い
お前が蔑む人間と何ら変わりはしないのだと思い知れば良い

捕らわれのお姫様は王子様が来るのを待っておりました。
自分はお姫様では無いし王子様など存在しない事は忘れました。

82 

September 30 [Sun], 2007, 20:37
自分を省みて凡人である事に安堵する。
天才を見てはその不幸さに胸を撫で下ろす。
憧れていた。そうなりたかった。出来なかった。苦しかった。

不幸になっても良かったから欲しかった。
不幸になりたくはなかったが犠牲は仕方が無いだろう

81 

September 20 [Thu], 2007, 23:27
他人は自分の鏡だと言う。成る程自分から見ている他人というのは誰も彼もが自分に似ていて、重なっていて、同調していて、一緒に居ると気分が良くて、一緒に居すぎると気持ちが悪くなるものだと思う。
けれどそう見えるのは自分自身の願望だと言う。それもまた、成る程だと思う。
昔からよく見る夢がいくつかあるけれど、その中でも群を抜いて頻繁に観るのが「鏡を見ている夢」がある。鏡の中の自分はいつもどこか不恰好だったり醜かったり”自分と全然違っていて”私自身に衝撃を与える。その夢が何を意味しているのか私は知らないし知ろうとした事も無い。
現実においても自分の姿というものは鏡の中でしか確認する事はできないが、映す鏡によっては随分違うものが映る。それが真実なのか虚実なのかは客観性を持たない私達には判断できない、
ギリシャ神話の中で一番好きなナルキッソスの逸話は、「ヘラに呪いをかけられたナルキッソスが森の中で美し過ぎる少年に出会い恋をするけれど、彼に口付けようとするとその少年は見る間に消えてしまう。彼も自分を焦がれた瞳で見つめているのに。」と、その美しい少年は湖面に映ったナルシス自身だというそんな話で、結局湖面に魅せられた彼は死して水仙に姿を変えるまで”彼”の傍を離れない。

80 

September 09 [Sun], 2007, 18:07
プロメテウスは天から盗んだ火を人間に与えた神であるけれど、彼はその為にゼウスの怒りを買う事になった。
彼は岩に鎖で縛り付けられ、腹を裂かれ、飛んでくるハゲタカに肝臓を食わせるという罰を科されたが、不死の身体の持ち主である事が災いして夜がくる度に彼の身体は再生し、朝がくれば再びハゲタカの餌食となる。
それはヘラクレスが彼を助けるまでの3万年の間毎日繰り返される罰。



死ぬことすら許されない、残酷な罰。
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ラプンツェルは髪を窓の外に垂らしながら、誰にも聞こえないくらい小さな声で呟きました。

「ねぇ王子様、服がきつくなって着られなくなってしまったのはどうしてかしら」

入り口も階段も無い、高い高い塔。
あなたが窓枠に手を掛けるより前に、髪を切って落としてしまいましょうか。

そうしてまた髪がのびるまで、孤独という罰を受けましょう

「さようなら」
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