高島平団地が築38年、常盤平団地は50年の今日的意味

April 22 [Thu], 2010, 14:10
民放のテレビで、高島平団地が築38年を迎え、住民の高齢化率は30数%に達していることを紹介していました。20年ほど前に入居されたという元都庁職員で70代半ばの女性は夫に先立たれ、最近は切れた電球の交換もままならならず、地域の75歳になる男性が電球交換のお手伝いをされていたが、建物にはひび割れが走っている。水周りもひどそうでしたね。
38年前には団地自体がまるでピカピカの未来社会の趣で、小学校などの建て増しも続々行われるなど誠に活気溢れる様子だったのですが・・・・。

松戸市にある、近くの常盤平団地はもう築50年です。
いま地域を歩くと、「祝・50周年」という横断幕が各所に張りだされています。ここでいう「祝」とは、どのような意味なのか・・・ちょっと考えてもわかりにくいものがあるのですが、この常盤平の団地も、50年前は高島平団地と同様に希望に溢れていたのでしょう。住宅公団も先進的な団地として力を入れていた様子が感じられましたね。
みどりの中に団地が点在しているという恵まれた環境の中に、最近塗りなおされた外壁は黄色などが見た目に明るく爽やかに見えるのですが、その内部はどうなっているか・・・高島平を超える50年なのですから想像に難くありません。
団地住民の皆さんには様々な事情もあって建替えは簡単ではなく、一棟だけが建て直されたが、それで終わったという風聞も耳にしました。
空き部屋となっている部屋も相当にあるという話も聞きました。団地内の商店街も寂しさを漂わせています。
おまけに50年前の住宅では耐震基準上の問題もあるのでしょう。このままでは大地震には耐え切れないでしょう。
常盤平団地の建物は4階建ての低層階の建物です。当然、エレベーターもありません。
商店街は寂れ買い物の場所は遠くなり、若いときは何でもなかった階段でも、買い物袋を提げた高齢者には厳しいものでしょう。

50年前は人口の増加が続き、若い夫婦に安価な住宅を提供するというのは国家的命題でありました。簡単に言えば、入れ物さえあれば歓迎された時代であったのでしょう。しかし、50年経って誰もが老人となり、その地域から若者や子どもの姿を見なくなってしまいました。空き部屋が増えているのに、一方で住宅のない路上生活者は増加を続けている。
「コンクリートから人へ」という。その意味を改めて十分に考え直さなければいけませんね。
地域に若者や子供と老人をいかに融合させるか、新しい「団地」の概念の構築が求められているのだ、と感じます。
(第290回)
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