「暴走!原発をどうする」記録編その383  

July 16 [Tue], 2013, 15:37
日本原子力発電は16日、原子力規制委員会に対し、行政不服審査法に基づく異議申し立てをした。規制委が敦賀原発2号機(福井県)の原子炉建屋直下に「活断層」があるとの判断に基づいて、保管中の核燃料の安全性評価などを命じたことを不服とした。
原発をめぐり、事業者が国の命令に異議を唱えるのは異例。規制委は今後、異議申し立てには相応の理由があるとして受け入れるか、棄却するか決める必要がある。棄却した場合や、3カ月以内に決定をしなかった場合などには、日本原電は国を相手取り、命令の取り消しを求める訴えを起こすことができる。
敦賀2号機をめぐっては、規制委が5月、原子炉建屋直下の断層は「活断層である」と判断。建屋内のプールには約1700体の核燃料が保管されているため、活断層が動いてプールの冷却水がなくなった時の核燃料や周辺への影響を調べ、7月末までに報告するよう、日本原電に命じていた。(朝日)

●原子力規制委員会は16日、原発の再稼働に向けて申請のあった電力4社の5原発10基について、新規制基準への適合を確認する安全審査の初会合を開いた。結論を出すには半年程度かかるとみられ、原発の再稼働は早くても今冬になる見通し
審査が始まったのは、北海道電力泊1〜3号機、関西電力高浜3、4号機(福井県)、大飯3、4号機(同)、四国電力伊方3号機(愛媛県)、九州電力川内1、2号機(鹿児島県)。このうち大飯3、4号機は敷地内の断層が調査中のため作業を進めないほか、泊1、2号機は北海道電力が3号機を優先するよう希望しているため後回しになる見込みだ。
再稼働するには新基準への適合を規制委が審査して合格することが前提条件となる。この日午前の会合では、九州電力の担当者が川内1、2号機について、津波への安全性を説明するなどした。
審査には、規制庁の職員らが計80人態勢であたる。三つのチームが各2〜3原発を同時並行で担当し、地震・津波が専門のチームも一つ設ける。12日に申請があった九州電力玄海3、4号機については今回の会合に準備が間に合わず、近く審査を始める。(朝日)

●原子力規制委員会は16日午前、再稼働に向けた原発の安全審査の初会合を開き、電力各社から申請内容の聞き取りを始めた。北海道電力が泊原発1〜3号機(後志管内泊村)の火山対策で最大堆積量を40センチとした火山灰の影響について、規制委側から「ほか(の原発)より多い。積雪も加えて評価する必要がある」と指摘があった。今後の審査で論点の一つとなりそうだ。
この日の審査対象は新基準施行日の8日に申請した電力4社の5原発10基。規制委の島崎邦彦委員長代理、更田豊志委員らが出席した。聞き取り終了後、北電の阪井一郎常務は会合での指摘について、「今後の審査で適切に対応していきたい」と述べた。
また、北電は最新型の泊3号機の審査を1、2号機より優先するよう要望した。
午前はこのほか、九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)を審査した。審査は半年程度かかるとされ、今後三つの審査チームが原発ごとに詳細な書類点検などを行う。(北海道新聞)

●四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)の安全性を審査するために愛媛県が作った委員会の専門部会の委員8人のうち2人が2009〜12年度、電力会社や核燃料会社など原発関係の企業・団体から計280万円の寄付を受けていた。朝日新聞の調べでわかった。
伊方3号機の再稼働の可否を調べる原子力規制委員会の審査は16日に始まり、県は17日、再稼働の是非の検討を進めるため、専門部会を開く。
部会は「伊方原子力発電所環境安全管理委員会・原子力安全専門部会」(部会長=浜本研・愛媛大名誉教授)。伊方1号機営業運転開始前年の1976年に発足。伊方原発の安全性などについて評価・検討し、知事に意見を述べることになっている。(朝日)

