美しい民族
2009年10月15日(木) 2時13分

イタリアに暮らしててちょっと違和感を感じるのは、どーもこの国、「美醜」の差をですね、まるで「善悪」のように妙に重要視いたします。
究極に言いきっちゃうと「美しければすべて良し。」
世界的に見てもミスコンの存続がいろいろ話されているのに、イタリアはミスコンがものすごく盛ん。
ミス、ラツィオ州にミス ローマ市、ミス フォトジェニックにミス シネマ。
ミス イタリアにミス イタリア in world。
あらゆるものにミスコンがある。
このin worldというのは海外に移民したイタリア人の子孫のミスコン。
ひいお祖父ちゃんがイタリア人なんていう女のコたちが世界の美を競う。
この夏はここ鉄の丘でも第一回ミス鉄の丘コンテストが開かれ、友人たちの娘が美を競い合った。
よっぽど頭が良いとか特殊な技能があるとかじゃない限り、就職まできれいか不細工かであっさりばっさりと選択されるんである。
ここイタリアは美しいということにとても優先権を与えている国だと思う。
やっと英語コースの教材の仕事が一段落したこの春、次の企画、イタリア語コースの仕事が始まった。
同じような語学の教材だしお仕事をもらった先は同じ会社だし、英語コースで使用したイラストたちをそのまま活かし作業時間短縮を図ろういうことだったが、コラボ仲間のロベルタが「えええええ! わたし嫌よ! この企画にはもっと素敵なイラストが欲しいわ。だってこのイラスト、みんなしもっぷくれでなんかイスラム教信者みたいなんだもの。私たちイタリア民族はもっと美しいのよ!」という一言で内部で少々もめたことがある。
経営者の見解「イタリア民族の美しさより製作期間短縮が需要」
もめ事勃発提案者ロベルタ「だってわたしたちって美しいもの! ミカのカレンダーみたいなイラストが私は好き!」
イラスト担当ミカの頭の中「しもっぷくれなこの顔、イスラム教信者と言われたら、確かにそういうイメージってあるかも・・・・・でもイラストたちって制作者に似ちゃうから私が描くとどーしてもしもっぷくれになるのよ。それにカレンダーみたいなタッチのものを500枚以上描くのあーたどんだけ時間がかかるかコスト計算ができてないわね・・・・・。」と仕方が無いので間をとって、新しくイタリア語コース用の主人公たちをデザインし、英語コースで使ったイラストとも兼用で新しいイタリア語コースは作業することに決めた。
(その後は鼻の大きさでもめたが)

しかし・・・・ロベルタよ。あなた言い切りましたね。イタリア人は美しいって。
とっても平面な体とお顔の持ち主である日本人の私から言わせていただくと確かにイタリア人は・・・・・・醜くはない。
美しい人は、ひゃああああああああ天はこんなえこひいきをしたのかっ!!!と思うくらいきれいな人もいる。
が・・・・・その反面というか、あちゃ・・・・・・という方たちも多いというのがイタリア人の美しさへの正しい批評ではないかと思う。
そう中間層が薄いというかすっごい美しい、可愛いからあららららという差が激しい。
それにイタリア人の美しさの賞味期限はかなり短い。
10代、20代はもうすっごいきれい、可愛いコたちが多い。
男のコはしっかり胸筋ありーの、腰が細くて、涼しげな水色の目で黒い髪なんて思わず生物で習った優性 劣性遺伝子を考えちゃったり、女のこたちはポン キュ ポンだし。
ところが・・・・カルシウムが多い水が悪いのか運が悪ければ20代半ばで薄毛に悩まされる男子たちも多い。
きりっとした顔にスキンヘッドもなかなかだけど。
30代になると女のコたちはいきなりでっぷり腰回り、オナカ周りが分厚くなっていき、白髪が始まる。
肌が日本人と比べると保水能力がないのでしわや垂れの問題もでてくる。
イタリアで生きるということは結構精神的に強くないとやって行けないので、中には百戦錬磨ですね? お母さん?という感じのものすごーく怖い顔のおばちゃんも多い。(日本の50代、40代の人の方が温和な顔をしている)
こう考えると期間限定の美しさだからこそ余計にきれいなんだろうか?って意地悪?
イタリア人は古代からいろんな民族の混血だ。
確かに混血だといろいろ優秀な遺伝子が出てくるんだそうだけど。
美しい民族であることはあるけど・・・・・「でも」もついてしまう民族だ(笑)
4ヶ月待ってやっとテラスに置く応接セットfが届いた日の夜、ここは大雨になった。次の日、もう乾いただろうと思ってテラスでコーヒーなんて飲んで和んでいたら、どうやらソファーの奥がまだ乾いていなかったらしく、しばらくしたらお尻がびしょびしょになってしまった。
うーん、困った。着替えはパジャマしかない。
そーだ!相方のジーンズを借りちゃおう!
腰まわりはぶっかぶかだけどベルトでずり落ちないように締めればいいとウォーキングクローゼットから奴のジーンズを引っ張り出す。
「ちょっと!!!!! それ! 俺のおNEWのジーンズじゃん!」とぶーたれる相方にふふんっ!と鼻息荒くモデル立ちをしてみせる。
どーやら私が意図したことには奴は気付かなかったようだけど、私はですね、一言言いたかったのよ。
私と相方は20センチの身長差がある。
おまけに私は世界に名高い短足民族である大和民族出身である。
が・・・・・奴のおNEWのジーンズは私の足の長さにぴったりだった。
そう、イタリア人は美しい民族であるが、意外にも足が短い民族でもある。

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