ファッションヒストリー

August 01 [Wed], 2012, 10:12
ファッションの謎、シャツの打ち合わせ。
着物の打ち合わせは男女共に左上。ご存知の方の方が多いかも知れないですがシャツの打ち合わせは男性は左身頃が上(ボタンが右身頃)女性は右見頃が上(ボタンが左身頃)になっています。
しかし右利きの人は左身頃が上にきた方がボタンをかけやすいものです。しかし利き腕は男女の差はなくやはり右利きの女性が多い世の中。

ではなぜ女性用のシャツは右上なのでしょうか。
まずボタン文化はアジアから伝わった物なのですがこのボタンがヨーロッパに伝わった時アジアでは右上左上男女どちらかと言うことはまだ決まっていなかったのです。

ではなぜそれが分かれたのかというとヨーロッパではボタン付きシャツの様な仕立てた衣服を着られる女性は上流階級の婦人だけに限られていたそうです。
そういう上流階級の女性は自分で衣服を着ることはせず召使いたちに着せてもらっていました。
そのため女性用のシャツのうちあわせは本人が着せつけやすいようにではなく召使いがボタンをかけやすいように左前に作られた。という訳です。
しかしこの打ち合わせのお話には男性が右上になると左腰にさした刀が引っかかる場合があるという理由や男性がボタンを脱がせやすいため。
なんて素敵な理由もあり(笑)諸説あります。

しかしまぁ最初に言った理由が有名でやっぱりこれが起源なのかなと調べるのをやめようかと思った時、この理由が一番正しいのでは。と思える様な新事実を突き止めました。
その理由が…ヨーロッパでも男性が左上、女性が右上という事がそれほどハッキリ決まっていたわけではないと言うのです。

今お話していたのは13世紀とかそこらへんのお話でしたが皆さんご存知ナポレオンという人物がいらっしゃるでしょ。彼は18〜19世紀の人物ですが、彼の肖像画を見ると、シャツの打ち合わせが右上左上どちらのパターンも描かれた物があるのです。
上記に挙げた理由から500年以上の時が経っているのにそれって変じゃありませんか。

ではいつから何故そうなったのでしょうか。
それは18世紀末に出版された服の仕立て教本で定着していったようです。しかし決定的に定着したのは雑誌。
1892年に創刊されたアメリカオシャレなファッション誌で男性が左上のシャツを女性が右上のシャツを着たヴィジュアルが掲載されていたことからそれが一般に広がり定着したというのがおそらく真相だろうとのことです。
ファッションの起源や歴史が好きでよく調べてます。
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