「暴走!原発をどうする」記録編796小泉・細川氏、函館市長と会談  

October 29 [Thu], 2015, 21:05
経産省前テント小屋

小泉純一郎、細川護熙両元首相が29日、北海道函館市を訪れ、大間原発(青森県大間町)の建設差し止めを求める訴訟を起こしている函館市の工藤寿樹市長と意見を交わした
函館市の一部は大間原発から30キロ圏にあり、福島第一原発事故後に避難計画の策定が義務づけられた。一方、工藤市長は原発の稼働に当たって函館市には同意権がないことを問題視し、提訴の理由としている。
小泉氏は「函館から意見を聞かない。しかし、避難計画を作るという法律がある。矛盾している」と函館市の姿勢を支持した
原発事故後に工事がいったん中断していた大間原発について、工藤市長は「完成して稼働すれば、これからもドンドン新しい原発をつくっていくことにつながる」と指摘した。(朝日)

●「原発ゼロ」を掲げて活動する小泉純一郎、細川護熙両元首相が29日、函館市役所を訪れ、国などを相手取り電源開発大間原発(青森県大間町)の建設差し止め訴訟を起こしている工藤寿樹市長と会談した。
函館が大間原発から最短23キロの距離にあり、避難計画策定を義務付けられていながら建設同意権がないなどの説明を受け、小泉氏は「函館が反対するのは当然だと感じた。市民の意向が通るように頑張らないといけない」と述べた
訪問は両元首相が設立した一般社団法人自然エネルギー推進会議(東京)の活動の一環で、会議の賛同人で市の訴訟代理人を務める河合弘之弁護士も同行。河合氏によると訪問は工藤市長の激励が目的という。
会談は非公開で約20分間。工藤市長は大間原発で事故が起きても函館は地形的に避難経路が限られるなどの問題点を説明。会談後、小泉、細川両氏は市役所の上層階から、津軽海峡の対岸で建設中の大間原発を見て距離の近さを確認した。(北海道新聞)

●復興庁は27日、東京電力福島第一原発事故で全住民が避難している富岡、大熊両町の住民に対する意向調査の結果を発表した。「災害公営住宅に入居を希望しない」としたのは富岡で62・4%、大熊で68・4%だった。
同庁によると、入居を希望しない世帯主の多くが一戸建ての持ち家に住みたいと希望した。
災害公営住宅の「入居が決定している」や「入居申し込み中」「入居を申し込みたい」を合わせた回答は富岡で16・6%、大熊で14・0%。「現時点では判断できない」は富岡で16・9%、大熊で14・7%だった。
避難指示解除後の帰還の意向で「戻りたいと考えている」は富岡で13・9%、大熊で11・4%だった。昨年の前回調査に比べ富岡が2・0ポイント増え、大熊は1・9ポイント減った。
調査は復興庁と県、両町が共同で、8月3日から同17日まで行った。富岡は全7076世帯の世帯主を対象に実施。3635世帯から回答があり、回収率は51・4%だった。大熊は全5331世帯の世帯主が対象で、2667世帯から回答があり、回収率は50・0%だった。(福島民報)

●東京電力福島第1原発事故で発生した指定廃棄物の最終処分場建設問題で、宮城県内候補地の一つ、加美町と環境省の意見交換会が29日、仙台市であった。候補地の田代岳について町が処分場建設に適さない理由を主張したのに対し、環境省は候補地選定の正当性を説明して反論。議論は平行線のまま終わった。
町から猪股洋文町長と大槻憲四郎東北大名誉教授(地質学)、環境省から井上信治副大臣と指定廃棄物処分等有識者会議委員の谷和夫東京海洋大教授(地盤工学)らが出席した。
大槻教授は選定基準には国有地であることや自然環境への配慮など、地盤の安全性に無関係な項目が多いと指摘。「不適切な基準で選んだ候補地を調べても無意味で、住民が嫌がるのは当然。一番大切なのは安全性だ」と強調した。
環境省の鎌形浩史大臣官房廃棄物・リサイクル対策部長が「選定はさまざまな観点で行う必要がある。国が責任を持って早く処理を進めるには、用地確保など安全性だけでなく行政上の事情も考えなくてはならない」と理解を求めた。
井上副大臣は取材に「見解の相違は仕方ないが、丁寧に意見をやりとりしながら取り組みたい」と語った。町が求める候補地の白紙撤回については「有識者会議や市町村長会議の議論を尊重したい。より精査するためにも詳細調査をやらせてほしい」と求めた。
猪股町長は「科学的視点を欠く候補地選定だったとあらためて感じた。田代岳が処分場建設に不適地であることを訴えながら、現地調査の断固拒否を貫く」と断言した。
環境省は29日、意見交換会終了後に加美町田代岳で現地調査を試みた。これまでと同様に住民約160人の抗議を受け、作業着手を見送った。30日も現地入りを試みる予定。(河北新報)

