在宅介護者:4人に1人が「抑うつ」状態… 

2006年05月04日(木) 22時46分
在宅で介護を担う人の4人に1人が、うつ病の代表的な症状である「抑うつ」状態にあることが、厚生労働省の研究班による調査で分かった。高齢者が高齢者を介護する「老老介護」の場合、介護者の約3割が「死にたいと思ったことがある」と答えた。研究班は「在宅介護の推進には、介護する人の心のケアが欠かせない」と指摘している。

 調査は昨年6月、「介護者の健康実態に関するアンケート」として実施。民間の在宅介護支援サービスの利用者約5万1000人を対象に行い、8486人が回答した(回収率17%)。65歳以上の高齢者が59%と約6割を占め、高齢化社会の進展の中で、老老介護の現実が浮かんだ。

 ◇約3割が「死にたい」

 現在の心の健康状態を「健康」「まあ健康」「やや不調」「不調」の4段階で尋ねたところ、65歳を境に「不調」が急増し、「やや不調」と合わせると4割を超えた。75〜84歳では48%が「心が健康ではない」と感じていた。

 うつ病傾向を見る国際的な指標「自己評価抑うつ尺度」(SDS)を使ってさらに詳しく調べたところ、全体の23%が軽度から重度の「抑うつ状態」だった。65〜74歳が最も高く27%に達した。

 また、「死んでしまいたいと思ったことがある」(「少しある」を含む)と答えた介護者の割合も、65歳以上で約3割にのぼった。65歳未満では2割前後に過ぎなかったが、10ポイント近く上回った。

 しかし、実際にうつ病の治療を受けている人は、全年代を通して3%台と少なかった。

 主任研究者の保坂隆・東海大教授(精神医学)によると、SDSで「抑うつ状態」と判定される割合は通常、健康な人の2〜3%、がん患者で約20%程度という。

 うつ病は退職、引っ越しといった環境の変化や、強いストレスに長期間さらされることが引き金になる。薬で完治するが、適切な治療を受けないままだと自殺につながる可能性もある。

 保坂教授は「介護者はある意味で自殺のハイリスクグループといえる。孤独になりがちな介護者を、地域ぐるみで支える仕組みが必要だ」と指摘する。【元村有希子】

毎日新聞 2006年4月30日

在宅介護の65歳以上、3割「死にたい」感じる 

2006年04月20日(木) 22時59分
高齢者らの在宅介護を担う65歳以上の介護者の約3割が、「死んでしまいたい」と感じたことがあることが、厚生労働省の研究班が実施した全国8500人の介護者アンケートでわかった。高齢者による介護の精神的負担を示すもので、社会的な支援のあり方が問い直されそうだ。

 調査は、東海大学の保坂隆教授(精神医学)を主任研究者とする研究班が実施。民間の介護サービス会社を通じて昨年6月、高齢者らを自宅で介護する介護者5万人余に用紙を配布、回収した8486人分を分析した。

 分析結果では、「死んでしまいたいと感じることがあるか」の問いに、65歳以上の介護者の29〜32%が「ある」「少しある」と回答。64歳以下では17〜22%だったのに比べて10ポイントほど高かった。介護者の半数以上は1人で介護をしており、被介護者の平均年齢も約9割が65歳を超えている。「老老介護」の厳しい実態が浮き彫りになっている。

 質問には、SDSと呼ばれるうつ状態の自己診断表を含めており、その結果からうつ状態と疑われるのは平均23%と、4人に1人。特に65〜74歳が27%で最も高く、75〜84歳と35〜44歳がいずれも26%と続いた。「すべてを面倒に感じる」人は50〜68%で75〜84歳が最も高かった。

 心身の不調のため医師の治療を受けている介護者は、64歳以下の3〜5割台から、65歳を境に8〜9割台に急増している。

 保坂教授は「ケアマネジャーら介護関係者にうつに関する基礎的な教育を実施し、地域の精神医療につないでもらうなど、支援が必要だ。また介護を1人で抱えるのでなく周りが支える仕組みや同じ介護者同士で支え合うのも有効ではないか」と話している。

介護殺人について 

2006年03月12日(日) 21時41分
今日新聞の整理をしてて介護殺人の記事を見つけた。

2005年12月2日 朝日新聞夕刊より
祖母刺殺容疑 43歳の孫逮捕 堺、「介護に疲れ」
 1日午後7時10分ごろ、大阪府堺市草尾の薬局店経営の男性(75)から、男性の長女が祖母を殺したという通報があった。黒山署が駆けつけたところ、1階居間で男性の母親の豊田房子さん(97)が背中に包丁が刺さった状態で倒れており、まもなく病院で死亡が確認された。同署は2日未明、男性の長女(43)を殺人の容疑で逮捕した。調べに対し長女は「介護に疲れたので刺した」と供述しているという。


この被害者である97歳の祖母はそれほどの在宅サービスを受けていたのだろう。
在宅サービスと一言で言っても様々だ。
私がデイサービスセンターに実習で行ったときも思ったけど、
家族の中でデイサービスに対する意識のズレがある。
家族が行かせたいと思っていても本人がイヤイヤ行くパターンもある。
本人が「行きたい」と感じるデイサービスはどのようにすればできるのだろうか。
1つにレクリエーションだ。
レクの質の高さが自発的なデイサービス利用につながる。

この孫のように、今限界を感じている介護者はどれくらいいるのだろう。
その人たちにどのようなアプローチをすればよいのだろうか。

そもそもこの「限界」ってアバウトだ。
在宅で見ることができなくなった→施設は限界なのだろうか。
上の記事の内容は孫の中では限界だったのかもしれない。
でも社会的には限界ではないと思う。
それは他に何か手段があったから。

どのようにすれば介護者は介護疲れを軽減できるサービスを受けられるか。
このサービス(=サポート)は身近な人ができるもの、行政ができるもの
いろいろとあると思う。

どのようなことが足りなくてこのような問題がありこのような事件がおきたのか。
どのような支援が必要だったのか。
しっかり考えていかなければならない。

終末期について 

2006年03月09日(木) 9時23分
病気が治る見込みがない終末期になったときに
「自宅で最期まで過ごしたい」って思う人は全体の8割なんだそうだ。
日本ホスピス・緩和ケア振興財団(大阪市北区)の調査。

うん。やっぱり最期まで自宅で過ごしたいよね
でも家族に迷惑かけたりするのも悪いし…とか考える人が多いみたいで
実現可能だって考えている人は2割しかいないみたい。

母に「終末期になったら自宅で過ごしたい?」って聞いたら
「ん〜、自宅で過ごしたいけど…
家族に迷惑かけるんだったらホスピスもいいかなぁ」だって。

家族が負担に思わないように、看病や介護されている人が
悪いなぁと思わないような体制があったらいいのにね。

老健のサテライト 

2006年03月08日(水) 21時15分
老人施設が在宅復帰を支援。

厚生労働省は医療と介護の両方が必要な人のための
老人保健施設について医師の配置がない定員29人以下の
小規模老人保健施設を2006年4月から介護保険の対象にするそうです。
利用額は普通の老人保健施設と同じ額でいいみたい。
でも利用は180日までらしい。

ん〜半年かぁ。それまでに自宅の方を何らかの形で
変えておいて在宅生活ができるようにしようねってことなのかな。
施設設置基準も人員配置もゆるいみたいだし。
在宅に復帰することを支援していくってことはいいことなのかな。
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