自前のクラウド構築が可能な『iOS』アプリ『PocketCloud』

October 12 [Thu], 2017, 14:43





Apple が間もなく提供開始予定の無料クラウド ストレージ サービス『iCloud』には大きな期待が寄せられている。一方で、長年「ダム端末」を手がけてきた Wyse Technology が『iOS』用アプリ『PocketCloud』の更新版『PocketCloud 2.2』をリリースし、クラウドという概念に新たな解釈を加えている。同社によると、このアプリを使うことにより、ユーザーはパソコンや『Mac』のハードドライブのストレージを使い、セキュアなパーソナル クラウドを作成できるという。

今回の更新版では、月額1ドルを払えば、『iPhone』や『iPナイキ エア マックス 95d』とパソコンや Mac の間で、あらゆる種類のファイルを無制限に共有することが可能だ。Wyse ではこの機能について、サードパーティのクラウドサーバー上にファイルを保存するよりも、はるかに安価でよりセキュアな方法だと述べている。

同社によれば、これ以前のバージョンの PocketCloud のダウンロード件数は既に150万件を超えているという。さらに PocketCloud は、エンタープライズ サーバーおよびデータへのセキュアなアクセスとともに、Mac や『Windows』のほか、仮想デスクトップの完全な遠隔制御機能も持っているとのことだ。

PocketCloud の他にも、ユーザーが自身のハードウェアを使ってクラウドを作成できる iOS アプリは存在する。たとえば、『Pogoplug』というアプリも同様の機能を持つ。ただし、通常のクラウド サービスに重要なファイルを保存することと比較して、自身のハードウェアを利用することには潜在的なリスクが伴う。ファイルを保存していたハードウェアが (火事やその他の災害で) 破損し、重要なファイルのバックアップを別のドライブやクラウド サービスに取っていなかった場合、それらのファイルは失われてしまう。大多数のクラウド サービスでは、このような事故が発生する可能性は低い。