宮城県白石市は29日、東京電力福島第1原発事故の放射性物質を含む牧草を福島県で被ばくした牛を飼う「希望の牧場・ふくしま」(浪江町、南相馬市)に運ぶ事業を始めた。市側は大量の汚染牧草を保管する畜産農家の負担を取り除き、牧場側も常に不足する飼料を確保できる利点がある。
白石市内の畜産農家には、国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超え、飼料として使えない牧草ロールが約1100個(1個300〜500キロ)ある。保管の長期化でラッピングの損傷が激しいため、廃棄物保管専用袋に詰め替え、大型トラックで約70キロ離れた希望の牧場に運搬する。11月中に終える予定で、事業費は約1400万円。
市は当初、牧草ロールを3カ所の仮置き場に集約する事業を計画し、9月定例議会で関連予算が成立した。一方、希望の牧場から牧草の提供を求められた農家の情報を得て、牧場と協議して方針を変更した
仙南で広域処理するめどが立たない上、仮置き場に保管していずれ焼却するとしても費用がさらに膨らむ背景もある。市幹部は「われわれは困っている畜産農家の代弁者。互いの課題も一気に解決できる」と説明する。
希望の牧場で飼育されている牛は300頭以上。食用出荷はできないため、募金や書籍販売の収益で餌代などを賄っている。一般市民に原発事故のありさまを伝えるとともに、大学の研究者も調査に訪れる。
代表の吉沢正巳さん(61)は「国の方針とは合わないかもしれないが、合理的な処理方法だ」と指摘。「被ばくしたからと言って命を粗末に扱い、見捨ててはいけない。原発事故の生きた証しとして、寿命まで世話したい」と話し、他にも協力を呼び掛ける。(河北新報)

楢葉町の除染事業に青森県の建設業者が労働者を違法に派遣した事件で、2次下請けから3次下請けに渡った一人1万7千円の賃金(日当)のうち、作業員に支払われた日当は最も少ない人が7千円で、1万円も中間搾取(中抜き)されていた。30日までのむつ労基署(青森県)の調べで分かった。作業員不足に伴う多重下請け構造の中で中抜きが横行している実態が明らかになり、福島労働局は再発防止策を強化する。
この事件では、青森県警が労働者派遣法違反や職業安定法違反の疑いで3〜6次の下請け業者8人を逮捕し、むつ労基署が労働基準法違反の疑いで3〜5次の下請け業者4人を書類送検した。
むつ労基署によると、2次下請けから3次下請けには作業員一人分の日当として1万7千円が支払われたが、各下請け業者が中抜きし、派遣された作業員が受け取った日当は7千〜9千円だった。
2次下請けから3次下請けへの支払いには、日当に上乗せされて支給される除染手当1万円が含まれていなかった。一方で作業員の日当は除染手当にも満たない額となっている。書類送検された4人が中抜きした総額は322万6千円に上っている。
県内では除染事業への違法派遣が相次いで摘発され、問題となっている。背景には作業員不足がある。福島県警の捜査関係者は「全国から作業員をかき集めるため、無数の業者が介在する多重下請け構造が生まれ、悪質業者が入り込む隙ができている」と指摘する。
労働者派遣法は建設業務への労働者派遣を禁止している。職業安定法は、自社と雇用関係にない派遣労働者を別会社に再派遣し、その会社の指揮命令下で働かせる「二重派遣」を禁止している。労働基準法は、二重派遣した労働者の賃金の一部を中抜きして利益を得ることを禁じている。
■福島労働局元請け指導強化へ
除染業者の違法派遣などを防ぐため福島労働局は元請けに対する指導を強化する。
11月9日には福島市に国発注除染事業の元請け全社を集め、あらためて下請け作業員の労働条件の改善、下請けの請負契約の適正化などを要請する。賃金の支払いに問題がないかなどを確認するリストも配布し、業者の自主的な取り組みを促す。
除染作業現場への抜き打ちパトロールや県内9労基署に設けている相談窓口のPRにも努める。賃金不払いなどに関する労働者からの相談が雇用問題を表面化させるケースがあるため、福島労働局監督課は「作業員の声を業者の指導に生かしたい」としている。(福島民報)




(第6211回)
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