●青森県むつ市で建設中の使用済み核燃料中間貯蔵施設を誘致した杉山粛(まさし)・むつ市長(当時、2007年死去)を支援するため、西松建設が03〜04年、市長側に子会社の資金で計1億円を融資したことが、関係者証言と西松建設の内部資料で分かった。西松側は東京電力に相談してから融資したという。融資金のうち7千万円は回収不能になった。用地買収の裏工作疑惑に続き、原発関連施設をめぐる不明朗な資金が判明した。
東電などが事業主体の中間貯蔵施設は、03年6月に杉山市長が誘致を表明した。ところが当時、杉山市長の親族企業の機械製造会社「まさご」(むつ市)が経営不振に陥った。自身が代表取締役を務めたこともあったため、市長はまさごの借金で1億円以上を個人保証していた。破綻(はたん)すれば市長の進退問題に発展する恐れがあったという。市長の周辺関係者は「市長が辞めると、中間貯蔵施設の実現が危うくなる。資金面で支える必要があった」と話す。
市長関係者によると、まさごの経営が悪化し、市長はおじの建設会社社長に資金援助を要請。朝日新聞が入手した西松建設の内部資料によれば、西松建設東北支店がこの社長から相談され、西松の子会社が03年7月と04年11月に各5千万円ずつ計1億円を社長個人に融資した。この融資金がまさごの資金繰りなどに充てられたが、うち7千万円が回収不能となり、損失処理されたという。(朝日)

●16日午後11時9分ごろ、道東を中心に地震があり、根室市と釧路管内浜中町で震度4を観測した。札幌管区気象台によると、震源地は根室半島南東沖で、震源の深さは約50キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は5・1と推定される。道などによると17日午前1時現在、けが人や建物の被害の情報は入っていないという。(北海道新聞)

東京電力の広瀬直己社長は17日午前、柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県柏崎市、刈羽村)が立地する刈羽村の議会を訪れ、原発再稼働の前提となる原子力規制委員会への安全審査の申請方針について説明した。同日午後には柏崎市議会も訪れる。
両議会では、放射性物質を低減して格納容器の圧力を外部に逃がす「フィルター付きベント」の設置など、同原発の安全対策を説明し、理解を求める。
今月5日にも広瀬社長は新潟県を訪問し、泉田裕彦知事、会田洋柏崎市長、品田宏夫刈羽村長の3人の地元首長と会談。泉田知事は安全審査の申請方針に強く反発し、物別れに終わった。 (時事通信)

●東京電力の広瀬直己社長は17日、柏崎刈羽原発が立地する新潟県刈羽村と柏崎市の議会を相次いで訪問し、災害に備える原発の安全対策について説明した上で、同原発6、7号機の再稼働の前提となる安全審査を原子力規制委員会に申請する方針に理解を求めた。両議会では、原発の再稼働に反対する意見と並んで、早期申請を容認する意見も出された
広瀬社長は同日夕、柏崎市議会での説明後、「取り組みが(原発の新規制基準に)合っているか、足りないところはないか早くチェックしていただきたい」と記者団に述べ、早期申請への意欲を改めて示した。ただ、泉田裕彦新潟県知事の理解を得られていないことを念頭に、具体的な申請時期への言及は避けた。
広瀬社長はまた、泉田知事と再び会談する可能性について「(地元)調整の過程も踏まないといけない。とにかくお会いして、もう一回お話をさせていただきたい」と語った。再会談のめどは立っておらず、泉田知事は22日まで海外出張中のため、再会談は早くても同日以降となる。 (時事通信)

国の原子力委員会(近藤駿介委員長)は17日、2014年度の原子力関係予算について、引き続き東京電力福島第1原発事故への対応を最重要課題に挙げ、汚染水など新たな異常が起きないよう対策を進めるべきだとする基本方針を決めた
国と東電には「廃炉の成功の鍵を握っているのは作業員の働きだ」として、作業の安全確保を強く求めた。
政府が原発の再稼働を進める方針を打ち出したことを受け、電力会社は原発の新規制基準への適合だけではなく、福島事故の根本的な原因を深く認識した対策を確実に実施し、国民の信頼を得ることが必須だとした。(共同)

原子力規制委員会(田中俊一委員長)の調査団は17日、運転停止中の日本原子力研究開発機構の高速増殖炉もんじゅ(福井県)の直下にある断層の活動性を確認するため現地調査を始めた。18日までの日程。
調査団は団長役の島崎邦彦委員長代理と、関係学会から推薦を受けた専門家の計5人。このうち、宮内崇裕千葉大教授は今回の調査には参加せず、別の日に単独で現地に入る。
もんじゅ原子炉直下には八つの小断層がある。敷地の西約500メートルにある活断層「白木―丹生断層」とともに、小断層がずれ動く危険があるかどうかが焦点。
(共同通信)

(第3069回) (写真はクリックしてご覧ください)
経産省前。脱原発テント小屋




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