世相探訪その368  東電原発事故の責任を問うはずの東京地裁判決について、れいわ新選組の山本代表が『談話』を公表。山本代表の談話で気が付いたが、自民党・公明党が何も言っていないのは、いわば東電側ですから当然としても、他の野党各党も何も言っている様子がないのは誠に不思議。野党4党は原発ゼロ法案を出しているのだから、この不当な東京地裁判決について見解を明らかにすべきではなかったか。 

September 22 [Sun], 2019, 5:53





2019.9.20 山本太郎 代表談話「東電原発事故経営陣刑事裁判の判決について」

れいわ新選組
代表・山本太郎
○昨日午後、東京地裁において、2011年3月11日に発生した東電原発事故について、東京電力旧経営陣の刑事責任を問う、強制起訴裁判の判決が出ました。結果は、勝俣元会長を始めとする被告3名全員が無罪という極めて不当な判決と考えます

これまで、すでに全国各地で、東電に対して原発事故の避難者によって民事訴訟が約30件提起され、すでに12件の一審判決が出ている中で、いずれも東電に対しては賠償を認める判決が出ていることを考えれば、ありえない判決といえます
○今回の裁判の争点になったのは、東電が大地震による巨大津波が引き起こす原発事故を予測し得たかでした。
審理の中では、指定弁護士(検察官)から、2002年の巨大地震の長期評価や、08年の東電による巨大地震時に福島第一で15.7メートルの津波が想定されるという試算の存在が指摘されました。そのような予測や試算があった以上、公共インフラである発電所を運営する電力会社の経営陣は、当然、最悪の事故被害を予測し、対策を講じておくべきでした。
08年当時の内部資料では、東電の子会社の「東電設計」が具体的にCG(コンピュータグラフィックス)にまでする形で、その津波による建屋の水没がシミュレーションされて、「津波対策は不可避」と指摘されていたことも明らかになっています。これらの事実を考えれば、当然、経営陣の責任は重大だったという結論以外ありえないはずです。
報道によると、判決では「津波が来る可能性を指摘する意見があることは認識していて、予測できる可能性がまったくなかったとは言いがたい」とする一方で、「原発の運転を停止する義務を課すほど巨大な津波が来ると予測できる可能性があったとは認められない」としているそうです。しかし、認識していたのならば、最悪の事態を想定した投資または運転の停止を指示することこそが危機管理であり、それを行わないのは、「業務上の過失」ではないのでしょうか
○今回、承服しかねる判決となりましたが、
・区域外避難者も含めた、事故により生活が一変した人々への補償・賠償。
・甲状腺がんをはじめとする疾病への支援。
・長期のがん検診を含む無料の健康診断の広域化。
など問題は山積みです。
廃炉作業、トリチウム以外の核種も依然含まれている汚染処理水の問題など、果たすべき安全対策を怠り、過酷事故を引き起こした事業者である東電と、国の果たすべき責任が軽減されるものではなく、未来永劫その責任を果たす努力を尽くすのが当然と考えます

◯巨大地震大国である日本では、今後、南海トラフ地震などの巨大地震が、いずれ必ず起きる、と言われています。その際、原発が稼働していた場合、原発は安全を保てるのか? 稼働していなかったとしても、電源喪失した場合、安全を保てるのか?
それら答え合わせは大地震の後になります。
つまり、その大バクチに負けた際の費用負担は皆さんの税金からです。東電原発事故で明らかになったように、事故が起これば、国土を半永久的に汚染し、そこに住んでいた人々の生業は奪われ、補償賠償は早期に打ち切り、被害者は泣き寝入り、誰も責任など取らず逃げ切り。
これらは、すでに現実が証明しています。
すべては既得権者への忖度のために、
ひとたび過酷事故が起こっても、無責任極まりない振る舞いがまかり通る原子力。
これらを打破していかなくては、
この国に生きる人々の生命財産など守ることはできません。

◯2018年3月に、私が共同代表をつとめていた自由党を含む当時の野党4党は「原発ゼロ基本法案」を共同提出し、基本理念として、すべての原子力発電所を速やかに停止、廃止することを提案。この法案は与党の抵抗によって審議されないままです。
◯地震大国日本ではふさわしくない原発からは撤退していくとともに、国が積極的投資を行い、日本の廃炉技術を世界最先端に育て上げ、世界に「原発ゼロ」を輸出できる国造り(「廃炉ニューディール」)を推進していくべきです。再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大していくとともに、現時点では主力に天然ガス火力を活用していくのが「れいわ新選組」が提唱する、日本のエネルギー戦略です。


素敵な学び舎も汚染し、いまや・・・廃校の墓標

積まれた汚染物質
 
それが・・・いまや誰もいない街になった。


(第11008回)
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KAZZ  さん、こんにちは。
ありがとうございます。

そう思っていただけるなら
有難いし
励みになります。

これからも
よろしくお願いいたします。
September 23 [Mon], 2019, 7:16
原発反対  さん、こんにちは。
ありがとうございます。

既成の野党に
本気で政権取りに行く気があるのか・・・・
心配ですね。
それは
日頃、多少付き合いのある議員の言動をみても
懸念はあります。
議員であること自体に満足しているように感じます。

れいわの山本太郎さんが
急速に支持を集めたのは
その裏返しの問題でしょう。
自分の議席を確保するだけだったら
まことに容易だったのに
彼は、そうはしませんでしたね。
彼が何を目指しているかを
実にハッキリと国民の目に見せてくれました。
誰も疑問をさしはさむ余地は全くありませんね。

それに彼の話は
非常に理解しやすい。
何かウラがあるのではと勘繰る必要がない。
話自体が具体的だし・・・
腹にストンと落ちます。

北海道から
既に遊説も始めていますね。
動画をみましたが
この動画もよく視聴されているちょうです。
一昨日の釧路での活動でしたが
見始めたときが11000だったのが
見終わったときには13000になっていました。

釧路での聴衆は
随分広範囲の皆さんがきておられたようです。
車で2時間、3時間を費やして
訪れているのです。
何日かすると
その地元に行くことを知っているが
その日は都合が悪いので
わざわざ遠方からやってきたというのです。

これは本物ですね。
自分たちに寄り添ってくれる
本気の人を見つけたという思いのせいなのでしょう。
September 23 [Mon], 2019, 7:13
原発反対さん
そうでしたかー、勉強になるなココは。
September 22 [Sun], 2019, 16:05
原発反対
国民民主党の議員のうち半数近くは原発推進派か若しくは電力労連の支援を受けているから判決を批判するのは無理な話ですね。基本政策が一致しない者が一緒になっても所詮無理‼また分裂か選挙で負けていつまでも政権を奪うことは出来ませんね。小西ひろゆきなんか野党議員で政権を取ろうなんて思っている議員は殆どいないと言っちゃったから国民は馬鹿ではないしよく見ているから2度と民主系に政権は渡さないと思っている人が殆どですよ。
September 22 [Sun], 2019, 7:45
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