西瓜糖の日々

June 24 [Thu], 2004, 16:08
河出文庫 「西瓜糖の日々」
著:リチャード・ブローティガン
訳:藤本和子

幻想的で詩的。すべてが西瓜糖でできた穏やかな世界で暮らす“わたし”とその住人たちの静謐でどこか喪失感のある物語です。かなり暴力的なシーンがあるにもかかわらず、この小説には“静謐”な空気が流れています。まるですべては物語。おそろしく閉鎖的な美しさ。

「いま、こうしてわたしの生活が西瓜糖の世界で過ぎてゆくように、かつても人々は西瓜糖の世界でいろいろなことをしたのだった。あなたにそのことを話してあげよう。わたしはここにいて、あなたは遠くにいるのだから」

そう語りかける“わたし”。
読みすすめると本当にかつて私もそこにいて、曜日によって違う太陽の色を感じ、西瓜鱒油のランタンで照らされた食卓を囲んでいたのかもしれない・・・そんな気になります。

ゆっくりとした音楽を聴きながら、やわらかな少し甘いお酒と一緒にどうぞ。


むずかしいトラックバック

June 24 [Thu], 2004, 10:43
初トラックバックに挑戦してみました・・・・が見事に撃沈。

私にトラックバックされた方、本当に申し訳ありません。

ヘルプを頼りにやったはずなのに・・・コメント3件、トラックバックも3件・・・
あんなにシンプルなヘルプなのに。理解能力がないのか私にはシンプルすぎるヘルプかも。
きちんとこなしてるみなさんはすごいと思います・・・
どなたかやさしく教えてください。

うたかたの日々・日々の泡

June 23 [Wed], 2004, 15:01
ボリス・ヴィアンです。

“デューク・エリントンの音楽とかわいい女の子との恋愛以外、世界はすべて消えてしまえ”

冒頭はそんなことばで始まります。
 お金持ちの青年コランと美しい娘クロエを中心とした3組のカップルのシュールで美しく残酷な恋の物語。
 光に包まれて暮らしていた幸せに満ちた日々が、クロエが肺に睡蓮の花が宿る病気にかかってしまってから少しずつ加速をつけて壊れていきます。
壊れていく生活とともに光を失い縮んでゆく部屋。哲学者パルトルに洗脳され作品を買いあさるシックを助けるために、街中の本屋に火を放ち、パルトルを“心臓抜き”で殺してしまう恋人アリーズ。
 ラスト近く、コランが「明日死ぬ人のリスト」の中にクロエの名前を見つけるところは、ぞっとするほど悲しい。

ちなみに
 早川文庫からは「うたかたの日々」伊東守男訳
 新潮文庫からは「日々の泡」曾根 元吉訳
 宝島社からは漫画「うたかたの日々」岡崎京子

として出版されています。
読感は好みだと思いますが、「うたかたの日々」は多少読みやすく、「日々の泡」は表現が緻密のような気がします。漫画は省かれたエピソードもかなりありますが、岡崎京子の世界とヴィアンの世界がうまくとけあっていると思います。

フレンチジャズを満たした部屋で強いお酒を少しずつのみながら、どうぞ。

ゲンスブール

June 20 [Sun], 2004, 15:13
セルジェ・ゲンスブールを聞いています。
散歩から帰ってシャワーをあびて、冷たいビールをのみながら。
「ゲーンスブールからゲーンスバールへ 〜ゲーンスブール・メモリアル」
という追悼ベスト盤のようなCDです。これは10年以上前に買ったもの。
彼の訃報が流れたとき、「また時代が終わったなぁ・・・」なんてコドモのくせに思った記憶があります。

シニカルで孤独で、エロ。やる気のない真剣さ。

何かのインタビューで「人嫌いで女嫌いだから女が必要なんだ。だから女を抱くんだよ」って言ってたのを聞いたことがあります。矛盾してるけど、筋が通ってるようなことば。ジターノの煙草を吸い続けるのは緩やかな自殺、とも。



夏木マリ

June 14 [Mon], 2004, 23:30
NHK「ふれあいホール」の公開録画へ。
妹のお誘いで夏木マリのライブです。
酒場が似合うひとですね。フランスとかドイツの女優みたい。
小西康陽の短編映画のような曲を歌いこなせるのは日本だと他にはなかなかいないと思います。
女優として歌手を演じているようなうたい方は、夏木マリだからできるんじゃないかな。
ただ、やはりNHK。
いつものライブとは少し違うイイコな感じでした。
7/2のOAのようです。
興味のある方は、BSでどうぞ。

cinema wedding

June 12 [Sat], 2004, 12:41
 夫が編集した私たちの結婚式&パーティのDVD“cinema wedding"が完成しました。
構想1年、編集3ヶ月。
 私たちは映画を通じて出会って結婚したので、結婚式のテーマは“映画”。 家族や友人たちにも協力してもらってふたりでこだわりぬいた大切な1日です。
 
宝物がまたひとつ。



YES オノ・ヨーコ展

June 05 [Sat], 2004, 23:57
オノ・ヨーコの作品は、すべて彼女の一部。
においや息づかい、肌の感触が感じられる気がします。
子宮のなかで生み出された作品というか。
極めて女性。

「FLY」という作品の彼女の声。
とても響きました。
私の女性に。

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サン・ジョルディの日生まれ。
いい夫婦の日に入籍してヴァレンタインデイの翌日に挙式した夫とふたりぐらし。
うたかたの日々をのんびりゆっくりと。

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