蔵王温泉 外湯めぐり 上湯共同浴場

October 11 [Sun], 2009, 0:02
蔵王温泉 上湯共同浴場
蔵王温泉 外湯めぐり その1

 蔵王連峰の西山麓に広がる蔵王温泉には、上湯、下湯、川原湯、3つの外湯があります。山形県下において、数ある温泉場のうち、もっとも古い歴史を有し、国内でも最古参のお湯のひとつとして、その昔は、高湯(たかゆ)と呼ばれて親しまれてきました。そんなところから、蔵王温泉街の目抜き通りである=高湯通りでは、その坂の上のほうに上湯共同浴場があり、通りの坂下には、下湯が、そのなまえを表すようにしてあります。

 上湯共同浴場がある場所は、温泉街でも比較的高台となっている地域の入り口に位置し、さらに階段を上ったところには、温泉神社とおぼしき=酢川神社がある、その参道前にあります。山小屋風のしっかりとした木造りの大きな建物で、高湯通りを散策していると、その通りの高みに見えてくる目立った共同浴場です。

 現在、外湯のそれぞれが、異なった源泉を使用しており、その趣きにおいて、微妙な違いもあって、ともかく非常に素敵なお湯であることは間違いありません。

 この上湯共同浴場、入口こそ、手狭に見えますが、中に入ってみると、浴室は、3つの共同浴場のなかで1番広くて、お湯は熱くて長居はできませんが、けっこう、ゆったりした印象になります。

* 山形市蔵王温泉45-1 無休
朝6:00〜22:00 
(朝夜ともに、指定時間になりますと入り口の鍵が自動ロックにて開閉するシステム。)

* 入浴料金=200円で、入り口の料金箱へと喜捨する仕組み。なお、共同浴場の使用について、蔵王温泉街の宿泊者は、宿の浴衣着用での来場もしくは、宿泊所で発券された入浴協賛優待券を使用することで、料金は免除されます。上湯共同浴場 : かつては、高湯のなまえを有した、蔵王温泉。その名のとおりに、名湯のお湯は、高温、どこも熱い。その例にもれず、上湯共同浴場のお湯も熱い。

 自分にとって恒例ともなっている、早朝の湯めぐり、今回は、朝6時開湯と共に、外湯巡りを決行しました。3つの共同浴場を同時に廻って、やっぱり、どの外湯も、それぞれの良さを持ってるように思えます。

 温泉は、いきものです。ことに、源泉の湧出場所と引き湯との距離関係から、どこでも同じというものではなく、硫黄をはじめとする成分の変化は、そのときどきに、微妙に作用しつつ、変化する温泉の良し悪しを決定づけます。そして、また、それを管理する側である。人間のさまざまな駆け引き・思惑等によって、温泉も時代の推移とともに、変化を遂げていきます。

 温泉場には、変わらぬものと、変わり行くものが交差し、さまざまな色合い模様を魅せていくものです。蔵王温泉街は、狭くもなく、かと言って、散歩がてらに回れないほど広くはなく、丁度いいぐらいのコンパクトにまとまった、きれいな温泉街であると思います。

 それぞれの旅館が、独自源泉を有し、宿泊も魅力的であり、また、観光で訪れた際にも、食べる場所もそれなりにあり、また立ち寄り湯も可能な温泉街で人気があります。

 源泉 : 大湯1号(平成21年5月分析表示より) ☆☆☆
泉質は酸性・含硫黄・アルミニウム・硫酸塩・塩化物温泉  加水あり。
浴場のすぐ真後ろに源泉枡があり、その下から自然湧出(自噴)しているみたいです。

 白くて細かな湯華が多数舞っておりますが、鮮度もよく、白濁はしていない、透明なお湯が、たっぷりと大きな総木造りの浴槽に、贅沢に、かけ流しされています。加水は、そのつどされていますが、こちらは、熱めのお湯設定みたいで、タイミングによっては、入れないくらい熱い時もあるみたいでした。

 蔵王温泉は、秋田の玉川温泉に次ぎ、全国番付2位の強酸性につき、ともかく酸っぱい!だから、うっかりと顔など洗おうものなら、目に入って痛い思いをするので、要注意。お湯は、3つの外湯のうちで、一番熱いので、心臓への負担があり、長くは浸かって居られませんが、硫黄分の存在が弱いのでしょうか、肌への刺激という点では、さほど感じませんでした。なかなか、良いお湯です。

 3つの外湯のなかでは、広々として開放的な浴室、浴槽の広さで、おススメできますが、熱いのが苦手な人には、向かないかもしれません。それにしても、同じ蔵王温泉のお湯、下湯共同浴場のお湯とも、目の前にある=おおみや旅館のお湯とも、まったく違っています。奥が深い、蔵王温泉。

 * なお、この上湯共同浴場の左裏手、階段脇には、ここいらの湯の小川を堰き止めただけのような、きわめてワイルドな、あるいは急ごしらえのようにも思える熱めの足湯が配備されており、無料で浸かることも可能です。

*******

メモ : 蔵王温泉には、47箇所もの源泉があるそうなのですが、湧出場所及び引き湯の場処等から、おおまかな括りでは、5ブロックに分類。今回の訪問では、7箇所に浸かっていますが、大まかな分類群で、うち下記3タイプを体感して、@が、そのままだと、かなり身体にキツイ体感 Aは、薬効あらたかで温まり効く。Cが、いちばん、身体に馴染み易くて、個人的には、イイ感じでした。Bの源泉群以外は、いくら入っても、浴後は、さっぱりして、放射冷却状態で、身体が冷えます。

@須藤見町源泉群 : 上湯共同浴場&近江屋・高見屋・壽屋・中村屋・
わかまつや各独自源泉他高湯通り旅館利用

A川原湯源泉群 : 川原湯共同浴場及び、
かわらゆ旅館、緑屋、ゆぎり荘、ろばた源泉など(それぞれ単独使用)。

Bシンド沢源泉群 : 蔵王大露天風呂

C蛇荒川源泉群(一度川上流) : 下湯共同浴場&蛇荒川組合・後藤組源泉・ル・ベール蔵王・源七露天の湯他利用

D湯左ノ沢源泉群(三度川上流) : 湯左ノ沢組合源泉・国際ホテル・アストリア・ヴァルトベルグ他利用

* 以上、ル・ベール蔵王の”蔵王温泉在住河童”さんのサイトを参考にさせてもらって作成。
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>おおみやさんに泊られたのですね。地形に接して建物が建てられて増改築されてるので、いささか煩雑なのが大方の蔵王なんですが、お湯も、それぞれの場所から湧き出でて、実に多彩です。街じゅうが硫黄の香りで充満した、好い温泉街です。

by 桃猫 February 17 [Fri], 2012, 23:19

今朝ここに入ってきました。因みに裏のおおみや旅館に泊まりました。
温泉は殆ど入らないので、洗い場が無いということすら知らずに入りました。

非常に良いお湯でした。数少ない温泉歴でも、一番硫黄分が強かったのではないかなぁと思います。

by よだれいぬ February 17 [Fri], 2012, 22:34
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