This is it

November 03 [Tue], 2009, 0:56
数日前に彼の最後の映像を見てきました。
悲しかった。

もう少し、自分の中で感情がこなれて、うまく消化されるまで、文字とかネットどころか、声に出して感想を言おうなんて思ってなかった。
そう、追加公演が決まったらしいんです。
二週間、猶予が増えたってこと。

マイケル・ジャクソンの熱烈なファンではありませんでした。
CDも一枚も持ってないし、レコードも、ね。

彼と仕事で深くかかわった(そしてその作品は大ヒットした)人と親しくなって、彼の表舞台以外のことが、ときどき会話の中に入っていた。
ゴシップ面ばかりがクローズアップされていて、作品を評価するマスコミは少なく、わたしに至っては「ネバーランド」が何を指すのかも知らなかった。

男児に対してよからぬことをしているという風評くらいで、とにかくスターで、家族でデビューして、一番才能があって、妹はジャクソン5には入っていないジャネットだってことくらい。

音楽はジャネットのほうが好みに合っていた。
同性だからなのかもしれない。
TOGTHER AGAINやANYTIME ANYPLACEはずっと名曲だと思ってます。

彼がなぜ豪邸を作ったのか。
映画館や遊園地を敷地に完備して楽しんだか。

子供として過ごせなかった時代は帰ってこない。
お金で買える虚構だと馬鹿にする他人もいる。

自分が二十四時間、自分と違うイメージだけで動く。
作り上げた自分から解放されるには、あの豪邸は必要で、自分のことをくすんだ色のついた目線で見ない純粋な子供たちと過ごしたかったのがなんとなくわかる。
大人と過ごし、ショービズだけで、普通の少年時代が損なわれたら、疑似体験であっても取り戻したいと考えるのはおかしなことではない。

断言できる。

普通の子供時代は帰ってこない。
一瞬でもマイケル・ジャクソンというスターじゃない素の自分をさらけ出すのが何がいけないんだろう。

映画はファンのために作り上げる「非日常」のための地道な作業が詰まってます。
編集されていても、彼の誠実で謙虚な人柄はファンじゃなくても伝わってくるはず。

ひとつ、気になったことといえば、ステージ上でジャクソン5のリハのときに、遺産相続の対象から意図的に外されていた親族の名前を言ってました。
仕事では感謝するが、息子としては認めたくない、と聞こえてきて、それだけでも心苦しくなります。

自分で家族は作れるけど、生まれてきた最初の家族は選べない。
彼にとって、幸福な家族は・・・・・・本人にしかわからない。

映画を見ていると、痩せた身体でよくあれだけ動いて、指示を出して、歌って……
リハ自体が奇跡。
あんなにやつれた姿で踊れるのは、本当に最後だったんですね。

ラストショー。
SEE YOU JULY!

彼が生きていたとしても、もう、最後だったんだと、画像を見ていると誰でも感じ取れると思います。

もう充分だよ。
生き急ぎすぎて、手の甲ですら、痛々しかったです。
スターはスターのまま居続けるのは、正直すぎる人にはとてもつらい。
彼はスターだけど、ひとりの人間でお父さんなんだから。
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